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「ヨーロッパ連帯センター」の館内では、ポーランドの民主化運動の様々な資料が
展示解説されている。

1980年のグダンスク造船所でのストライキを契機に、公然たる反共運動が
展開され、ポーランドの民主化は実現した。やがて、ポーランドの旧体制を背後で
支配していたソ連も崩壊していく。
ソ連の崩壊を決定づけたのは「連帯」のワレサ委員長と、当時のローマ教皇ヨハネ・
パウロ二世であるとも言われている。パウロ二世もポーランドの生まれである。

館内の展示で、最も印象に残ったのは、ワレサ委員長が演説する写真と、彼が座って
いたデスク、そして、使い切って数センチしか残っていない鉛筆である。
このデスクに座って、彼は、民主化運動の推進と政権打倒の戦略と戦術を練り、仲間と
議論し、それをメモ用紙に鉛筆で書き、消しては直し、消しては直しを、何度も繰り
返したのであろう。

(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l