(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

カテゴリ: 「BCLの日」 関連情報

『ロシアの声』 日本語放送は12月17日," MMM モスクワ・ミュージック・マガジン " を,
故・山田耕嗣さんの功績を称える特別番組として放送した。
キャスターを務める日向寺康雄チーフアナウンサーは,次のように語った。
  12月17日は 『BCLブーム』 の立役者と言われた,山田耕嗣さんの誕生日です。
  この日は,BCLの素晴らしさを再確認する日にしようという,所謂 『BCLの日』 で,
  (山田さんの功績は) 多くの人々の温かい想い出とともに記憶されています。

この番組は,次のサイトでアーカイブを聴くことが出来る。
http://japanese.ruvr.ru/jap_schedule/

台湾国際放送の日本語番組は12月17日,この日が 『BCLの日』 とされていることから,
22時30分からの放送では,既に20時30分から放送した 『お便りありがとう』 の内容を
差し替えて臨時編成とし,山田耕嗣さんの生前の声などを挟みながら,BCL関連の話題
を放送した。
この番組は,次のサイトでアーカイブを聴くことが出来る。
http://japanese.rti.org.tw/Others/HowtoListen.aspx

KBS日本語放送は12月17日,『玄界灘に立つ虹』 の枠内で,故・山田耕嗣さんを偲び,
『BCLの日』 に寄せたリスナーからのお便りを紹介し,山田さんは日本におけるBCLの
活動を広げてくれた,そして,KBS日本語放送にも大きな力を貸してくれたと称賛した。
これより先,『お誕生日コーナー』 では,この日が 『天国にいる山田耕嗣さん』 の誕生日
であることを紹介した。
この番組は,次のサイトでアーカイブを聴くことが出来る。
http://world.kbs.co.kr/japanese/

『ベトナムの声』 日本語放送は12月16日,お便り紹介番組 『おしやべりタイム』 の冒頭,
キャスターのハーさんとアンさんが,次のように語った。(敬称略)

ハー : ご機嫌如何ですか,皆さん。ハーです。

アン : リスナーの皆さん,こんにちは。アンです。
     12月17日の 『BCLの日』 にあたり,リスナーの方々のご健康とご多幸を
     お祈りいたします。
     また,今後もリスナーの皆さんからのご支援とご協力をいただけるよう,
     頑張りたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

ハー : この日が近づくと,BCL開始当時の山田耕嗣さんを想い出しますね。
     アンさん,東京支局勤務時代の山田耕嗣さんについて,何か想い出が
     ありますか。

アン : ありますよ。それは,BCL仲間の集いに参加した時のことです。
     山田先生と初めて会ったのは,2005年に東京ビッグサイトで開催された
     ハムフェアでした。
     
     その前に,先生から電子メールを受け,ハムフェアについて詳しく説明して
     くれました。このメールを読んで,感動して,どんなに忙しくても,ぜひハム
     フェアに参加しなければならないと決めました。

     そして,東京ビッグサイトで先生と会うことが出来ました。
     とても,活発で,楽観的な人だという感じがありました。

     先生と,約20分しか話せませんでしたが,BC関連活動,短波放送の状況
     などに関する ○○○ (聴取不能) を与えられました。

     先生は,自らの心強さを,他の人に伝えることが出来る人物でしたね。
     その後,他のリスナーの方々と先輩の話で,先生のことをよく聞きました。
     感服しています。

     先生の誕生日を 『BCLの日』 にすることは,有意義ですね。
     私は,先生に対する尊敬感,気持ちなどのために,日本BCL連盟の,この
     提唱に,遠慮なく応じることを,直ぐ決めましたよ。
     これからも,短波放送の貴重な存在のために,一緒に頑張りましょうね。

ハー : 本当に,今となっては,貴重で,懐かしいお話ですね。

アン : はい。

ハー : 山田さんを偲びながら,(番組を) 進行していきましょう。

この2人のキャスターの語りに続いて,同局に寄せられたリスナーからのお便りを
紹介した。

HCJB日本語放送は12月4日朝,今月17日の 『BCLの日』 に因んだ特別番組を放送した。
1970~80年代に巻き起こった 『BCLブーム』 の最中,電波新聞社が発行していた 『ラジオの製作』
の編集長を務めた大橋太郎さんに,HCJB日本語放送の尾崎一夫さんがインタビューしたものである。

大橋さんは当時, 『タロベエ』 の愛称で,ラジオ少年たちから親しまれていたという。
『BCLの神様』 とか 『BCLブームの仕掛け人』 と言われる,故・山田耕嗣さんとの出会いや,各地の
リスナー集会で絶大な人気を博した尾崎さんの想い出など,興味深い話でいっぱいで,『BCL復活組』
のリスナーの皆さんにとっては,必聴の番組である。

