第2次世界大戦中、ポーランドを占領していたドイツは、ポーランドの科学者
や文化人を多数殺害しただけでなく、多くの文化財や美術品などを破壊した。
戦争末期の1944年8月1日、ナチス・ドイツの支配に反旗を翻して、ワル
シャワ市民が蜂起した。激しい戦闘の結果、町は壊滅的な打撃を受けてしまう。
この博物館では、様々な写真や映像、新聞、軍服や武器などを展示して、当時
の状況や市民の暮らしを解説している。
沢山の見学者が訪れていることに驚いたが、大人だけではなく、小中高校生
などの少年少女が先生に引率され、熱心に学習している姿を見て感動した。
彼らの国が、かつてはドイツに侵略され、弾圧されていた歴史的事実を心に
刻むのであろう。
かつて他国を侵略した国の国民の一人として、侵略された国の人々の心を、
どれほど理解しているのだろうかと自問自答した。
(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l