(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2016年01月

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KTWR日本語放送フレンドシップラジオは,週一回,毎週日曜日の夜 (日本時間) の
放送で,番組は2人のパーソナリティの軽妙なトークを中心に,リスナーからのお便り
紹介や秘蔵音源紹介,リクエスト音楽等々,数週間に一度は金子耕弐さんの 『ファミ
リートーク』 も入るといった構成である。

1月24日の番組は,相当部分がリスナーからのお便り紹介に充てられて,前半では
ベテランリスナー3名,後半は中学生・高校生リスナー3名のお便りが紹介された。
正に,日本のBCL界の,老・壮・青の揃い踏み,百花繚乱の春といった趣きであった。

上記画像は,この日の受信報告に対して送られたベリカードの写真で,東京の中学生
リスナーが関西に修学旅行した際に撮影した 『銀閣寺』 である。

日本語番組は,日本時間の毎週日曜日午後9時15分から30分間,9975kHz で
放送されている。
きょう,1月31日の番組はどのような内容で放送されるのか,楽しみである。

KTWR日本語放送フレンドシップラジオのホームページは次のとおり。
http://friendshipradio.net/ktwr.htm

数日前,日本時間17時から,夕方の 『ラジオの時間』 に入ろうと思い,ラジオの
スイッチを入れたところ,いきなり Radio Japan の日本語放送が聞こえてきた。
『えっ?』 と思い,周波数を読むと,12015kHzとなっている。前夜,零時からの
『モンゴルの声』 日本語放送を受信した後,スイッチを切っていたためである。

Radio Japan のアジア地域向け放送は,拙宅でも比較的良好に受信できるが,この
12015kHz は電波が弱いので,どこの送信所から,どこの地域に向けて送信さ
れているのだろうかと思い,同局のリーフレットでアジア地域を確認したが,この
周波数は載っていない。

リーフレットを裏返してみると,最後の部分に 『南米向け,アセンション島中継,
12015kHz』 が掲載されている。アセンション島は,アフリカ大陸の遥か西の
大西洋上に浮かぶ島である。弱いと思われた電波も,その距離を考えれば,
強過ぎる感じにもなってくる。

アセンション島から発射された電波が南米地域をとおり,南太平洋を渡り,赤道を
越えて日本に届いているのであろうか。電波と一緒に空を飛んでみたい気分である。

もう一つ,気になったことがある。
番組内容は,NHKラジオ第一放送を,そのまま放送しているのだが,中波の
594kHzと比べると,12015kHzの方は,4~5秒遅れて聴こえてくる。東京の
スタジオからアセンション島まで,海底ケーブルや衛星通信回線などの様々な
ルートを経由して音声が送られているのだろう。
そのルートを宇宙から眺めてみたいと思う。 

短波放送を聴いて,電波の不思議に,夢が膨らむ。
実は,もしかして…と思い,確認したところ,当ブログでは,この話題は3年前にも
採り上げていて,二番煎じの話である。

Radio Japan の放送スケジュールは次のとおり。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/radio/shortwave/frequencies.pdf

三菱電機は27日,導電性のある海水を空中に噴出してできた水柱を
アンテナ代わりに利用する技術 『シーエアリアル』 を開発したと発表した。
大きな建造物を作って海洋環境を汚染することなく,海水があるところで
あれば,どこでも電波の送受信ができる世界で初めての技術だという。
『ハザードラボ』 のサイトで紹介されている。
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/2/12381.html

三菱電機のプレスリリースは次のとおり。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/0127.html?cid=rss

NHKでは,2016年度の 『若者 番組モニター』 を募集している。
18歳から29歳の視聴者から募集するもので,主に若い人向けの番組に
対する意見・感想を得て,番組の質の向上に役立てる。
募集期間は,2016年1月7日(木)10時 ~ 2016年2月4日(木)18時。
特設サイトは次のとおり。
http://www.nhk.or.jp/monitor/

『AMラジオの電波塔どこに?』 と題するコラムが 『アメーバニュース』 のサイトに
掲載されている。
TBSラジオは埼玉県戸田市,文化放送は埼玉県川口市,ニッポン放送は千葉県
木更津市に電波塔を持っていると紹介している。
http://yukan-news.ameba.jp/20160127-107/

※ 上述コラムでは,『FM補完放送 - ワイドFM』 に触れていない。

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HCJB日本語放送 (Reach Beyond-Australia ) では,1~2月の毎週土曜日は,
昨秋,全国各地で開かれた 『HCJBリスナーの集い』 でのリスナーインタビュー
を放送している。同放送は毎週末の土曜日と日曜日に放送されており,放送スケ
ジュールは次のとおり。
http://japanese.reachbeyond.org/SW_Schedule/SW_Schedule.html

数年ぶりにBCL関連の資料を整理したところ,HCJB関連の想い出グッズが出て
きた。上記画像は,HCJB日本語放送 『アンデスの声』 が1996年に,放送開始
32年を記念して制作した "8 cm CD" 『Canten a Dios アンデスにこだまする神への
賛美』 である。

