
地下鉄3号線 『アングッ(安国)』 駅で降りて,北村韓屋村に向かう途中,狭い
路地が賑わっていたので,その路地に入ってみた。小さな飲食店が軒を並べ,
昼食時とあって,韓国料理の良い匂いが流れてくる。
店の中をちょっと覗くと,近隣のワイシャツ姿のサラリーマンや女性たちが,
わいわい・がやがや話をしながら,昼メシ食べていた。
日本のオフィス街でも見られる,あの昼休み風景である。
この狭い路地は,どこかの風景に似ていて,懐かしい。
そうだ! 数年前まで勤めていた職場のある東京・神楽坂に,『神楽小路』 とか
『本多横丁』 という小さな路地があり,廉価な,庶民的なお店が軒を連ねている。
そこに,本当に良く似ている。
ある定食屋さんに,入ってみた。
メニューを見た途端,日本食が恋しくなり,『てんぷら定食』 と 『うどん定食』 を
頼んだ。お店の主人は日本語が分かるようで,われわれが日本人だとわかると,
おかみさんが 『サービスだよ』 と言って,ブリと思われる魚のあら煮とサンマの
塩焼きを出してくれた。
これが,また,えも言われぬ旨さである。まさか,韓国で,あら煮と塩焼きに会え
るとは思わなかった。
注文した定食本体よりも,ずうっと美味しかった。
忘れることのできない,庶民の店,庶民の味であった。
( 『旅,そしてラジオ』 の過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1028872.html?m=l
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