(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

カテゴリ: ローマ・バチカン旅行記

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2016年は,1866年 (慶応2年) に日本とイタリアが修好通商
条約を結び,国交を開設してから150周年となる。
今年,両国においては,『日伊国交150周年事業』 が実施される。
http://www.it.emb-japan.go.jp/150/index_j.html

( ローマ・バチカン旅行記 ・ 記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1118960.html?m=l

※ 今回を以って,『ローマ・バチカン旅行記』 を終了します。
  長い間ご覧いただき,また,貴重なコメントもくださり,
  有難うございました。

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今回の旅行で滞在したホテルは,住宅地の一角に位置していて,環境は
良かったものの,建築構造上は短波放送の受信には不向きで,滞在中は
もっぱらバチカン放送のFM放送を聴き,言葉は解らないながらも現地の
テレビ放送を視ていた。

バチカン放送の短波放送アンテナ群はローマ北部にあると言われているが,
FM放送用のアンテナはどこにあるのであろうか。サンピエトロ大聖堂の
『クーポラ』 から見下ろすと,幾つかのアンテナが見えたが,これがFM用の
アンテナであろうか。ラジオからは,毎朝,祈りの讃美歌と神父の説教が
流れていた。(上記画像は,バチカン行政庁の後方に立つアンテナである)

テレビでは,連日,バチカンのスキャンダルと思われるニュースが流れていて,
画面には神父と女性の顔写真が並んで報じられていた。現地の新聞も報じて
いるが,内容が全く分からない。
言葉が解からないということは,こういうことなのだと思い知らされた。

帰国後,ネットで確認すると,ローマ教皇庁・財務部次官の高位聖職者と,
広報コンサルタントが文書漏えい容疑で逮捕されたというニュースだった
ことがわかった。

日本のマスコミでも大きく報じられていたようだが,現時点では期限切れの
ため消えてしまったニュースサイトが多く,次のサイトでは現在も,事件の
概要を読むことができる。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/17755/20151120/vatican-pope-francis.htm

ローマ・バチカン滞在中には,帰国後に知ったことであるが,
こんな話題もあった。
◆ 教皇、カトリック系ラジオ放送関係者200人と会見
  http://www.christiantoday.co.jp/articles/17482/20151103/pope-radio-maria.htm
  http://ja.radiovaticana.va/news/2015/10/29/%E6%95%99%E7%9A%87%E3%81%A8%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E7%B3%BB%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E6%94%BE%E9%80%81%E9%96%A2%E4%BF%82%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%84/1183082

◆ システィーナ礼拝堂のフレスコ画、新空調で今後修復不要に
  http://jp.reuters.com/article/sistinechapel-idJPKCN0SR05S20151102

◆ コロッセオに金属の探知機 ローマ警備強化
  http://mainichi.jp/articles/20151125/ddm/007/030/045000c

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スペイン広場とトレビの泉は,映画の舞台となったこともあって,
観光客の絶えることがない。われわれも,その地を訪ねてみた。

残念ながら,両方とも目下修復工事中であり,スペイン広場は,
大階段の手前に工事用の柵が張り巡らされていて,石の階段に
腰を下ろしたり,映画 『ローマの休日』 のように,階段をバックに
してアイスクリームを食べることもできない。

そして,トレビの泉も工事の柵が張り巡らされて,噴水が止り,
池も空っぽである。噴水に向ってコインを1枚投げると,ローマ
に帰って来ることが出来ると言われているらしいが,これでは
2度とローマを訪ねることは出来ないかも知れない。

それでも,2ヵ所とも,世界中からやって来た観光客で溢れて
いるのを見ると,『さすが,ローマ!』 と感心してしまう。

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この旅行記では,先に,ローマにはトイレが少ないと言う印象があることを
書いたが,一方で,ローマの街では,広い大通りから狭い路地に入ると,
水道水が流れっ放しの水飲み場を目にすることが多い。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34891588.html

この水飲み場は,もちろん近代になってから造られたものと思われるが,
見かけは,いかにも古代ローマを彷彿とさせる。蛇口は3つのものが多く,
中央は何かの動物の頭か口であろうか,そこから水が流れ出ている。

家庭に送られている水道水と同じで,飲むことが出来ると解説されている
が,ローマ市内はトイレが少ないこともあり,われわれは飲むのは遠慮した。

それにしても,イタリアでは,こんなに水を流れっ放しにしていて大丈夫
なのだろうかと気になる。
ヨーロッパでは,水は貴重だと言う話を聞いたことがあるのだが・・・。

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古代ローマの遺跡の中で現存する最も完全な遺産 ~ パンテオンは
奇跡的建築物です ――
旅行情報 "AB-ROAD" のサイトでは,このように表現している。

