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グダンスク中央駅に到着したのはお昼前で、ホテルの通常チェックインの開始
時刻前であった。
駅の地下には荷物預り所があり、地上にはコインロッカーもあったが、先ずは
ホテルに行って、チェックイン開始までの間、ホテルで預かってもらう方が
荷物は安全だろうと思われた。

ホテルの受付に行くと、「荷物は預かることもできるが、追加料金を払えば、直ぐ
に部屋に入ることもできるよ」と言う。60ヅオチ(約1800円)を支払って、
チェックインを済ませた。部屋に入ることが出来れば、スーツケースとリュック
サックの中身を整理して身軽になれるし、パソコンや短波ラジオなどの「貴重品」
も安全が確保できる。

ホテルは4階建の低層の建物で、横長の造りになっている。われわれの部屋は
2階で、大通りや中央駅の駅舎が見えるストリートビューの部屋ではなく、
その反対側を望む部屋だったが、隣接する4階建のアパートが「コ」の字型に
建っていて、中庭の緑がきれいに見える良い部屋だった。カーテンを開けると、
アパートの住人たちの日常生活の一端を垣間見ることができた。

このホテルには5日間ほど滞在したが、窓からは、早朝から足早に颯爽と出勤
する若い女性、中庭のベンチに座り、ゆっくりと時間を過ごす老人、待たせて
あったタクシーにスーツケースを持って乗り込む会社員風の男性など、様々な
人生模様が見え、ポーランドの人々の行動を観察しているだけで楽しくなる。

(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l