(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2015年09月

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日本郵便 (株) は,外国向けに航空便でハガキを送る場合で,通常葉書
(52円) を差し出す時に必要となる郵便料金額 (70円) との差額 (18円)
に対応した,グリーティング切手を発行する。
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2015/h271029_03_t.html
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2015/h271029_02_t.html
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2015/h271029_01_t.html

※ 18円切手は,数年前に国内の郵便料金が改定された際,海外向けに
  年賀状を送る時に使えるようにとの想いで,発行されたと記憶している。
  今年の上記 『発行予告』 では,年賀状だけでなく,『グリーティング切手』
  として年間を通して使ってもらおうと言う,日本郵便の狙いが見える。

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中国国際放送局英語部から隔月刊の情報誌 (2015年第4号) が送られてきた。
誌名は,従来の "MESSENGER" が,今号から "CHINA PLUS" に改められ,内容は
兎も角,表紙を初め各ページの編集デザインは相当に洗練されたものとなった。

編集長は巻頭言の中で,次のように記している。
  Since first being published in May 1990, MESSENGER magazine has undergone
  a number of changes, including a drastic overhaul last year. As part of the
  magazine's progress and modern look, it is only natural that we cast off the
  traditional name and embrace our new image. As the result, this is the first
  issue of CHINA PLUS, which continues to provide in-depth information in the
  same vein as previous issue of MESSENGER.

"MESSENGER" の専用サイトは次のとおりだが,引き続き,このサイトで "CHINA PLUS"
が読めるかどうかは,現時点では不明である。
http://english.cri.cn/messenger/

中国国際放送の英語サイトは次のとおり。
http://english.cri.cn/

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『トルコの声』 インターネット日本語放送は,9月のクイズを出題している。
同局の番組では,国内外のニュースからトルコの様々な話題の紹介まで,
パーソナリティの浅野涼子さんの独特のトークを楽しむことができる。
番組の相当部分は音楽で占めていて,パソコンから流れてくるトルコ音楽
はBGM代わりにもなる。

9月のクイズは,スペイン・バルセロナのサッカーチームに移籍したトルコ
の選手の名前を問うもので,答えを A,B,C の中から選ぶ三択問題と
なっている。
締切は9月末日で,正解者の中から抽選で3名にプレゼントが贈られる。

※ 『トルコの声』 インターネット日本語放送のホームページは次のとおり。
  http://www.trt.net.tr/japanese

※ クイズの解答の送り先などは,同局の Facebook で告知している。
  https://www.facebook.com/trt.japanese/posts/1646269965602408
  https://www.facebook.com/trt.japanese/photos/a.1646277122268359.1073741828.1599452746950797/1646276328935105/?type=1&theater

※ なお,同放送は,9月1日の番組の中で,受信報告書などに関連して,
  リスナーからの質問に答えて,概ね次のようにアナウンスした。
  ・ 国際返信切手券 (IRC) など,返信料は一切不要である。
  ・ 受信報告書には,受信日,受信時間,受信内容を正確に書いてほしい。
  ・ 日本語による短波放送の可能性は分らないいが,『年に一度だけでも』
   という強いリスナーの声は (放送局の上層部に) 上げていく。

最年少ノーベル賞受賞者で,人権運動家のマララ・ユスフザイさんが,
米VOAのインタビューを受けた。インタビューは,ワシントンDCにある
報道博物館 "NEWSEUM" で行なわれ,彼女は女性の人権や女性の
教育を受ける権利について語り,彼女が発言するメッセージは 『女性
のみならず,結局は男性のためにもなるのだ』 と強調した。
http://www.voanews.com/content/nobel-prize-winner-malala-talks-to-voa/2938959.html

