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ポーランドの南部にある小さな町、カルヴァリア・ゼブジドフスカを訪ねた。
カトリック教徒の巡礼地の一つと言われ、人口5000人余りの町に、毎年
100万人もの巡礼者が訪れていて、前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世も度々
ここを訪れたという。1999年に、ユネスコの世界遺産に登録された。

ガイドブックでは、次のように解説されている。
  カルヴァリア・ゼブジドフスカでは、大修道院の立つ丘が聖地エルサレムの
  ゴルゴダの丘に見立てられ、それらを囲むように28の礼拝堂が建てられて
  いる。「カルヴァリア」とはゴルゴダの意で、「ゼブジドフスカ」は、17世紀
  初頭に領主ゼブジドフスキによりそれらの礼拝堂が造られたことに由来する。

  礼拝堂はどれも400年以上の時を経ているが、当時とほとんど変わらない姿を
  留めていて、マニエリスム様式と呼ばれる多彩な装飾が特徴の建築で、今も色
  褪せぬ芸術性に驚く。現在は約6kmの巡礼路が整備され、町全体が巡礼公園と
  なっている。礼拝堂の前にはヨハネ・パウロ二世の銅像があり、こちらも観光
  スポットになっている。

(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l