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ノルウェーに,『さようなら』 を言う時が来た。
スウェーデンからノルウェーに移動する時は,ストックホルムからオスロまで,スカンジナビア
航空の飛行機に乗ったので,帰りは,ノルウェーに乗り入れているスウェーデン国鉄の高速
特急に乗ることにした。

鉄道の切符は,日本を出発する前に,スウェーデン国鉄の切符を販売している代理店から
購入した。ファーストクラス2名分,早期購入・シニア割引で,167.60 ユーロ (約22000円)
である。往路の飛行機は約17000円だったから,鉄道の方がちょっと割高である。
上記画像は,左がオスロ中央駅,右がストックホルム中央駅である。

オスロ中央駅で,乗車開始時刻まで,駅舎2階の待合スペースで,ソファに座って休んでいると,
エスカレーターで大勢の団体客がやって来た。年配の人たちばかりで,当初は,わが隣国の人
かなと思ったが,やがて,添乗員の女性が,日本語で 『売店は,あそこと,あそこにあるので,
おみやげを買ってください。発車時刻の20分前までには,ここに戻ってきてください』 と案内する
のを見て,彼らは日本人の観光団であることが分った。

われわれの隣に座った夫婦に,『どちらからですか?』 と尋ねると,『金沢です』 と答えてくれた。
石川県内に住む定年退職者を対象に,地元の農協観光が募集した団体旅行で,80名が一緒に
旅行している途中であり,旅程は中部国際空港とヘルシンキの往復で,フィンランド,ノルウェーを
回り,これからスウェーデンを観光して,ヘルシンキに戻るのだと言う。

この夫婦は,われわれと同年配に見えたが,不躾に,歳を尋ねると,われわれより10歳以上も
先輩で,毎年のように海外旅行に出かけているとのことで,その元気さには驚くばかりである。
そして,われわれも,今から10年後においても,海外旅行に出ていたいものだと願った。

( 『北欧旅行記』 一覧 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1135795.html?m=l