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駅から直線距離で約100mのホテルは、地下道を通れば直ぐなのに、それを知らず、
地上の歩道を廻りに、廻り、歩きに、歩いて、漸く辿り着くことが出来た。

クレジットカードと旅券を提示して、チェックインした。
受付のスタッフが、「支払いはポーランド通貨にしますか。それとも、日本円にしますか」
と言うので、こんなことを問われたのは初めてで、ちょっと驚いたが、物珍しさもあり、
「ポーランド通貨でお願いします」と答えた。

支払い通貨を選択させるのは何故だろうかと不思議に思ったが、ポーランドを旅行中に
訪れた博物館、スーパーマーケット、レストランなどでクレジットカードを使うたびに、
このことを確認された。

カード・リーダーは、私のカードが日本で作成されたものを読み取っているようだ。
暗証番号を押すと、カード・リーダーの画面には、現地通貨は緑色、日本円は赤色の
ボタンを押すように表示される。どちらの通貨で支払うかは、大した問題ではなく、
その時の為替レートにより微妙な違いが発生するのかも知れないという程度にしか
考えなかった。

ところが、帰国後、ネット検索してみると、現地通貨以外の通貨、例えば日本円などで
決済するときは、カードを使用したお店などが決定した為替レートで日本円に換算される
ことから、クレジット会社が日本円に換算する場合に比べて割高になる場合のあることが
わかった。
仮に、そのとおりだとすれば、今回の旅行では、数回は日本円で支払いをしたが、ほとんど
の支払いにあたっては、ポーランド通貨で決済したので、少しだけお得だったのかも知れない。
https://www.smbc-card.com/mem/service/sec/kaigai01.jsp

ホテルの宿泊料金の支払いが終わると、「シティビューの部屋にしますか。それとも、郊外
の緑が見える部屋にしますか」と尋ねられ、どっちにしようかと迷っていると、スタッフは
「うちのホテルに泊まるのは初めてですか」というので、「そうです」と答えた。「それじゃ、
シティビューの部屋が良いでしょう」といって、11階の部屋を指定してくれた。

エレベーターに乗って、「11階」を押したが、ちっとも動かない。
ウロチョロしていると、続いて乗ってきたお客が、部屋のカードを階数表示のボタンの下部に
あるカードリーダーにかざして、目指す階数ボタンを押した。「ガッテン!」である。
お客の安全確保のため、カードを持っていない者がエレベーターに乗っても、客室区域には
入ることが出来ない仕掛けになっている。

ホテルの部屋は、二人で泊まるには十分の広さで、小さなソファとテーブルもあり、小綺麗
である。30階建のホテルで、われわれの部屋は中層の11階であるが、部屋からの眺めは
素晴しい。フロントのスタッフが薦めてくれた「シティビュー」の部屋からは、ワルシャワ
市の中心地を眼下に望むことができる。
夕景のシルエットは幻想的であり、早朝の眺めも素晴らしく、街が動き出そうとしている
鼓動が聞こえてくるようだ。

因みに、夕景写真の左端に写っている「SAMSUNG」の広告の見えるビルは、ワルシャワ
中央駅の目前にある有名ホテルであるが、帰国後の6月2日、信じられられない出来事の
舞台となったことがテレビ報道され、驚いている。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000156352.html

(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l