コロッセオと同じように,ここでも,その建築技術の高さに驚いてしまう。
約2000年前に,このドームを建造したのだから。

更に感動的と言うか,2000年前の世界に誘い込まれそうになるのが,
パンテオンの横に残っている遺構である。最初のパンテオンは焼失して,
現在のものは再建築されたものと言われているので,この遺構は最初の
パンテオンのものであろうか。

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それでも地球は動く ―
天文学者ガリレオ・ガリレイが,宗教裁判で呟いたとされる,有名な言葉である。
この言葉の舞台となったのは,ローマで唯一残っているゴシック建築の教会と
言われるサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に隣接する修道院だった。

そう言った歴史の大舞台に立つと,大きな感動を覚える。
教会の入口を入ると左手に,この教会にある美術作品一覧のパネルが設置
されている。歴史的作品の一つが,祭壇の左手にある,ミケランジェロの彫刻
『あがないの主イエス・キリスト』 の像である。

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コロッセオは約2000年前に建てられた円形闘技場で,ローマで
最も有名な観光名所である。周囲は約500m,高さは約50m,
約5万人を収容できたと言う。

地下鉄の駅を出ると,目の前に現れる,その威容に圧倒される。
歴史教科書の写真で想像したり,テレビの映像でも観てきたが,
実際に,この建造物に触れると,歴史の重さを実感する。

大きさだけではなく,コロッセオの中に入ると,当時の建築技術の
高さにも驚いてしまう。
アーチ形に積まれた (組み込まれた) 石を見上げると,現代の
建築技術ならばともかく,2000年前のローマで,どのような人々
が,どのような道具を使って構築したのか,不思議に思われた。

そこで繰り広げられた死闘と,それに興奮する人々の姿を想像し,
映画 『グラディエーター』 を想い出した。

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サン・ピエトロ大聖堂は,カトリック教会の 『総本山』 と呼ばれている。
かつて,田中角栄・元首相が中国の万里の長城をを訪ねた際,『いやあ,これは本物だ!』
と感嘆したと言われている。国内外の名所旧跡などを訪ねると,われわれも同様の感慨を
覚えることが多い。サン・ピエトロ大聖堂も,その一つである。

聖堂中心のドームの最上階 『クーポラ』 から,サン・ピエトロ広場を眺めれば,『素晴らしい』
の一言に尽きる。

バチカン郵便局で,『韓国と日本に絵葉書を送りたいので切手をください』 というと,局員は
気配りしてくれたのであろう,2014年にローマ教皇が韓国を訪問した時の記念切手を売って
くれた。韓国のKBS日本語班と日本の孫たちに送るためだ。

数週間後,KBSのお便り紹介番組で,バチカンからの絵葉書が紹介され,スタッフは,この
記念切手に感激した風であった。

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バチカン美術館の見学のハイライトは,システィーナ礼拝堂である。その天井に
描かれたミケランジェロの 『最後の審判』 は圧巻である。
ミケランジェロは天井18mの高さにまで足場を組み,その上でずっと上を向き
ながら,4年間に亘って描き続けたと言われている。

システィーナ礼拝堂は,ローマ教皇を選出する 『コンクラーベ』 が行なわれる
場所としても知られている。

見学順に従って,システィーナ礼拝堂に入ると,スーツ姿の警備要員が何人も
いて,『止まらないで,前に進んでください』,『カメラやビデオの撮影はダメです』
と繰り返し,注意を呼び掛けている。

しかし,観客は,そんな警告にもかかわらず,パチリ,パチリとシャッターを押し,
ビデオを回し続けている。警告を無視しているのは,お行儀の悪いことで有名な
大国の観光客ではなく,欧米人が多いようだ。

撮影禁止ゆえ,システィーナ礼拝堂の写真はウィキペディアでご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E7%A4%BC%E6%8B%9D%E5%A0%82

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ラファエロの最高傑作といわれるの 『アテネの学堂』 である。
何十人もの古代ギリシャの賢人が集まり,議論しあう様子が表現されている。
登場人物については諸説あるが,プラトン,アリストテレス,アルキメデスなど
が描かれていると言う。また,左手の白い服装の女性は,右手奥2番目の
ラファエロの恋人とする説もある。二人とも,その目は観客に向いているが,
その他の人物は違う方向を向いている。

この絵の詳細は,ウィキペディアでも解説されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%AD%A6%E5%A0%82

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