(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2009年12月

KBS日本語放送は12月31日,次のようにアナウンスした。

 12月31日は50分間にわたって,恒例の 『アナウンサー ・
 オンパレード』 を放送しますが,ラジオでの放送は31日のみ
 で,夜9時の番組が最後となります。
 元旦は,(前日の再放送はなく) お正月の特別番組を放送
 します。

 『アナウンサー・オンパレード』 を聴き逃した方は,KBSの
 ホームページに 『アナウンサー・オンパレード』 のバナーを
 作るので,そこで聴いてください。

 『アナウンサー・オンパレード』 では,皆さんからの投票も
 行いますので,皆さんの清き一票をお願いします。

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『ロシアの声』 日本語課から,開局80周年の記念ベリカードが届いた。
先のアナウンスによれば,記念ベリは6種類のものが発行されるとのこと
で,今回送られてきたのは,その内の1枚である。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/15448029.html

"THE VOICE OF RUSSIA 80","29 October 1929-29 October 2009"
の赤文字が浮かぶカードには,2枚の写真が配されている。

開局20~30年目の時代の写真で,何れも 『初もの』 である。
一つは,モスクワ赤の広場での労働者の祭典の模様を伝えるスタッフの
写真で,初めてラジオのナマ中継が行われたときのもの。

もう一つは,スタジオ風景の写真で,初めての "Voice of Russia" の番組
が,ここから送信されたという。

ベリカードには,直筆のあいさつ文が添えられ,『モスクワは130年ぶり
の暖冬異変で,雪のない寂しい初冬でしたが,7日の午後からの大雪で,
気温もぐんと下がり,名実共に冬入りしました』 と書かれている。
その他,周波数表及び番組表も同封されている。

なお,『ロシアの声』 日本語課を中心とした,その歴史は次のサイトで
読むことができる。
http://www.ruvr.ru/main.php?lng=jap&q=109&p=14.04.2007

「チョソンの声」 日本語放送では,今週放送の 「お便りの時間」 に日本語担当
の部長らが出演した。

番組冒頭,女性アナウンサーが 「この時間は日本語担当の部長さんを初め,
スタッフと共に 『リスナーと共に送った2009年』 を振り返ってみます」 と切り
出し,「はい,先ず,自己紹介をお願いしますと」 と促した。

二人とも男性で,部長が 「部長のユンチャンゴです」 と自己紹介,続いて,もう
一人のスタッフが 「書簡係のウンガンリムです」 と名乗った。

お便り紹介に先立ち,同部長は次のようにコメントした。
   近くて遠い国ではなく,近くて近い国になること ―― これが,朝日両国民
   の願いです。
   今年もリスナーの皆さんは,「チョソンの声」 放送を熱心にお聴きになって,
   チョソン人民に対する支持連帯の声をお寄せになりました。

続いて,今年一年間に届いた,リスナーからのお便りを,数通紹介した。
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( 当ブログ子 : 注 )
同局の放送で,番組を担当するアナウンサー以外のスタッフの声を聴いたのは,
当ブログ子にとっては,初めてのことだった。
なお,出演した日本語担当部長と書簡係のスタッフの名前は,聴こえたとおりに
表記したので,必ずしも正しいものではないかも知れない。

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今月上旬,神奈川県湯河原町に小旅行した。
古びた木造2階建ての温泉宿に一泊し,『FMヨコハマ』 を受信したとき
のベリカードで,ほぼ2週間後の返信である。
山間ながら,電波も良く届き,木造であることから,安定受信ができた。

カードのデザインは極めてシンプルで,白地に青で染め抜いた富士山と
神奈川沖の大波が描かれている。
北斎の富嶽三十六景を模したものであろうか。

この他に,同局のタイムテーブル及びクリスマスバージョンのステッカー
が同封されている。

12月17日の 『BCLの日』 に寄せて,日本語放送各局は,沢山のリスナーの
お便りを紹介し,放送局スタッフがラジオについて語るなど,多彩な特集番組を
編成し,放送してくれた。
ご協力いただいた放送局に対して,心から御礼を申し上げたい。

各局の対応の概要については,次の一覧表の各記事をご覧いただきたい。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1026528.html?m=l

ところで,中国国際放送局でキャスターを務める王小燕さんは,日本語による
ブログを開設しており,12月18日付記事の中で,『BCLの日』 に関する話題
を幾つか紹介するとともに,『いつか,局を跨いで共通のトピックスで何か番組
を企画できないのかな…』 と,『BCLの日』 の明るい未来を予感させるコメント
を書いている。
  
  記事タイトル : 「BCLの日」 にしよう運動,今年も各国のラジオ局が呼応
            http://d.hatena.ne.jp/tubameyanzi/20091218

王さんは,同局のウェブラジオ 『つばめのス』 のプロデューサー兼プレゼンター
も務めており,この番組でも 『BCLの日』 関連の話題を紹介している。

  記事タイトル : ラジオと私 「ス」 をアップ
            http://d.hatena.ne.jp/tubameyanzi/20091217

なお,中国国際放送は,12月30日(水) に放送する 『中日交流カフェ』 では,
『BCLの日』 についてのお便りを含めて,時間枠全部を使って,出来る限り多く
のリスナーのお名前を紹介する予定としている。

