(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2009年11月

イラクのフセイン元大統領が2000年,Radio Free Europe/Radio Liberty の
プラハ本部を襲撃するよう指示していたと,チェコの情報機関が明らかにした
という。
ロイター通信の電子版が10月30日,プラハからのリポートとして伝えた。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-12693220091130

NHK-BS2 の 『熱中時間』 は,12月5日放送分でアマチュア無線家を
たくさん紹介するという。アマチュア無線家向けの月刊誌 "CQ ham radio"
のウェブサイトが伝えている。
http://www.cqhamradio.jp/archives/cat23/#000408

( 当ブログ子 : 注 )
NHKのウェブサイトでは,未だ,この日の番組案内は掲載されていないが,
間もなくアップされるものと思われる。
http://www.nhk.or.jp/nj/index.html

アマチュア無線家だけではなく,いつの日か,短波放送愛好者も紹介して
ほしいものである。
ラジオを聴くこと,特に海外からのラジオ放送を聴くことの素晴らしさ,奥深
さは,アマチュア無線に勝るとも劣らないものだ。諸外国におけるBCL事情
なども織り込みながら,ぜひ紹介してほしいと願っている。

KBS日本語放送は11月26日,『おしゃべりラジオ』 の中で,次のように
アナウンスした。

12月26日は最後の土曜日ですので,『おしゃべりラジオ』 の今年を振り
返って,スペシャルバージョンでお送りします。
そのため,『おしゃべりリサーチ』 は,翌週の1月2日にお送りします。

課題は 『新年のあなたの計画は?』 で,次の四択から選んでください。
  1.やっぱり身体が資本
  2.新しい挑戦をしたい
  3.おカネを貯める
  4.その他
締切は,12月23日(水)必着とします。
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( 当ブログ子 : 注 )
『おしゃべりラジオ』 は,10分間のニュースに続いて放送される50分間の
トークショーである。
元気印の3人の女性キャスター,キム ・ ジヨン(金志硏,愛称 : スミレ) さん,
チャ・ヨンア (車暎雅,愛称 : カンナ) さん,山田多香子 (愛称 : タンポポ)
さんが,韓国の様々な話題を紹介しながら,賑やかな会話を楽しむこの番組
は,幅広いリスナーの支持を得ている。

同番組では毎月 『おしゃべりリサーチ』 を実施しており,その結果は毎月最終
土曜日の番組で紹介し,ユニークな答を送ったリスナーにはプレゼントが贈ら
れる。

回答送信用の特設サイトは,つぎのとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/event/poll/index.htm

ラジオ国際放送の人気投票で,韓国KBSワールドラジオが第1位となった。
これは,日本短波クラブ (JSWC-Japan Short Wave Club) が,本年8月に
東京で開催された 『ハムフェア』 の来場者を対象に実施したアンケート結果で,
同クラブの会誌2009年12月号で発表した。

アンケートは,短波放送全体を対象としたものと,日本語番組を送っている放送
だけを対象としたものに分けて実施され,KBSは両部門ともトップに返り咲いた。
昨年は,中国国際放送が,両部門ともトップの地位を占めていた。

なお,全短波放送部門では,2位が中国国際放送,3位がロシアの声,4位以下
は VOA,台湾国際放送,HCJB,BBC などと続いている。

また,日本語放送部門では,2位が中国国際放送,3位がロシアの声,4位以下
は台湾国際放送,HCJB,ベトナムの声,チョソンの声などと続いている,

更に,このアンケートと併せて,ラジオ・ジャパンについて質問したところ,回答者
の85%が 『外国に行ったときに,ラジオ・ジャパンを聴いた』 と答え,『出張中な
どは,NHKワールドテレビを利用するから,(ラジオを聴かなくても) 大丈夫』 と
答えた人は僅かだった。

これらのアンケート結果については,会誌12月号誌上で,同クラブ理事の大武
逞伯さんが詳細に分析している。
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( 当ブログ子 : 注 )
    日本短波クラブの月刊会誌 『SW DX GUIDE』 は,現在,紙媒体のものと
    電子媒体のものの両方が発行されており,毎号,興味深い記事が満載で,
    読み切るのに相当の時間を要している。

    会誌の購読申し込み先,同クラブへの問合せ先は,次のとおり。
    郵便 : 248-8691
          日本郵政鎌倉支店  私書箱44号 日本短波クラブ
    E-mail : jswchq@live.jp

