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HCJB日本語放送の 『関東地区リスナーの集い』 は,9月16日午後1時半から
東京淀橋教会において開催され,一時帰国中の尾崎一夫さんを初め,ゲストと
リスナーなど約20名が出席した。

冒頭,尾崎さんが 『遠くの声に耳を澄ませて』 (宮下奈都著,新潮文庫) を紹介
し,続いて,ゲストの長岡絵利子さんが,そこに収められている 『アンデスの声』
と題するエッセィを朗読した。

長岡さんは,尾崎さんの住む米アリゾナ州ツーソンの日本人教会で活躍する傍ら,
HCJB日本語放送の番組制作にも協力している方で,彼女の明快で感情豊かな
朗読は,劇場の舞台で聴いているかのような錯覚さえ覚える。HCJB日本語放送
のライブ放送をスタジオで聴いているようにも想われた。

長岡さんの朗読を受けて,尾崎さんが "Book Japan" のウェブサイトに掲載されて
いる 『遠くの声に耳を澄ませて』 の著者である宮下奈都さんへのインタビューの
中から,著者が語る 『アンデスの声』 に関するエピソードの一部を紹介した。
"Book Japan" のサイトは次のとおり。
http://bookjapan.jp/interview/090520/note090520.html

続いて,尾崎さんの紹介を受けて,特別ゲストのラファエル・ティンティンさんが,
南米エクアドルの 『アンデスの声』 での日々を振り返り,その想い出を語った。
ラファエルさんは,1990年代後半に7年間ほど,『アンデスの声』 で番組制作に
参画し,優しい,そして上品な日本語で多くのリスナーを魅了した。

尾崎さんから 『一番苦労したことは何ですか?』 と質問されると,『ニュース原稿を
作るのが大変だったけれども,尾崎先生ご夫妻が優しく添削指導してくださったの
で,苦労は全くなかった』 と答えた。

恒例のリスナー・インタビューに入ると,出席者が各人の過去1年間のBCLライフを
語った。この模様は,尾崎さんが米アリゾナ州に戻ってから,今年10月以降に順次
放送される予定である。

リスナー・インタビューが進むと,やがて尾崎さんが一人の女性に親しく語りかけた。
出席者が 『えっ!』 と思ったのを察したかのように,尾崎さんは 『アンデスの声で,
お便りの返信業務を担当し,番組制作にも協力していただいた,いずみともこ さん
です』 と紹介した。

ともこさんは,この日の午前,淀橋教会で行なわれた日曜礼拝に出席したところ,
午後からHCJBリスナーの集いがあることを知り,出席したという。エクアドルでの
『アンデスの声』 時代の想い出話を懐かしそうに披露した。

彼女は,『今週のハイライト』 などを制作した他,受信報告には丁寧に返信してくれた
ので,彼女のことを覚えているリスナーも多いと思う。

淀橋教会からは,峯野龍弘先生が業務の合間を縫ってミーティングにお出でになり,
リスナーがHCJBの放送を熱心に聴いていることに対して,感謝の意を表された。
また,多忙な本来業務の他に,HCJB日本事務所を預かり,受信報告の返信業務
などを担当してくださっている,新川代利子先生と中村恵先生も出席された。

追って,日本短波クラブの大武逞伯さんから,出席者の集合写真をご提供いただき
ましたので,本記事に掲載いたします。ご厚意に感謝いたします。