(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2014年06月

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『ロシアの声』 日本語放送のリスナーの集いが6月28日夜,東京新宿のレストランで
開催された。同局の人気番組の名称を借りて 『ヤング・ウェーブ&情報エクスプレス
in Tokyo 2014 』 と銘打ったこの集いは,リスナーズクラブ 『ぺーチカ』 の会員有志の
呼びかけにより開催されたもので,首都圏だけでなく,東北や関西のリスナーも参加,
放送局側からは現役スタッフを初め,OB,OGも参加して,総勢18名の 『ロシアの声』
ファンが,台湾ビールと台湾料理を堪能しつつ,現在のラジオ受信のことだけではなく,
『ロシアの声 (=モスクワ放送)』 の楽しい想い出,貴重な体験談,現在のお仕事や
学園生活のことなど,様々な話題について披露し,語り合った。

『ロシアの声』 からは,組織再編に伴なう新しい組織で働くための諸手続きを執るため
一時帰国中の後閑理恵アナウンサーと,現在 『RUSSIA TODAY 日本語課』 東京特派員
を務める,いちのへ友里さんが出席した。さらに,かつて同局でアナウンサーを務めた
西野肇さん,山之内重美さん,安本浩祥さんも駆けつけた。
スタッフの皆さんの関連手続きは順調に進んでいるものの,なお最終段階には至って
いない模様である。

この日,業務多忙で欠席せざるを得なかったチーフ・アナウンサーの日向寺康雄さんは
『ぺーチカ』 の掲示板にメッセージを寄せ,『リスナーの集いに参加される方も,そうで
ない方も,今日28日がモスクワからのラジオ放送について楽しい事,愉快な事を共に
思い出す,素敵な一日となりますように。ラジオを通じて知り合った,あなたの事は
決して忘れない…』 と,リスナーたちに対して心温まる想いを語った。

『ロシアの声』 日本語放送は,このような状況にあって,ラジオによる放送が休止中で,
きょう現在,インターネットのみの放送となっている。この日集まったリスナーからは,
『様々な問題が解決され,一日も早くラジオの放送が再開されることを願っている。
そして,短波だけでなく,中波でも放送されることを期待している』 という声が多く聞か
れた。

また,この集まりには,われわれラジオのリスナーだけではなく,『ロシア』 という国に
強い関心を寄せる人々の参加も目立ち,劇団演出家,環境問題専門家,声楽家など
の姿もあった。

『ロシアの声』 日本語放送がラジオでの放送を再開することについては,悲観的な見方
も聞かれるところであるが,日本語課で働く日本人およびロシア人スタッフのラジオ放送
と言うものに対する熱意と使命感は極めて強く,日本に住む 『ラジオ大好き』 リスナー
の熱い想いは世界に類を見ないものと言われており,この両者のパワーは同放送局の
再編後の新しい組織においても大きな影響力をもって,明るい将来を拓くものと信じて
いる。

この日の参加者の中に,ちびっ子リスナー,否,リスナー予備軍が1人いた。
いちのへ特派員のご子息 (2歳) である。
放送の送り手であるアナウンサーのプロたちが話すことに,しっかりと聴き入っていたが,
われわれリスナーとしては,将来は放送の聴き手に育ってほしいという想いもある。
何れにせよ,彼の将来のためにも,『ロシアの声』 のラジオ放送が早期に再開されること
を願うばかりである。

『ロシアの声』 のホームページは次のとおり。
http://japanese.ruvr.ru/

リスナーズクラブ 『ぺーチカ』 のホームページは次のとおり。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/PECHIKA04-10-29/

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『東京おもちゃショー 2014』 で 『唱歌ラヂオ』 が展示された。
今年の冬に発売予定 (価格は1万円前後)。1950年代のラジオを
思わせる外観にラジオとプレイヤー機能,そしてスピーカーを内蔵
したオールインワンタイプで,日本コロムビアが提供する100曲の
音源を内蔵しているという。
IT Media のサイトで紹介している。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1406/18/news031.html

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≪ ドイツの郵便局ではDHLも ≫
海外を旅行中は,日本語放送の各ラジオ局や日本で待っている孫たちに
手紙や絵葉書を送る機会が多いので,一つの国に入ると,先ず郵便局で
その国の切手を買うことが恒例となっている。

郵便料金は,ガイドブックなどで事前に調べてはいくが,料金体系は頻繁
に改定されるので,郵便局の窓口で必ず送付先の国毎に確認して,所要
金額の切手を買うようにしている。

フランクフルトの街を歩いて,小さな郵便局を見つけた。"Deutsche Post" の
マークに並んで,"DHL" のマークも見える。DHL はドイツの国際物流会社で,
国際宅配便などで利用する人も多いと思う。『ははぁ~,ドイツも郵政民営化
だな』 と思った。帰国後,ネットで検索すると,ドイツは日本の郵政民営化を
お手本にしたという説もあるらしい。