『ロシアの声』 ハバロフスク局では,12月19日放送の 『シベリア極東
ジャーナル・お便りステーション』 の枠内で,17日の 『BCLの日』 や
故山田耕嗣さんに関するお便りを,優先的に紹介することを計画して
いる。
同局の岡田和也アナウンサーから,リスナーズクラブ 『ペーチカ』 事務局
の松本卓也さんに届いた連絡で,明らかにされた。

松本さんは,リスナーの皆さんは 『ロシアの声』 ハバロフスク局宛に,
『BCLの日』 や故山田耕嗣さんについのてお便りを沢山送ってほしい
と,呼び掛けている。
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( 注 )
松本さん,貴重な情報をいただき,有難うございます。

『ロシアの声』 ハバロフスク局の宛先は,次のとおり。
郵便 : Voice of russia, Japanese Section
      Lenina4,Dom Radio,Room No.903
      Khabarovsk 680620
      RUSSIA

E-mail : okada@mail.redcom.ru

『モンゴルの声』 日本語放送は11月28日,次のように伝えた。

モンゴルの公共テレビラジオ局の幹部が,ドイツのドイチェ・ヴェレの幹部と
意見交換しました。

意見交換の内容は,ドイチェ・ヴェレ・アカデミーにモンゴルの人材を留学さ
せること,『モンゴルの声』 国際放送課でドイツ語の放送を開始することの
計画について,又,ドイチェ・ヴェレのニュース番組をモンゴル公共テレビで
放送することについてなど,多くの問題が採り上げられました。

会談後に,両局の幹部は,協力協定にサインをしました。

モンゴル公共テレビラジオ局とドイツのドイチェ・ヴェレは,1990年から協力
関係を持っています。

1939年から1945年にかけて,ベルリン近郊の短波放送局から,アラビア語など
他言語によって,世界中に向けてナチの宣伝放送が行われていたが,この放送が
今なおアラブ世界に影響を与えているのではないかとして,『9・11』 以降,米国の
マスコミ研究者や歴史学者の間で論議されているという。
VOA放送のキム・エリオット氏が主宰するウェブサイトが,The Chronicle of Higher
Education や Yale University Press の記事を引用して,紹介している。
http://kimelli.nfshost.com/index.php?id=7853

フィリピン南部のマギンダナオ州で起きた大量虐殺事件で,犠牲となったジャーナリストの
数は27人に達したという。
ABU( Asia-Pacific Broadcasting Union ) のウェブサイトが11月27日,ABS-CBN 通信
の報道として伝えた。
http://www.abu.org.my/abu/index.cfm/elementid/56930/Philippines-journalists-death-toll-rises-to-27

ABU の記事によれば,フィリピンの全国ジャーナリスト会議の関係者は,『27名』 という
数字は最終的なものではないと語っている。

VOA放送は,日本時間11月28日朝の "VOA Sports" の枠内で,
タイガー・ウッズ選手がフロリダ州で自動車事故を起こし,病院で
治療を受けたと速報した。
同局記者は現地からのリポートで,タイガー・ウッズの事務所は彼
のケガは軽症であると発表したと,伝えた。
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( 当ブログ子 : 注 )
国際短波放送を聴いていると,思わぬニュースに触れることができ,
だから BCL はエキサイティングだ。

この放送の後,インターネットのニュース関連サイトを読むと,この
事故は,現地時間の27日未明に起きたが,彼は既に病院を退院
したという。

KBS日本語放送では,12月17日放送の 「玄海灘に立つ虹」 の枠内で,
「BCLの日」 や故山田耕嗣さんについのてお便りを,優先的に紹介する
という。
同局日本語班から,短波放送愛好家・伊藤甲一郎さんに届いた連絡で,
明らかにされた。

KBS日本語班では,「短波だけでなく,インターネットなどでも聴いてくれる
新しいリスナーが増えており,ラジオのリスナーからのお便りが,そういう
人たちに国際放送の歴史の大きな部分を占めている 『BCL』 や故山田
耕嗣さんについて知ってもらう契機になることを期待している」 としている。

また,伊藤さんは,リスナーの皆さんはKBS日本語班宛に,「BCLの日」
や故山田耕嗣さんについのてお便りを沢山送ってほしいと,呼び掛けて
いる。
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( 当ブログ子 )
伊藤さん,いつも,貴重な情報をいただき,有難うございます。

KBS日本語班宛のお便りは,次のウェブサイトから送信できる。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_bbs.htm

電子メールのアドレスは,次のとおり。
japanese@kbs.co.kr

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