(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2008年10月

HFCC ( High Frequency Co-ordination Conference ) の周波数情報を元に
検索したところ,Radio Thailand の日本語放送は,次のとおり放送されている
ことが判明した。

22:00-22:15 JST  7365 kHz

(注) 当地(東京郊外)での同波は極めて強力で,安定受信できている。

中国国際放送は同局のホームページで,このほど日本語放送
の新周波数を発表した。

19:00-20:00 JST  9440, 7325 kHz
20:00-21:00 JST  7325, 7260, 1044 kHz
21:00-22:00 JST  7325, 7260, 1044 kHz
22:00-23:00 JST  7325, 7215, 1044 kHz
23:00-24:00 JST  7190, 7115, 1044 kHz
24:00-25:00 JST  7220, 5980, 1044 kHz
07:00-08:00 JST  7110, 5985 kHz
08:00-09:00 JST  9695, 9435 kHz

ただし,同局のホームページでは,様々なページに周波数一覧が掲出されているが,
次のサイトが正しい表示となっている。 ( 2008-11-03 現在 )
http://japanese.cri.cn/81/2008/10/29/1s128440.htm

※ 東京の短波放送愛好家『ごた』さんからは,上記周波数を
  すべてモニターしたとの連絡をいただいた。
  『ごた』さんのホームページは,次のとおり。
  http://www.alpha-net.ne.jp/users2/gota/

『チョソンの声』日本語放送は,新しい周波数を,次のようにアナウンスしている。

06:00-09:00 JST  9650,7580,621 kHz
16:00-22:00 JST  9650,7580,6070,621 kHz

(注)当地(東京郊外)では,時間帯により,受信できる周波数と,できない周波数
   がある。

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國廣公寓 "CRI MEDIA CENTER",右後方はCRI放送局ビル

― ゲストハウスは,ホテル並み ―

日本語部のスタッフルームなどを見学した後,王小燕さんと馬健さんは,
Nさんと小生のために,中国国際放送局の 『ゲストハウス』 のレストラン
に案内してくれた。

先ずは,ビールとお茶で乾杯。
馬さんは,車通勤ということで,アルコールはダメ。
王さんは自転車通勤とのことだから,アルコールはOKと思われたが,
どうもこれから一仕事がありそうな感じ。それとも,中国では自転車でも
アルコールはだめと言うことか。
Nさんと小生,客人だけがビールをいただき,申し訳ない気持ちになる。

料理のボリュームの多さに驚きつつ,本場の中国料理に舌鼓を打つ。
小生,食べ物自体の好き嫌いは少ないけれども,辛いものアレルギー
があるので,辛くないものを注文してもらう。
お陰げさまで 『美味しい』『美味しい』 を連発,ホンモノの中国料理を
堪能した。

前日,北京の街を疾走したNさんのマラソン談義,小生のオタクっぽい
BCL談義に,王さんと馬さんは興味津々,じっと聴いていてくれる。

少し落ち着いたところで,王さんが誰かに電話を掛け始めた。
相手は,長春から上海まで自転車旅行をしている,富樫史生(トガシ
フミオ)さんで,Nさんとも知り合いのようだ。
電話をNさんに替わり,二人は楽しそうに話をしていた。

小生は,『トガシ』さんと言う名前を聞いて,直ぐ,『山形の人か』と尋ね
ると,ピンポーン。
往年の名横綱・柏戸の本名は,トガシ(富樫)さんで,山形に多い名前
である。小生も山形県の生まれで,何か親しみを覚える。

王さんが富樫さんにインタビューした番組は,10月後半,2週に亘って
放送されたので,聴かれたリスナーも多いことと思う。

宴たけなわ,話は尽きないが,王さんと馬さんは,明日の仕事が待って
いるので,皆んなの健康を祈り,いつの日か再会できることを願って,
夕食会はお開きとした。

小生は,中国国際放送局の『ゲストハウス』に宿泊する。
正式には『北京國廣公寓』と称し,一般的には "CRI MEDIA CENTER"
と呼んでいるようだ。

12階建のL字型ビルで,一方の棟は宿泊棟,他の棟はメディア部門の
業務棟となっている。

宿泊棟には,単身者用,二部屋の家族用,キッチン付長期滞在者用
など,様々なタイプの部屋が揃っている。
各部屋には,冷蔵庫,テレビ,バスルーム,アメニティグッズなども備え
られていて,一流のホテル並みの設備である。
大小の会議室,温水プールなどの他,1階と2階にはレストランもある。