『モンゴルの声』 日本語放送は12月28日,当ブログ子へのインタビュー
を放送した。

これは,同局アナウンサーのボロルトヤさんが,2週間ほど前に取材旅行
で来日,多忙なスケジュールの合い間を縫って,拙宅を訪問して収録した
ものである。

ボロルトヤさんは,番組の最後を,次のように結んだ。
  私たちの,出来るだけ分かりやすく,母国のことを伝えるように努力した
  番組を,これだけ受信状態が悪くても,一生懸命聞いてくださるリスナー
  がいるからこそ,私たちは明日も頑張ろうと意欲がわきます。

  毎日,なんとなく過ごしている自分達の生活を,聴く人の理解や疑問に
  答えられるように,外国人の目で見て,伝えること,しかも外国語で伝え
  るのは,やはり大変な時もあります。

  でも,このように私たちの番組を楽しみにしているリスナーの方に,話を
  聞くことが出来て,私たちもパワーアップしました。

  これからも短波放送を愛し,リスナーと放送局の架け橋でいてください。
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(当ブログ過去関連記事)
   http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/23265261.html

同局のスケジュールは,次のとおり。
   18:00-18:30 JST  12085 kHz
   00:00-00:30       9665

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中国国際放送局日本語部から,2010年のカレンダーが贈られた。

山折にしてデスクに飾って置く形の,赤色を基調としたデザインで,
『2010』 の 『2』 と 『1』 は赤色,『0』 の一つは中国を真ん中に置
いた地球の東半球,もう一つの 『0』 は 『華』 を中心に各言語文字
が散りばめられている。

カレンダーの片面は,赤地に白抜きの日付が,12ヵ月分が一目で
わかるもので,太陽暦の各日付の下に,小さな文字で旧暦の日付
が載っており,来年の旧暦の元旦は2月14日である。

また,カレンダーの内側は年賀状となっていて,『新年おめでとう
ございます』 と印刷されている。

KBS日本語放送は,12月28日から 『年末特別番組』 の放送を開始し,
30日まで続けられる。『玄海灘に立つ虹』 を15分に短縮し,1時間の
日本語番組のうち,後半の30分で特別番組を放送している。

『振り返ってみる2009年』 と題する特別番組は,3回にわたって放送する
こととなっており,28日の第1回目は 『対立が続いた政治と南北関係』 を
放送した。

なお,大晦日には,日本語放送のスタッフが総出演する 『アナウンサー ・
オンパレード』 が放送される予定である。この番組では,KBS日本語班が
選んだ 『今年の十大ニュース』 なども紹介されるものと期待される。

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ラジオから離れた話題,
しかし,台湾国際放送も報じる ――

台湾の映画 『海角7号』 を観た。
サブタイトルは 『君想う,国境の南』 である。
http://www.kaikaku7.jp/

台湾国際放送のウェブサイトは伝える。
http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=93015&BlockID=31

2008年に制作され,台湾では大人気を博したと聞き及んでいたので,
今年のお正月休みに台湾を旅行した際,是非この映画を観たいと思った
が,既に台湾でのロードショーは終わっており,観ることができなかった。

日本での上映を心待ちにしていたところ,12月26日から日本各地で上映
されるというニュースを読んだ。

12月27日,上映開始2日目だし,台湾映画はマイナーだという先入観も
あって,それほど混雑しないだろうと思って出掛けたところ,客席はほぼ
満員状態で,驚いてしまった。

満員の理由は,映画が終わった後になって,はじめて分かった。
誰も,席を立とうとしない。
そのうちに,映画館の係員が,舞台にマイクをセツトし始めた。

この映画の主演を務めた,ファン・イーチェンと田中千絵の舞台あいさつ
が行われるという。

何と,ラッキーなことか !!
長く待ち焦がれた映画の,主演の男優と女優の顔を仰ぐ。
しかも,シニア割引適用で,夫婦で2000円ナリ。

映画のシナリオはもちろん良かったが,当ブログ子にとっては,年初に
訪れた台湾南部の町,映画の舞台ともなった,恒春の町と人々の生活
風景を懐かしく想い出させてくれるものであった。

最南端の町,墾丁の,抜けるような青い空,蒼い海,白い浜辺,そして
白亜のホテル,これらも,一年前の気まま旅を追体験させるに十分で
あった。

フィルムの最後に,監督,演出,出演,撮影,音楽などのスタッフ名が
テロップで流れるが,そのカットに,上の写真と同じポイントから撮影
した写真が現れたのには,またまた興奮してしまった。

宿泊のユースホステルから最南端の岬まで,約10キロの道を歩いて
いて見つけたポイントであったが,バスや車で通りかかっただけでは,
見過ごしたことであろう。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/735928.html

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HCJB日本語放送から,December 2009 - January 2010 のベリカードが届いた。

白いシルエットのトナカイとサンタさんが,星空の彼方から宝石を散りばめたような
夜の東京上空に舞い降りてくる様が,デザインされている。

HCJBの尾崎一夫さんのクリスマスメッセージと,同局の日本事務所を預かる東京
淀橋教会におけるクリスマス礼拝などの案内パンフレットが同封されている。

同局の,年明けからの放送予定は,次のサイトで告知されている。
http://japanese.hcjb.org/SW_Schedule/SW_Schedule.html

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