HCJB日本語放送のウェブサイトは同日,この番組のアーカイブをアップした。
次のサイトから入ると,インターネットで聴くことができる。
http://japanese.hcjb.org/radio/radio.html

同局のトップページは,つぎのとおり。
http://japanese.hcjb.org/

『ベトナムの声』 日本語放送は,1月7日放送の 『おしゃべりタイム』 の中で,
12月に放送した 『BCLの日』 特別番組に対する反響が多数寄せられたと
して,その幾つかを紹介した。

又,この番組では,キャスターが次のように語った。
  リスナーの方々から,この特別番組を評価したお便りが,沢山寄せられ
  ました。特別番組をお聴きになって,直ぐにメールを送ってくださった方が
  多いのには,驚きました。

  多くのリスナーの興味を惹くことができ,本当に嬉しく思います。
  それらのお便りは,私たち日本語放送のスタッフが,何回も回し読みして
  います。これは,私たちにとって,大きな励ましとなっています。

  『BCLブーム』 の復活という,山田耕嗣さんの希望を実現するためには,
  私たちの努力が重要です。リスナーの皆さん,一緒に頑張りましょう。

  現在,当放送局は,昔の幾つかのベリカードを保管しています。
  これらのベリカードは,今のものほどきれいではありませんが,その中に
  は歴史があって,懐かしい想い出です。
  小さくても良いから,『ベリカード博物館』 が作られれば良いなと思います。

  最近,日本の沢山の方が,BCLを復活されています。
  その証として,この3年,当放送局に寄せられた,日本からのお便りの数
  が,年平均で20~25%増加しています。

12月17日の 『BCLの日』 に寄せて,日本語放送各局は,沢山のリスナーの
お便りを紹介し,放送局スタッフがラジオについて語るなど,多彩な特集番組を
編成し,放送してくれた。
ご協力いただいた放送局に対して,心から御礼を申し上げたい。

各局の対応の概要については,次の一覧表の各記事をご覧いただきたい。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1026528.html?m=l

ところで,中国国際放送局でキャスターを務める王小燕さんは,日本語による
ブログを開設しており,12月18日付記事の中で,『BCLの日』 に関する話題
を幾つか紹介するとともに,『いつか,局を跨いで共通のトピックスで何か番組
を企画できないのかな…』 と,『BCLの日』 の明るい未来を予感させるコメント
を書いている。
  
  記事タイトル : 「BCLの日」 にしよう運動,今年も各国のラジオ局が呼応
            http://d.hatena.ne.jp/tubameyanzi/20091218

王さんは,同局のウェブラジオ 『つばめのス』 のプロデューサー兼プレゼンター
も務めており,この番組でも 『BCLの日』 関連の話題を紹介している。

  記事タイトル : ラジオと私 「ス」 をアップ
            http://d.hatena.ne.jp/tubameyanzi/20091217

なお,中国国際放送は,12月30日(水) に放送する 『中日交流カフェ』 では,
『BCLの日』 についてのお便りを含めて,時間枠全部を使って,出来る限り多く
のリスナーのお名前を紹介する予定としている。

『ベトナムの声』 日本語放送は,今月17日に 『BCLの日』 の特集番組を
放送したが,12月24日の 『おしゃべりタイム』 では,その第二弾を放送し,
『ベトナムの声の想い出』 の特集で,福岡県の松尾さんや当ブログ子など
から届いたお便りを紹介した。

(当ブログの過去関連記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/23188342.html

『チョソンの声』 日本語放送は12月24日,『お便りの時間』 の中で,
今月17日の 『BCLの日』 に因んで寄せられた,その提唱者の一人
である松本卓也さんのお便りを紹介した。

同番組のキャスターは,故山田耕嗣さんの功績を称えた後,日本の
BCL活動が益々発展することを期待しており,日本語放送を通して
朝日関係の改善に努め,同局と日本のBCL 団体とリスナー等との
連携を強めていきたい,などと語った。

『ロシアの声』 日本語放送は,12月18日に放送した 『MMM モスクワミュージックマガジン』
を 『BCLの日特集』 とし,日向寺康雄・チーフアナウンサーがプレゼンターとなって,リスナー
からのお便りを紹介した他,同局の真野佳名子,山上智子の両アナウンサーも出演して,それ
ぞれのラジオ体験を語った。番組の合い間には,故山田耕嗣さんが好んだ曲なども流した。

番組の音声は,リスナーズクラブ 『ペーチカ』 のウェブサイトで,当分の間,聴くことができる。
http://www.geocities.jp/matsu6810/

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