(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2011年11月

『モンゴルの声』 日本語課に,男女の新人アナウンサーが入局した模様である。

同局からいただいた,本年の年賀状には,金井伸子さん,S.ボルガンさん,
T.ウンダリアさん,S.ノミンチメグさんの4人のサインがあったが,実際には
多くの番組はボルガンさんが担当してきたように思われる。

しかし,11月21日放送のニュースは若い女性アナウンサーが担当し,29日
のニュースと日替わり番組は若い男性アナウンサーが担当した。
お二人とも,これまで聴いたことのない声ゆえ,新人アナと思われるが,残念
ながら,受信状態が芳しくなく,名前は聴き取ることができなかった。
受信状態が改善されることを願いつつ,今後の放送に注目したい。

同局の日本語番組は,午後6時から12085kHzで放送されている。
又,午前零時からは9665kHzとアナウンスされながら,12015kHzで放送
されていた時期もあるが,当地で聴く限り,現時点では,どちらの周波数でも
受信できていない。

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/MYBLOG/yblog.html?m=l&sv=%A5%E2%A5%F3%A5%B4%A5%EB%A4%CE%C0%BC&sk=0

NHKオンラインショップでは,『2012年NHKワールドカレンダー』 を販売している。
カレンダー用写真コンテストの入賞作品の中から,日本各地の四季折々の風物や
人々の生活等を写したもので構成されていると言う。
http://shop.nhk-sc.or.jp/shop/g/gG50040003/

又,NHKワールドのウェブサイトでは,この 『2012年NHKワールドカレンダー』 の
写真を,パソコンの壁紙としてお使いくださいと案内している。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/japanese/info/wallpaper/index.html

※ その昔,NHKラジオジャパンは,リスナーにカレンダーをプレゼントしていたこと
  もあったが,今は懐かしい想い出となってしまった。
  http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/17241661.html

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これは,東京都江東区の 『レインボータウンFM』 のベリカードである。

2005年夏,江戸川区臨海町にある病院の人間ドックで健康診断を
受けた時,アルコール厳禁の夜長に,SONYのカードラジオで同局を
受信した。

ベリカードの裏面は,受信日時,周波数,受信地,受信機,アンテナ,
受信状態,番組内容が記載されている。

同局のウェブサイトは,次のとおり。
http://www.792fm.com/

( FM局ベリ : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1043966.html?m=l

『ロシアの声』 日本語放送は,11月26日放送の 『お便りスパシーバ』 で
リスナーの質問に応え,『最近聴き始めたリスナーも多いと思うので・・・』 と
前置きして,同局の現状について,次のように解り易く紹介した。

『ロシアの声』 は,ロシア国営のラジオ局です。
1929年10月29日から海外放送を開始しました。

ラジオ局は,国際社会に対し,ロシアの生活や世界情勢に対するロシアの
見方などを紹介する他,ロシア文化,そして,ロシア語の普及を目的として
います。

『ロシアの声』 は,ロシアで最も伝統のあるラジオ放送局です。
世界160ヵ国に向け,38の言語で,短波放送,中波放送,そして,FM,
衛星放送,携帯ネットワークを通じて,放送をお届けしています。
また,インターネット上では,33の言語で情報を伝えています。

『ロシアの声』 は世界の,5大国際ラジオ局の一つであり,1億900万人の
リスナーを持っています。
国外,海外向けの放送では,質の高さを追求するために,翻訳者,並びに
アナウンサーは,なるべく,その言語を母国語とする人たちが務めております。

それは,日本語も同じです。日本語の場合,漢字,ひらがな,カタカナ,全部
混ざったりするので,やはり,アナウンサーは仲々難しいんですけれども。

又,私たちが,放送でお伝えしている内容は,ロシア人記者が作成している
ものです。彼らが,主なニュースや,ラジオジャーナルに出て来る,コメント
などを制作して,それを各課がですね,その言語に,ヒンドゥー語であったり,
フランス語であったり,アラビア語であったり,様々ですけれども,その言語に
翻訳して,皆さんにお伝えしております。

その他,それぞれの課には,その国に関連したニュースの他に,リポートや
見解などを執筆する,まあ,『評論員』 と言いますか,その課担当の,例えば,
ウチの課でも,フロニーさんとか,サーキャンさんとか,書いたりしますね。