照明の少ない局内に入ると,文房具やグリーティングカード,DHLのマーク
入りの大小の段ボールなどが陳列されており,その奥にカウンターがあり,
3つの窓口があるものの,接客しているのは若い女性と年配の男性局員の
2人だけで,4~5人のお客が並んでいる。

『日本に絵葉書を航空便で送りたいが,料金は幾らですか』 と尋ねると,
0.75ユーロだという。『手紙は幾らですか』 と訊くと,同じだという。『えっ,
それじゃ,韓国や中国,ロシア,アメリカ向けは幾らですか』 と確認すると,
『最低の基本料金は,絵葉書も手紙も,外国向けは0.75ユーロだ』 という
答えが返ってきた。

0.75ユーロの切手を20枚買ったが,実際に使ったのは10枚だけ。無駄
だったような気もするが,再び使う機会に恵まれるようにと願っている。

◆ 既掲載分
(1) ポプラ綿毛のショック http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33802174.html
(2) ルフトハンザ機のモニター画面 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33805054.html
(3) フランクフルト空港の税関 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33806654.html
(4) 空港駅の切符券売機 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33808947.html
(5) ホテルは朝食付&ビール無料 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33811087.html
(6) フランクフルトは金融の街 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33813170.html
(7) 中世の面影が残るフランクフルト http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33815014.html
(8) 銀行の社員食堂でランチ  http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33816976.html

台湾国際放送の日本語放送は27日,『お便りありがとう』 の中でリスナーの
質問に答えて,王淑卿・日本語課長と上野重樹アナウンサーが概ね次のよう
に語った。

残念なことに,今年は,東京でのリスナーの集いは開催されても,予算の関係
で,私どもの方からは,やはり,董事長 (会長) と言った職員が行かないことに
なっています。私どもは,ちょっと参加できません。
東京,大阪などで,(放送局職員の参加がなくても) 開催されるのかどうか,
知らせていただければ,大変嬉しいです。

台湾国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/

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≪ 銀行の社員食堂でランチ ≫
フランクフルトにある銀行の社員食堂で,一般人でも,美味しいランチを
食べることが出来るという。連れ合いが,出発前にガイドブックを読んだ
り,ネット検索していて,この情報を入手していた。

それは本当なのか。半信半疑で,街の中心部にある COMMERZ BANK の
タワーに向かった。高層ビルの一部2階建て部分が社員食堂で,総ガラス
張りである。レストランへの出入りは自由だが,入っては見たものの,勝手
がわからない。

スーツ姿の銀行員と思われる人たちが,エレベーターを降りて,どんどん
入ってくる。テーブル席で一人静かに食べている人,ソファの席で何人か
で打ち合わせをしながら,ワインを傾けてランチしている人など,様々で
ある。一番多いのは,4人席のテーブルでワイワイガヤガヤ世間話を
しながら食べているパーターンで,そんな昼食風景は,日本でも,ドイツ
でも同じである。

多種多様な料理が並ぶブュッフェに行ってみると,人々は自分の好みの
料理と飲み物をトレーに載せ,それを自動会計機の上に置いている。
そして,ディスプレーに表示されるメニューを見ながら,自分がとってきた
品々をタッチすると,合計金額が表示される。そして,自分のIDカードを
通せば,自動引き落としされるという仕組みのようだ。

これでは,IDカードを持っていない,われわれ旅行者は利用できない !?
近くにいた,フロア係の女性に,キャッシュで支払いが出来るかと尋ね
ると,『料理をとって,トレーを持って来れば,私が会計してあげる』 と
いう。これで安心である。

総ガラス張りのレストランは,美味しい料理を,更に美味しいものに
してくれる。テーブルに座れば,料理の見映えは一層引き立つ。
連れ合いが選択したのは,ローストチキン + シチュー + ジュース。
私が選択したのは,豚肉の塩茹で骨付き肉 + ポテト + コーラ。

このシチューは絶品である。ドイツではこの季節 (4月中旬から6月中旬)
が旬と言われるホワイトアスパラガスのクリームシチューである。ドイツ
旅行ではぜひ食したい料理のひとつで,連れ合いは大喜びである。

一方,私がとってきた骨付き肉の大きさは,厚さ3cm,長短20~10cm
というバカデカである。付け合わせは大根の甘酢漬けとシンプルなもの
だが,味は最高である。写真を撮りながら,こんな大きいものを食べ切れ
るだろうかと気になったが,結局きれいにたいらげてしまった。

しかし,日頃,塩分控えめの薄味に慣れてしまっている老体にとっては,
このブタ肉の塩加減はかなり強く感じる。もっとも,それはポテトを食べて
バランスをとるのが,ドイツ流の食べ方なのかも知れないと思った。