宿泊棟は,中国国際放送局に招聘される海外メディアのスタッフなどの
利用に供されている。
空き室があれば,同局を訪問するリスナーも利用できるという。

小生は,同局の厚意により,ツインルームをシングルユースとして,
宿泊することができた。
一般的には,ホテルのベッドや枕は,フワフワしているものが多いが,
ここでは,ベッドも枕も固めのもので,快眠・熟睡の毎日であった。

北京滞在の後半は晴天に恵まれ,宿泊した4階の部屋からは,毎朝
目を覚ますと,遥か西側に連なる山々の稜線を,クッキリと望むことが
できた。

(続きは,後日アップします)

(注1)富樫史生さんのホームページとブログは,次のとおり。
    http://www.chinacenter.jp/japanese/bicycle/index.html
    http://bikechina.blog64.fc2.com/

(注2)Nさんのブログは,次のとおり。
    http://www.geocities.com/tky24/

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(過去の記事)
訪問記 (01) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2501200.html
訪問記 (02) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2571454.html
訪問記 (03) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2611549.html

KBSワールドラジオ日本語班は,『第28回韓国歌謡コンクール』 を行う。
審査結果の発表は,日本語放送開始記念日の12月1日に行われ,その模様は
短波放送でも流される。

参加するリスナーは,韓国の歌を1曲を歌い,それをカセットテープ,CD,
MD,又はMP3ファイルなどに録音して,同局に送るよう案内している。

締切は,11月15日(土)必着となっている。

詳細は,次のサイトを参照すること。
http://world.kbs.co.kr/japanese/program/program_notice_detail.htm?No=286

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台湾国際放送日本語課から,ベリカード 2008-03 が届いた。
今年は『野鳥』シリーズを発行していて,今回のカードの写真
は,海抜2000m級の高地に棲息する『笑いツグミ』である。

同局は,来年は『ランの花』シリーズを発行する予定である。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/608772.html

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  馬健さん,王小燕さん,Nさん,朱丹陽さん,筆者           お便りの束を見せてくれる王さん


― 日本語部のオフィス ―

中国国際放送局ビルの2階にある 『資料展示コーナー』 を離れ,13階の
日本語部のオフィスに案内していただく。

この階には 『第1アジア局』(FIRST ASIAN BROADCASTING CENTER)が
入っており,この内の2部屋相当のスペースを日本語部が占め,ここで30
名ほどのスタッフが働いているという。

日本語部の入口には,北京オリンピックを記念する,銀色の『2008』を
ベースにした,赤いリボンのデコレーションが飾ってある。

日本語部の部屋に入ると,時刻は夜6時を回っており,何人かのスタッフが
仕事にあたっている。ラジオ番組の制作現場とは思えない静かさだ。

ちょうど,この時間帯は,22時まで勤務する夜勤組のスタッフが夕食に出て
おり,比較的に閑散としているのだという。皆んな,一息入れているのだろう。

夜勤組だけではなく,昼間勤務者でも,夜遅くまで残業をしているスタッフが
いるという。例えば,お便り係りの張保力さんなどは,夜通しで仕事をこなす
ことが,度々あるらしい。

窓側に設置された大型のテレビでは,NHK衛星第二の『ニュース7』を映し
出している。『おっ』と思ったが,中国と日本では,1時間の時差があるのだ。
このテレビは,スイッチを入れたままにして,四六時中,日本のニュースを
チェックしているのだろう。

書棚には,中日辞典,日本の国語辞典など,業務上必要な様々な資料が
一杯だ。日本のリスナーが書いた,BCL関連の単行本も,見える。
また,スチール棚には,中国と日本の新聞が,ドサッと積まれている。

スタッフのデスクは,片袖机程度の大きさで,前の人と横の人との間には,
お互いが邪魔にならないように,高さが約50cmの半透明のパーテーション
が取り付けられている。もちろん,パソコンは一人一台だ。

しかし,それぞれのスタッフの机の上を見渡すと,資料が山のように積まれ
ていて,きれいに整頓されている机はほとんどない。
放送局や新聞社に働く人たちの机は,どこでも,こんな具合だろうと想像する。
却って,整然としているのは,仕事をしていない証拠なのかも知れない。