まぁ,各課には,その言語,その国の言語に堪能なロシア人スタッフがおります。
それは,ご存じたとと思いますけれどもね。きょう担当の,放送進行係のアーラ
さんも,大変日本語がお上手です。

日本語課では,日本人アナウンサーが記者として活動することもあります。
まぁ,インタービューを録りに行ったりするということもあったり,『さぁ,行こう!
プロジェクト』 と言いますか,『それ行け!山上・後閑コンビ』 がおりましたね。

なお,『ロシアの声』 は,外国に住んでいるリスナーの皆さんに向けて,放送して
います。私たちのラジオ局の,主な課題は外国へ向けた放送です。
ですけれども,最近インターネットサイトにも力を入れており,ネットに接続できる
環境であれば,世界中どこでも,サイトにアクセスしてニュースを読むことができる
他,ラジオ放送を聴くことができるようになっています。

そう言うわけで,モスクワの情報に関しては,モスクワ在住の日本人の方がね,
結構聞いてね,展覧会とか,いろんな話題をキャッチして,その後に,そこに
出掛けて行かれると言う方も,いらっしゃるようです。

『ロシアの声』 日本語放送の 『お便りスパシーバ』 は,チーフ・アナウンサーの
日向寺康雄さんを始めとする,日本人スタッフの軽妙洒脱な語りに魅力を感じて
聴いているファンが多い。

11月26に放送された同番組は,編集や技術スタッフの紹介に続き,日向寺
康雄アナと真野佳名子アナの,次のような掛け合いでスタートした。(敬称略)

  日向寺 : スタジオにおります日本人アナウンサーですけれども,先週に続き
        まして,このコンビでございます。
  真 野 : はい,真野佳名子。
  日向寺 : 日向寺康雄。
        一部のリスナーからは 『雪乃家康雄,佳名子』 という名前,どうか
        なぁという話がありましたけれども・・・。(笑)
  真 野 : 芸名 ?(笑)
  日向寺 : はい。もし皆さんの方で,このコンビの芸名を募集中でありますので,
        何かありましたら,どうか,よろしくお願いたします。

そして,番組の最後は,次のようなやり取りで締め括った。
  日向寺 : 楽しくお届けして参りました 『お便りスパシーバ』,きょうは 『雪乃家
       康雄,佳名子』 がお送りしましたけれども,このコンビにつきましては,
       皆さんの命名をお待ちしております。
       それ以外に,番組に対するご意見ご感想,これが先ず,大事です
       けどね。(笑)
       『白銀亭康雄,佳名子』,これも良いですね。(笑)
  真 野 : 私,一緒になりたくない,そこには~。(笑)

この番組は,次のサイトで聴くことができる。
http://japanese.ruvr.ru/jap_schedule/

※ 番組の中では,字の書き方が説明されなかったので,当ブログでは当面,
  『ゆきのや』 は 『雪乃家』,『はくぎんてい』 は 『白銀亭』 として書いてみる
  こととした。

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これは,『Inter FM』 のベリカードである。

同局の放送開始は1996年4月であり,外国語による放送が
開始されたと言うことで,珍しさも手伝い,比較的早い時期に
受信報告を送ったと記憶している。

残念ながら,受信記録が散逸して,カードにも記載がないので,
受信データは確認できない。

同局のウェブサイトは,次のとおり。
http://www.interfm.co.jp/

( FM局ベリ : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1043966.html?m=l

日本で民間放送が産声を上げて,今年で60年を迎えた。
11月1日,『民間放送60周年記念全国大会』 が東京国際フォーラムで開催され,
大会式典をはじめ,2つのシンポジウム,記念講演,企画展示など多彩な行事が
行われた。
http://www.nab.or.jp/index.php?2011%C7%AF11%B7%EE01%C6%FC%A1%A2%CC%B1%B4%D6%CA%FC%C1%F7%A3%B6%A3%B0%BC%FE%C7%AF%B5%AD%C7%B0%C1%B4%B9%F1%C2%E7%B2%F1%A4%F2%B3%AB%BA%C5