食後のコーヒーを飲みたいと思ったが,サーバーが見つからなかった。
レストランの入口,従って,出口の近くにコーヒーとケーキのコーナーが
あって,カウンターで飲むことが出来るようになっていた。入ってくる時
には,気がつかなかった。

もちろん,テーブル席に運んで飲むこともできたのだが,食事のトレーを
下げて帰ろうとして,出口近くに来て,初めてわかったことなので,コーヒー
は諦めて帰ることにした。

持ち帰りもできたので,コーヒーを買って,1階に下りる階段の端に座って
通りを行き交う人々の姿を眺めながら,コーヒーを飲むのも良かったかなあ
と思うが,いま悔やんでもしょうがない。

◆ 既掲載分
(1) ポプラ綿毛のショック http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33802174.html
(2) ルフトハンザ機のモニター画面 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33805054.html
(3) フランクフルト空港の税関 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33806654.html
(4) 空港駅の切符券売機 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33808947.html
(5) ホテルは朝食付&ビール無料 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33811087.html
(6) フランクフルトは金融の街 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33813170.html
(7) 中世の面影が残るフランクフルト http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33815014.html

最近,「公共放送NHK」 の在り方を巡って,様々な議論が起きている。
その中から,特に注目される論稿と市民運動の動きを紹介する。

東京大学大学院の林香里教授は,「迷路にはまったNHK : 行方の
見えない日本の 『公共サービス放送』 改革」 と題して,nippon.com
のサイトに寄稿している。
http://www.nippon.com/ja/currents/d00125/

また,レイバーネットのサイトでは,「公共放送の危機は民主主義の
危機 ~ 『どうする!公共放送の危機』 6・21 関西集会に950人」 と
題して,市民運動の動きを紹介している。
http://www.labornetjp.org/news/2014/0621hokoku

公共放送とネットの関係はどのようにあるべきか,最近,日本と
スウェーデンで話題となっている。

日本では,NHKがインターネットを活用したサービスを恒常的に
実施することを可能にする放送法が改正され,ネット時代に適応
して,放送と通信の融合が進むという。
朝日新聞が報じている。
http://www.asahi.com/articles/ASG6M5CXVG6MUCVL01M.html

一方,スウェーデンの最高行政裁判所は,パソコンやタブレット
端末,携帯電話などインターネットに接続する機器は,公共放送
の受信料徴収の対象にはならないとの判決を下したという。
AFP BBNews が報じている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3017714

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≪ 中世の面影が残るフランクフルト ≫
フランクフルトは,高層ビルが立ち並ぶ近代的な町であるが,その一方で,
中心部には中世の面影が漂う歴史的建造物が残り,まさに古さと新しさを
あわせ持つ町である。

もっとも有名な建造物は,フランクフルト大聖堂であろう。
神聖ローマ帝国皇帝の選挙,戴冠式が行われた教会で,高さ95mの塔は,
13世紀に建設され,14世紀にゴシック様式の大聖堂に改築されたという。
大聖堂の中に入ると,信者ではない,単なる旅行者と言えども,改まった
神妙な気持ちになる。

大聖堂と並んで有名なのものに,旧市庁舎がある。
この建物の2階には,神聖ローマ帝国の新皇帝の戴冠式後の祝宴が行な
われた広間があるという。
残念ながら,ここを訪問した日は,休館日に当たっていて,中に入ることは
出来なかった。

◆ 既掲載分
(1) ポプラ綿毛のショック http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33802174.html
(2) ルフトハンザ機のモニター画面 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33805054.html
(3) フランクフルト空港の税関 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33806654.html
(4) 空港駅の切符券売機 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33808947.html
(5) ホテルは朝食付&ビール無料 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33811087.html
(6) フランクフルトは金融の街 http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33813170.html

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毎日新聞社は,東京で開催中の国立故宮博物院の所蔵品の特別展
『神品至宝』 を巡り,台湾国際放送が誤った報道をしたとして,同放送
局に対して当該記事をネットから削除するよう申し入れたという。

同紙の26日付け朝刊 (東京本社版) は,この特別展の宣伝ポスター
に不適切表現があった問題に同紙が関わったと報じた 『週刊文春』 に
抗議したとする記事を掲載したが,その中で,台湾国際放送局に対する
申し入れも報じた。

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ラジオの短波放送に対して関心と興味を持つのは,洋の東西を問わないようだ。
米テネシー州ナッシュビルの公共ラジオ局 "Nashville Public Radio" のブログで,
少年時代に海外からの短波放送を聴いて楽しんでいた,スタッフの想い出話を
紹介している。
http://nashvillepublicradio.org/blog/2014/05/20/shortwave-essay-draft/

ベリカードやステッカー,グッズや資料は,遠く離れた親元の実家に眠っている
はずだという話も,最近の日本の 『BCL復活組』 から聞く話と共通している。
ラジオ少年の想い出は,万国共通である。

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