"NEWSEUM" のホームページは次のとおり。
http://www.newseum.org/

◆ NHKは,5日放送の 『ETV特集』 で,『沈黙を破る手紙 ~戦後70年目の
  シベリア抑留~』 を放送する。京都府舞鶴市で見つかった,シベリア抑留
  の知られざる断面を物語る貴重な資料を紹介する。
  http://www.nhk.or.jp/etv21c/archive/150905.html

  元 『ロシアの声』 日本語課アナウンサーで,現在は日本の大学で教育研究
  に携わっている島田顕先生は Facebook 上で,『資料の掘り起こしには,私も
  関わりました。よかったら見てください』 と語っている。
   ( 島田先生関連の当ブログ記事 )
   http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33996407.html
   http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33983749.html
   http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/15048101.html

◆ NHKは,20年前に放送された 『NHKスペシャル 映像の世紀』 のデジタル
  リマスター版を,9月5日~27日の間,全11話をBS1で順次放送する。
  http://www.nhk.or.jp/special/digitalremaster/

  番組の特設サイトは次のとおり。
  http://www4.nhk.or.jp/P3681/

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台湾国際放送日本語課は9月1日,『台湾国際放送 Facebook ページが
開設されました。台湾に関する身近な最新情報を幅広くお伝えしていき
ますので,放送と合わせて是非ご覧ください』 と告知した。
http://japanese.rti.org.tw/whatsNew/?recordId=12248

実際は,8月中に開設されていた模様である。
https://www.facebook.com/Rtijp/timeline

中国国際放送日本語部は,9月3日に北京で開催される 『抗日戦争勝利
70周年記念大会』 の模様をインターネットを通じて動画生中継する。
中継は,日本時間午前11時から始まる。
http://japanese.cri.cn/2021/2015/09/01/161s241066.htm

中国国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.cri.cn/

韓国KBSで放送されている,平日のワイド番組 『玄海灘に立つ虹』 は9月2日,
放送開始50周年を迎える。同番組では,リスナーからのお便りを中心に,韓国
の様々な話題を紹介している。

2005年に発行された 『KBS日本語放送 半世紀の物語』 に掲載されている
年表によると,『玄海灘に立つ虹』 は1965年9月2日に放送開始したと記され
ている。
同局のホームページにも掲載されている。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_kbsworld.htm

なぜ,一つの番組が半世紀もの間,続いてきたのか。
その理由は,リスナーの目線で考える話題,普段着のままの話題,庶民的な
話題が多いこと,そして,知性豊かな各パーソナリティが,それを独特の語りで
盛り上げること,そのことが,この番組が半世紀も続いている大きな理由だと
思われる。

日韓友好の象徴的な番組 『玄海灘に立つ虹』 が,これからも末永く続けられる
ことを願っている。

『玄海灘に立つ虹』 の特設サイトは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/program/program_hiseoulmain.htm

『玄海灘に立つ虹』 の担当パーソナリティを含む,
KBS日本語班のスタッフ一覧は次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_listener.htm

NHK放送文化研究所は 『放送研究と調査』 9月号を刊行した。
今月号で注目される論文は,『“百花繚乱” 香港・台湾のネットメディア』,
『BBCは創造的な実力社会に参加すべきだ』 などで,サマリーを読む
ことができる。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/title/month/2015/2015_09/index.html

9月号の目次は,次のとおり。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/title/month/2015/2015_09/pdf/1509_mokuji.pdf

なお,前号8月号の各記事のサマリーと本文は,次のサイトで公開されている。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/title/month/2015/2015_08/index.html

中国国際放送は,9月6日から10月16日までの間,送信施設の点検整備
のため,日本語放送を含む一部の周波数を休止する模様である。
"Shortwave Central" のサイトで関連情報が紹介されている。
http://mt-shortwave.blogspot.jp/2015/08/china-radio-international-plans.html

※ 中国国際放送のサイトでは,現時点では未だ公式な発表はない。
  http://japanese.cri.cn/1341/2014/10/23/141s228030.htm
  http://english.cri.cn/7146/2010/03/30/2141s560017.htm

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