収録されている曲目は,
 1.ほめよ主を
 2.アンデスの山越え
 3.コンドルは飛んでゆく
 4.輝きのみ国
 5.オリジナル・カラオケ演奏
で,ホルヘ・サンブラーノさんのチャランゴ演奏とボーカル,尾崎道夫さんのギター
演奏とボーカル,アンネ・マリー・尾崎さんのボーカルなどを聴くことが出来る。

この年は,姉が乳がんのため終末医療施設・ホスピスに入っていて,見舞いの際,
このCDをカセットテープにダビングして持参し,ウォークマンで聴かせてあげると,
『素敵な音楽だね。澄んだ音色が聴こえる。ありがとう』 と言って喜んだ。彼女に
とっては,天国からの声に聴こえたのかも知れない。

HCJB 『アンデスの声』 は,その後,様々な経緯を経て名称が Reach Beyond と変更
されて,現在に至っている。ただし,日本語放送だけは,なお 『HCJB』 を冠している。
http://japanese.reachbeyond.org/

( 『懐かしの資料』 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/184854.html?m=l

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先に,YBS山梨放送から送られてきたベリカードには 『迷路』 が組み込まれていて,
リスナーに遊びの時間を提供してくれるものだった。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34976841.html

カード左下には,≪ 迷路には 『YBS 4CH 765』 が隠れています!≫ と記載されて
いたので,挑戦してみたところ,上の画像のような答えを得たのだが,如何であろうか。
画像のペイントがお粗末なのは,パソコンの機能を理解していないためで,便利なもの
を使いこなせないことを恥じている。

このベリカードは,長野県の下諏訪温泉のホテルでYBSを受信して,リポートを送った
ものに対する返信であるが,受信状態は必ずしも良好とは言えないものだったものの,
聴いた番組は大変興味深く,強く印象に残るものだった。

日曜日の朝に放送された,視聴覚障がいの人々に向けた 『ラジオライトハウス』 という
番組で,全盲の弁護士,大胡田誠さんへのインタビューだった。
大胡田さんは,司法試験の不合格が続いて心が折れ,母親に 『もうダメだ』 と告白
すると,『わかった。もう諦めなさい』 と言われると覚悟していたところ,母親は静かに
『心がくじけた時には,自分の心が温かくなるような本を読みなさい』 と語りかけたと
言う。
旅先で聴いた,ほのぼのとする,心に残る良い番組であった。

YBS山梨放送のホームページは,次のとおり。
http://www.ybs.jp/

比 Radyo Pilipinas は26日,『日本のアキヒト天皇とミチコ皇后は,アキノ大統領の
招待に応じて,きょうから5日間にわたり比国を訪問する。夫妻は1962年に皇太子
の時代に訪問したことがあり,今回は2度目の訪問である』 と報じた。

日本時間11時からの番組を聴いたところ,同国大統領の動向などを中心とする国内
のニュースが流れていたが,11時21分頃になって,天皇夫妻の比国訪問を報じた。
関連ニュースとして,比国到着および離比の際は,空港までの高速道路で通行規制
されると伝えた。同放送が,天皇夫妻の滞在中,どのような報道をするか注目される。

Philippine Broadcasting Services(PBS,Radyo Pilipinas) のホームページは次のとおり。
http://www.pbs.gov.ph/
http://www.pbs.gov.ph/stations.php

同局の短波放送スケジュールは次のとおり。(HFCCサイトより)
http://www.hfcc.org/data/schedbybrc.php?seas=B15&broadc=PBS

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2月13日は,UNESCO (国際連合教育科学文化機関) が定める 『世界ラジオデー
(World Radio Day)』 で,世界の多くの国と地域で様々なイベントが行われる。
日本ではどのようなイベントが予定されているのであろうか。

『世界ラジオテー』 の特設サイトが開設されていて,トップページでは2月13日に向けて
カウントタウンが表示されているほか,"about" のページでは 『世界ラジオテー』 制定の
経緯や2016年の行動計画などが紹介されている。
http://www.diamundialradio.org/

ここ数日,全国各地でコミュニティFM局に関係する話題が相次いで
報じられている。その中から4件を紹介する。

◆ 緊急情報、自動で放送 大仙市が防災ラジオ (秋田県)
  http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20160124-OYTNT50210.html

◆ 二戸のFM,ネットでも放送 全国で聴取可能に (岩手県)
  http://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20160121-OYTNT50140.html?from=yartcl_popin

◆ FMまいづるに予備免許 (京都府)
  http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20160122-OYTNT50284.html?from=yartcl_popin

◆ 大船渡で復興の様子見て! ラジオパーソナリティーが神戸で“授業” (岩手県,兵庫県)
  http://www.sankei.com/region/news/160125/rgn1601250023-n1.html

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