ころ、窓からは眩しい朝日が差し込み始めた。地平線と言うか、地球の縁と
言うべきか、そこから真っ青な空間に光が放たれ、地球を覆う大気が紅く
染まる光景は、人の心を清々しいものにさせてくれる。
私は、この光景が好きである。一挙に眠気が覚めた。
おそらく、宇宙飛行士たちが宇宙で見る日の出もこのようなものであろうか。
午前9時前、搭乗機は成田空港に無事に着陸した。
長い通路を歩いて、入国手続きのゲートに向かった。
途中で、大きな「迎」のポスターに出会った。
仕事や観光などで、海外から日本を訪れる人々を歓迎するメッセージである。
これは、書道家・武田双雲さんの書である。
双雲さんには、私が現役時代に、元職場の創立125周年記念行事に協力を
お願いしたことがあり、思わぬところで彼の作品と出会い、その時のことが
懐かしく想い出された。
(「ポーランド旅行記」一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1147858.html?m=l