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クラクフの西、約50kmのところに、アウシュヴィッツ博物館がある。
博物館では、大きな荷物を持って入場することが禁止されている。A4判以下の
大きさのバッグに収めることが必要である。パスポートと財布、ノート、カメラ
だけを入れたバッグを持って、ホテルを出発した。

市内から博物館までのバスは頻繁に運行されているが、満員になることが多いと
聞いていたので、われわれは予め11時10分発のバスを予約した。
40~50人の乗客を乗せて、バスは定刻に、クラクフ中央駅のバスターミナルを
出発した。これから、1時間半ほどの車窓見学である。前から2番目の席に座ること
が出来たので、前方に、どこまでも続く高速道路を、左右には、緑濃い森を見ること
が出来る。分離帯には「カモシカ」に注意するよう促す標識がある。この地域では、
豊かな自然が未だ残っている。

乗客の全員がアウシュヴィッツに行くのだろうと思っていたが、実際はそうではなく、
地元で暮らす人たちが、途中の停留所で、ぽつりぽつりと降りていき、終点まで乗って
いた客は10人ほどだった。

バスは、12時半過ぎにアウシュヴィッツ博物館の停留所に到着した。
バス停の表示板で、クラクフに戻るバスの出発時刻を確認して、博物館に向かった。

われわれの入場時間は午後2時となっているので、それまでに昼食を済ませることに
した。カフェテリアで、スープとサラダ、パンを買ったが、夫婦二人だけでは食べ切れ
ないほどのボリュームである。

(「ポーランド旅行記」一覧)
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