というので、希望する座席を早めに確保しようと思い、早速、ホームページにアク
セスした。
ところが、エコノミークラスの座席はほとんどが指定済みと表示され、3席しか
残っておらず、しかも夫婦の席が通路を挟んで別れてしまう。信じられない状態
だったが、団体客のために大量に事前確保されていることも予想され、已む無く
通路を挟んだ変則的な2席を確保した。
搭乗当日、チェックインカウンターで、夫婦隣り合わせの席になるように変更して
ほしいと頼むと、快く対応してくれた。中央3人席のうちの2席を指定してもらう
ことが出来た。長時間の飛行の時は、隣席の客に気兼ねすることなく、トイレに
立つことが出来る。36時間前の「ほぼ指定済み」の状態は、ポーランド航空の
オンライン・チェックイン・システムの不具合だったのはないかと思われた。
スーツケース2個を預け入れ、身軽になった。
チェックインが済んだところで、ポーランドの通貨を購入するため両替店に出向いた。
1ヅオチ=約35円で、500ヅオチを両替した。1000ヅオチの購入を申し出たが、
最近は、ポーランドは旅行人気が高いらしく、現地通貨が「品切れ」状態で500ヅオチ
しかないという。
他の両替店で1000ヅオチを購入することも考えたが、ポーランドではクレジット
カードでの支払いが主流だと聞いていたので、現金は最低限のものを持っていけば
大丈夫だろうと思い、この両替店で500ヅオチだけを購入することにした。
因みに、帰国後に送られてきた、カード決済の支払請求書によれば、1ヅオチ=29円
程度で換算されていて、現金の購入額が希望した額よりも少なかったのは、結果としては
良かったようだ。
両替が済んだところで、、旅行に出かける時はいつも携行する「常夜灯・非常灯」用の
懐中電灯を持ってくるのを忘れてしまったことに気が付いた。空港内にある家電量販店
「Laox」に行って、ランタンとしても使える懐中電灯と乾電池を購入した。
用意万端整ったので、少し早めだったが、「保安検査」に進み、旅券と搭乗券を提示して、
機内持ち込み手荷物の検査と身体検査を受ける。乗客は、以前は探知機のゲートを通過
するだけだったが、最近は探知機のブース内で両手を挙げて身体を一回転させ、全身を
スキャンされるようになった。
「出国手続き」も、係官に旅券を提示してスタンプを押してもらう従来方式から、最近は、
自分で旅券を専用スキャナーにのせて手続きする「顔認証方式」に変わった。スキャナー
上部のカメラで顔写真を撮られ、旅券に埋め込まれたチップに登録されている写真と一致
すれば、「出国オーケー」となる。
連れ合いは、すんなりとパスしたが、私は何回トライしてもパスしない。係員が駆け付けて
きて手伝ってくれたが、ダメである。メガネを外してみようかと提案したが、「関係ない」と
いう。何回試してもダメである。係員は、遂に諦めて、審査官の座る窓口に案内してくれた。
旧来方式で、「出国」のスタンプを押してもらった。未だ、「顔認証システム」が完璧には稼働
していないのだろうと思われた。
機械処理された場合は、原則として「出国」のスタンプは押されないのだが、「旅行の記念に、
スタンプを押してほしい」という人は、係官に申し出ることになる。もちろん、連れ合いも
申し出て、スタンプを押してもらった。
(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l