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4月中旬,北海道に旅行した。
NHKテレビの連続ドラマ 『マッサン』 の舞台となったニッカウィスキーの
余市蒸溜所とミュンヘン,ミルウォーキーと並び,世界的に有名な札幌
のビール工場で試飲することが目的の呑兵衛旅行で,ついでに,桜も
見物してこようと欲張ってみた。
ウィスキーとビールの試飲は堪能したが,サクラはちょっと早かったよう
で,残念だった。

遠く眺める峰々には白い雪が残り,雨降りで肌寒い日だったが,ニッカ
ウィスキー余市蒸溜所には観光バスが次々と到着していた。ネット予約
しておいた時刻よりも早く到着したが,その前のグループにキャンセル
が出たと言うことで,30分前のグループに入れてもらった。
http://www.nikka.com/distilleries/yoichi/

様々な理由があると思われるが,20人くらいのグループを女性ガイドが
案内してくれる,その各グループの最後尾に男性警備員が1名付き添って
いるのには驚いた。

蒸溜器 (ポットスチル),樽の貯蔵庫,マッサンとエリーちゃんの住い,
ウィスキー博物館などを見学した後は,蒸溜所見学のハイライトである
ウィスキーの試飲である。有料と無料のコーナーがある。

無料コーナーでは,『竹鶴』 と 『鶴』 の2種類のウィスキーがグラスに
注がれていて,その両方を試飲することができる。1杯の量はシングル
よりも多めで,かなり大判振舞いの感じである。

先ずは,蓋をとって香りを楽しむ。『竹鶴』 は強いスモ―キーフレーバー,
『鶴』 は柔らかい,少し弱めの香りである。
次に,色合いに見入る。両方とも,琥珀色が素晴らしい。ずうっと眺めて
いたい,飲んでしまうのがもったいないほどである。
水をもらってきて,口をゆすぎながら,ストレートで交互に試飲した。
もう最高である。

連れ合いは一口だけ試飲して,ほとんど残してしまったので,結局2人分
4杯を味わうことができた。連れ合いの分を飲む頃には,おつまみが欲し
くなった。

おつまみは,『ウィスキー仕込甘納豆』 と 『ブランデー仕込甘納豆』 で,
この蒸溜所の限定販売品だと言う。これがまた絶品である。ほとんど
甘味はなく,その上品な味はウィスキーにピッタリである。

すっかり,ほろ酔い気分になり,有料の試飲コーナーを訪ねるのは諦めた。
どうせ,もう,香りと味は判らないだろうと思われた。
余市の駅前でバスに乗ると,直ぐに寝込んでしまい,目を覚ました時には,
札幌の時計台が見え,街は夕暮れに染まっていた。
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翌日,アサヒビールの北海道工場を訪ねた。
http://www.asahibeer.co.jp/brewery/hokkaido/

受付で見学予約のメールの写を提示して待っていると,20人ほどの
韓国人観光客のグループが入ってきた。
この時間帯は,個人の見学客はわが夫婦だけと言うことで,韓国人の
見学客たちは時間が限られていることから先に出発してもらい,われ
われにはゆっくり案内してくれると言う。

ビールの製造工程も然ることながら,この会社の環境問題に対する
取り組みには驚かされる。様々な関連材料をリサイクル処理している
姿勢に感心する。

ここでのハイライトも,無料の試飲である。
1時間余りの工場見学が終わると,200席はあると思われる試飲ホール
に案内される。
3種類の製造したばかりのビールが用意されていて,一杯づつ飲むこと
ができる。工場内を歩き通した後の 『一杯』 は,新鮮さもあり格別である。
http://www.asahibeer.co.jp/brewery/hokkaido/tour/

試飲の途中でガイドさんが,家庭での 『正しいビールの注ぎ方』 を
教えてくれる。
◆ クラスは水で洗い,布巾で拭くことなく,水を切って,立てておく。
◆ グラスを手にとって,斜めにしないで,直立のクラスに少し上の方から
グラスの真ん中を目掛けてビールを注ぐ。当然,泡ばかりになるが,
その泡がグラスの中くらいになったら止める。
◆ 次に,そのグラスを斜めにして,グラスの内壁に,残りのビールを注ぎ,
蓋の役目をする泡が,グラスの淵に達したら,止める。
◆ そして,最後,グラスの上方から,少しだけビールを注ぐと,蓋の役目を
している泡が,こんもりと盛り上がるので,グラスから溢れる直前に止める。
◆ クラスを口に,泡を残すように呑込む。これで,ビールの新鮮さを保つ
ことができるのだと言う。
◆ 一々,これを気にしながらビールを注いでいたら,一気にキューと呑込む,
あの旨さも半減するのではないかと思われるが,モノ好きな方は,お試しあれ。