これに関連して,『しんぶん赤旗』 は11月27日付紙面に,法政大学教授の須藤
春夫さんの 『民放60年の節目ですが・・・』 と題するコラムを掲載したので,抜粋
して紹介する。

  式典あいさつで広瀬道貞会長は,民放の歩んだ歴史を民主主義と人権思想
  の成熟に寄与するところがあったと自賛しました。
  しかし,他方で大きな誤報や深刻な放送事故を起こし,世間の不信や怒りを
  かってきたのも事実だと発言,祝賀ムードを打ち消す重大な問題があることを
  認めています。
  会長は,デジタル移行についても,テレビはいち早く自己変革を遂げ,高画質,
  高音質,大画面によって改めて最強のメディアであることを印象付けた,と自賛
  をしています。
  視聴者に犠牲を強いたデジタル移行が,技術的特性でしか語れないのは情け
  ない話です。デジタル移行後の民放に,どれほど内容面で誇れる番組が登場
  したでしょうか。

なお,広瀬会長のあいさつ全文は,次のサイトに掲載されている。
http://www.nab.or.jp/index.php?2011%C7%AF11%B7%EE01%C6%FC%A1%A2%CC%B1%B4%D6%CA%FC%C1%F7%A3%B6%A3%B0%BC%FE%C7%AF%B5%AD%C7%B0%C1%B4%B9%F1%C2%E7%B2%F1%A4%F2%B3%AB%BA%C5%2F%B9%AD%C0%A5%B2%F1%C4%B9%A4%A2%A4%A4%A4%B5%A4%C4

中国政府は11月24日,中国中央テレビ (CCTV) 社長に,Hu Zhanfan 氏を任命した。
新華社の報道によると,同氏は 『光明日報』 の編集長を務めており,放送事業の更なる
展開を先導するだろうとみられている。
中国政府は,CCTV,新華社,CRI における事業拡大のため,70億7000万米ドルの
予算を確保したことが報じられていた。

オランダ放送の "Media Network Weblog" および ABU (アジア太平洋放送連合) の
ウェブサイトが報じている。
M/N : http://blogs.rnw.nl/medianetwork/china-state-tv-gets-new-boss-xinhua
ABU : http://www.abu.org.my/abu/index.cfm/elementid/73427/China-s-CCTV-gets-new-boss

なお,このニュースは,一般紙であるNYタイムズが報じるなど,海外メディアも注目して
いるようだが,ネットで検索する限り,現時点では,日本のメディアは未だ報じていない
模様である。
NYタイムズ紙によれば,Hu Zhanfan 氏は中国国家ラジオ・映画・テレビ総局の副局長
を務めたことがあり,また,前任のCCTV社長 Jiao Li 氏は,2009年5月に就任した
ばかりだったという。
http://www.nytimes.com/2011/11/26/world/asia/cctv-chinas-largest-tv-network-names-hu-zhanfan-as-head.html?_r=1

( 当ブログ過去関連記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/30703257.html

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これは,『TOKYO FM』 から2008年に届いたものである。
伊豆半島東海岸の今井浜のホテルで,新島中継局の76.7MHzを
受信したものである。100W送信ながら,100km弱の海上を渡って
くる電波は強かった。
裏面には,受信日時が記入されており,本社送信所,青梅中継局,
新島中継局,八丈中継局の中の 『新島』 にチェックが入っている。

同局のウェブサイトは,次のとおり。
http://www.tfm.co.jp/

( FM局ベリ : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1043966.html?m=l

イタリアの新首相に就いたマリオ・モンティ氏は,イタリアで最高水準のビジネススクールを
持つボッコーニ大学の総長であり,前任のベルルスコーニ氏のように冗談を飛ばすタイプ
ではなく,学生時代は勉強一筋で,短波放送で外国からのニュースを聴くことに熱中して
いた,お堅いタイプである。本人は,『私は,社交的でないから…』 と語る。

米VOAのキム・エリオット氏が主宰するウェブサイトが,Radio Australia が伝えるAFPの
報道を引用して紹介している。
http://kimelli.nfshost.com/index.php?id=12444

エリオット氏は,『あぁ,彼は,イタリアの公共放送 RAI が国際短波放送を捨てた,わずか
4年後に首相となるとは・・・』 と,短波廃止を嘆き,残念がる気持ちをコメントしている。

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