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「連帯」の記念碑の奥には、「ヨーロッパ連帯センター」の建物がある。外観は落ち
着いた感じはするものの、直線的というか、幾何学的というか、そんな美しさもあり、
造船所の「鉄骨」と「錆」をイメージしたデザインなのであろうと思われた。

正面入口を入ると、ロビーに「'89 2019 GDANSK」と書かれた、大きなパネルと
ポスターが展示されていて、テーブルにはリーフレットが置かれていた。
6月1日から11日まで開催される「自由と連帯の祭典」の案内で、今から30年前、
1989年にポーランドでは初めてとなる自由な選挙が行われたこと、それは市民に
よる新しい民主主義の始まりであったことを記念するイベントの案内である。
https://www.2019gdansk.pl/

赤で書かれた「'89 2019 GDANSK」のポスターは、市内の様々なところに貼り出され、
このポスターがラッピングされたバスや路面電車も走るなど、グダンスクの町全体が
盛り上がっていた。

30年前の「連帯」の活動を回顧し、トークイベントや映画会などが開かれる。
そして6月4日の正午には、ポーランドの各都市の広場では、ポーランド国歌を市民の
皆んなが一緒に歌うのだという。

帰国後、この動きが、日本でどのように報道されるのかを注目していたところ、
日本経済新聞が関連ニュースを報じた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45704690V00C19A6000000/

(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l