案内の王小燕さんが,日本のリスナーから寄せられた受信報告書やお便り
の,大きな束を見せてくれた。
お便り係りのスタッフが,一通,一通,丁寧に読んでくれているという。
個別の番組に対する感想や意見は,それぞれの番組担当者に回付されて,
次の番組制作に活かされるのだという。

続いて,日本語部が使用している,放送スタジオに案内される。
大型のデスクには,録音の操作盤とマイクロフォンが2本,デスクの右側には
パソコンが設置されている。

ゆったりと座れる大型チェアは2基で,パーソナリティが2人で掛け合いしながら,
番組作りをしている姿が目に浮かぶようだ。
スタジオからはガラス窓越しに,副調整室が見えるようになっている。

小生も,この椅子に座らせてもらい,一時,日本語部のパーソナリティになった
気分に浸る。

スタジオから日本語の部屋に戻る廊下で,録音テープらしいものがラックに並ん
でいるのを見つけたので,これは何かと尋ねたところ,アラビア語部が使用して
いた録音テープとのことだ。

現在では,すべてコンピューターの音声ファイルで対応しているので,オープン
リールのテープは無用となったが,他言語部のものを日本語部が片付けるわけ
にはいかないので,そのままにしているという。

最後に,日本語部の部屋の前で,記念写真を1枚撮って,退室する。

(続きは,後日アップします)
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(過去の記事)
訪問記 (01) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2501200.html
訪問記 (02) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2571454.html

『ロシアの声』日本語放送は,10月28日のニュースの時間に,次のように伝えた。

国際放送『ロシアの声』の新社長に,アンドレ・ヴィストロッキー氏(?)が就任しました。
同氏はこれまで,現在の 『ロシア国立ラジオ放送会社』 の情報問題担当次長を務め
ていました。
きょう,ショガレフ通信情報相が 『ロシアの声』 の職員たちに,ヴィストロッキー氏を
紹介しています。

同通信情報相は,『ロシアとロシアのマスメディアにとって,最も厳しい時代にあっても,
外国語放送が途切れることがなかったどころか,外国語放送は優れた伝統と団結力
のある集団を守り続けることができた』 と指摘したうえで,『この点において,功績を
残したのは,何年にも亘ってロシアの声を率いてきた,オガネシアン・前社長である』
と述べました。

更に,同通信情報相は,『ロシアのマスメディアは,大きな変革の入口に立っており,
それは外国語放送の前に,複雑な課題となっており,一方で,新しい可能性を拓く
ものだ』 と指摘しました。

『ロシアの声』日本語放送は,新しい周波数を,次のようにアナウンスしている。

21:00-22:00 JST  6180,6170,5920,720,630kHz
22:00-23:00 JST  6180,6170,6005,5920,720,630kHz


(注)当地(東京郊外)では,このとおりの周波数で受信できているが,
   ここ2~3日の受信状態は,短波の周波数は何れも,混信が強い。

中国国際放送は,10月27日放送の 『経済直行便』 で,次のように
アナウンスした。

ここで,皆さんにお知らせがあります。
北京放送は11月から,番組の再編と,ウェブサイトのリニューアルを
行います。
『経済直行便』 は,11月から放送日が変わり,初放送は火曜日,再
放送は水曜日になり,担当が謝東アナウンサーになります。
私(王小燕)も,時々,特別企画などで,番組やインターネットで登場
させていただきます。
どうぞ,皆さん,今後とも,引き続き,よろしくお願いいたします。

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又,10月28日放送のお便り紹介番組 『中日交流カフェ』 で,次の
ようにアナウンスした。

ここで,お知らせがあります。
CRI の番組は,11月からリニューアルすることになりました。
私(謝東)は,この番組を担当するのが,きょうで最後になります。

来週から,『中日交流カフェ』 は,以前と同じ,水曜日に放送します。
従って,担当も替わりまして,ニュース,中国リポート,エンタメ ・ キュ
ーブを担当していた,王洋アナウンサーが担当することになっています。
これからも,引き続き,『中日交流カフェ』 を応援してください。

又,私(謝東)ですが,来週から,火曜日放送の 『経済直行便』 の進行
役を担当することになっています。どうぞ,こちらも,応援してください。

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( 注 )このようなアナウンスがあったことから,11月には,幾つか
    の番組で,担当者の交替が行われるものと思われる。
    新番組が現れるのかなどに,注目したい。
    又,10月最終週から,周波数の一部が変更されている模様で
    あるが,これについては,未だアナウンスされていない。
    番組やウェブサイトで,早急に発表されることを期待したい。

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