戻ろうと15分ほど歩くと、「カジミエシュ地区」と呼ばれる地域に入る。
ガイドブックには、次のように解説されている。
カジミエシュ地区は、1335年にカジミエシュ大王の手でクラクフとは
別の町として作られた。カジミエシュ大王は、当時迫害されていたユダヤ人
の保護に熱心に取り組んだ王として知られ、彼の時代には多くのユダヤ人が
クラクフに移り住み商工業の発展に寄与した。
カジミエシュ地区は当初からユダヤ人街として作られたのではなかったが、
15世紀以降、多くのユダヤ人が住むようになり、第2次世界大戦まで、
ユダヤ人が大多数を占める地区として栄えた。
今でもポーランド最古のユダヤ教の神殿、スタラ・シナゴーグ(ユダヤ博物館)、
イザーク・シナゴーグなど多くのシナゴーグがある。
映画「シンドラーのリスト」のロケ地としても有名である。
われわれは、この「スタラ・シナゴーグ」を見学したいと思ったが、この建物を
訪ねると、ドアには「本日は、夕刻7時から深夜1時まで開館」の貼り紙が出て
いて、中に入ることは出来なかった。
なぜ、夜間だけの開館になるのか、われわれは情報不足で知ることができず、
ここの見学は諦めた。
(「ポーランド旅行記」一覧)
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