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Radio Japanへの受信報告や、孫たちへの絵葉書に使う切手を買うため、ワルシャワ
中央郵便局を訪れた。

正面玄関の重厚なドアを開けて中に入ると、幾つかの窓口が並んでいるが、表示が
全てポーランド語のため、どの窓口で切手を購入できるのかが分からない。
文房具などが並ぶ売店のようなところがあったので、「切手はどこで買うことが出来
ますか」と英語で尋ねると、「キオスク!」と言って指差して教えてくれた。
その先に見えたのは、正面玄関の横にある守衛室のような、人一人がやっと座れる
くらいの狭い一室で、中年の女性が座っていた。
一昔前の東京で見られた、街角のタバコ屋さんを連想させた。

日本向けの航空便の切手は幾らかを尋ねると、1枚6ヅオチで、手紙も絵葉書も基本
料金は同じだという。旅の記念に保存しておく分も含めて、15枚を買った。
切手の絵は、何かの木の実のようにも見え、チョコレートボールのようにも見えるが、
本当は何かが分からない。ホテルに帰って、ネット検索してみると、この切手は今年
発行された「イースター」記念切手で、絵柄は「イースター・エッグ」であると推察
された。ポーランドでは毎年のように、「イースター」記念切手が発行されている模様
である。

ワルシャワに来て以来、ポーランドは日本に比べて物価が安いという印象を持ったが、
この切手の値段には驚いてしまった。6ヅオチは約180円である。
日本からポーランド向けの郵便料金は、手紙の基本料金は110円、絵葉書は70円
であるから、これに比べれば相当に高額である。

駅やバスターミナルなどには、日本と同じように、赤色の大きなポストが設置されて
いるが、街中ではオモチャのような、小さいポストを目にする。日本ならば、幅広の
正面に投函口が付いている場合が多いが、ポーランドではポストの横に投函口がある。
旅先では、こんな小さなところにも「異文化」を感じる。
こんなポストで安全だろうかと気になったが、造りは頑丈で、実際に、投函した郵便物
は1週間程度で日本に届いていた。

(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l