(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2010年07月

KBS日本語放送は,ネットによる 『24時間放送』 を8月2日午後8時から
開始する。
同局のウェブサイトが7月30日に発表した。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_notice_detail.htm?No=11081

KBS日本語放送が毎週土曜日に放送している 『おしゃべりラジオ』 は,
7月31日に100回目を迎え,この日の番組では,スタジオとリスナーを
結んで 『電話でおしゃべり』 が放送される予定である。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/25828665.html

『おしゃべりラジオ』 は50分間のトークショーで,元気印の女性キャスター,
キム ・ ジヨン(金志硏,愛称 : スミレ) さん,チャ ・ ヨンア(車暎雅,愛称:
カンナ) さんの2人が,韓国の様々な話題を紹介している。
賑やかな会話を楽しむこの番組は,幅広いリスナーの支持を得ている。

なお,同番組では毎月,『おしゃべりリサーチ』 と題するアンケートを行って
おり,ユーモアがあり,機智に富んだ,面白い答えを送ったリスナーには
記念品が贈られる。

8月分のアンケートは,既に放送でアナウンスされていて,間もなく特設の
サイトでも公開されるものと思われる。
  (問) あなたの,夏を過ごすお気に入りのファッションは,何ですか。
       Tシャツに短パン!
       日焼け対策で,露出はノー!
       日本人は夏は,浴衣が一番!
       パンツ一丁! など,その他

『おしゃべりリサーチ』 の特設サイトは,つぎのとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/event/poll/index.htm

台湾国際放送は,7月30日に放送された 『お便り有難う』 の中で,先に退職した
尾原仁美アナウンサーのお別れメッセージを流した。
メッセージの中で彼女は,退職は健康上の理由によること,応援してくれた多くの
リスナーに感謝していることなどを語った。

尾原さんの退職については,7月19日に開催された 『リスナーの集い』において,
既に明らかにされていた。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/26614937.html

なお,この日の番組には,同局日本語課でインターンとして働くことになった女性,
汪家濃さんが出演した。彼女はカナダ・バンクーバーに10年ほど住んでおり,
ブリテッシュコロンビア大学で日本語を専攻し,今年5月に卒業した。

この番組の音声アーカイブは,次のサイトで聴くことができる。
http://www.rti.org.tw/ajax/RtiwebPod/Japanese_VOD.aspx

HCJB日本語放送の尾崎一夫さんは,8月1日に東京の田園調布教会の礼拝に
出席し,続いて,同教会において日本語放送を支援しているグループへの報告会
を行なうので,リスナーの参加を呼びかけている。
このほど,同局のホームページ情報が更新され,このことが告知されている。
http://japanese.hcjb.org/SW_Schedule/2010Japan_Schedule.html

尾崎さんはホームページ上で,次のように述べている。
  教会は,「HCJBの放送を聴いている人がいるんだ」 と,いつも
  驚いてくれますので,私にとっても大きな励みとなっています。
  是非,お近くのリスナーにも,報告会に残って頂けるとリスナー
  の重要証人としてご紹介できますので,ご参加いただけば幸い
  です。

尾崎さんは,7月24日に成田空港に無事到着した後,猛暑の中,予定された日程
を精力的にこなしており,同局のホームページの 『ふるさと訪問日程』 では,今回
のような緊急情報も掲載されるので,常に要チェックである。
http://japanese.hcjb.org

中国国際放送は7月28日,お便り紹介番組 『中日交流カフェ』 の中で,
短波放送は,これまでどおり大事にし,決して疎かにすることはしないと
する,傅穎・日本語部長のメッセージを紹介した。
http://japanese.cri.cn/781/2009/08/26/Zt1s145890.htm

これは,同局日本語部のニュースレター 『かけはし』 最近号の中で,
傅穎日本語部長が,中国国際放送の日本語部は ”短波ラジオ優先”
から ”インターネット放送優先” に移ってきたと述べていることに関し,
当ブログ子が受信報告書の中に,それは短波放送ファンとしては残念
であると書いたことに対して,同部長が真意を補足説明したものである。

傅穎部長のメッセージは,概ね次のとおり。
  短波ラジオは,もちろん,これまで通りに大事にし,決して疎かにする
  ことはしません。
  ただ、世界を席巻するインターネット時代に対応するため,放送局と
  しては新しい業務内容として,ネット上での配信も重視していくという
  意味です。
  ネットでの配信には,ラジオ番組という形態の内容も重要な部分として
  含まれていますし,その土台となっているものは言うまでもなく,短波
  ラジオ時代に築かれたものです。
  そういう意味で,ネット配信の開始においても,根幹となっているものは
  一貫しています。
  古くからのリスナーの方々に誤解を与えがちな表現になってしまい,
  混乱を起こし,大変失礼なことをしたと反省しています。
  今後とも,スタッフ一同,短波ラジオの番組作りに励んで参りますので,
  放送をお聴きの皆さんに,北京放送の短波ラジオのことを,どうぞ
  よろしくお願いいたします。
--------------------------------------------------------------
( 当ブログ子 : 注 )
当ブログ子は,7月17日に受信報告をメール送信したところ,間もなく,
同局の王小燕キャスターから返信メールが届き,同内容の傅穎部長から
のメッセージを転送してくださった。
王キャスターからのメールには,『部長の言葉は,中国流の表現に直せば,
これからは短波とネットの二本足で道を歩むことになるということだ』 との
解説が付記され,今後とも忌憚のない意見を寄せてほしいと結ばれていた。

中国国際放送日本語部の,リスナーを重視した,迅速かつ丁寧な対応に
感謝し敬意を表したい。

先日,中国国際放送日本語部からニュースレター 『かけはし』 の最新号が
届いたが,その記事の中に『中国語講座』を修了したリスナーのお名前が
一覧表で載っており,喜びの表情いっぱいのリスナーのスナップ写真も沢山
掲載されていた。特に,年配の方の多いのが目を引いた。

そこで,当ブログ子は,同局への受信報告の中で,この年配の方々が,
どのようなことがキッカケで中国国際放送を聴き始め,どのような想いで
毎日の放送を聴いているのか,貴重な体験談などを番組の中で紹介して
ほしいとお願いした。

このお願いが,お便り紹介番組 『中日交流カフェ』 の中で紹介され,同番組
の張国清キャスターは,概ね次のように解説した。

  私 (張キャスター) が聞いたところでは,一部のリスナーは1950年代,
  今から50年,60年前から,北京放送を聴き始めたのですけれども,
  その時代と言えば,中国と日本の間に国交が未だなく,駐在記者も
  そんなにいない時代でした。
  中国のことを知るために,短波ラジオを聴いて,そこから中国の事情を
  理解するわけです。

最後に,同キャスターから 『あなたが北京放送を聴くようになったキッカケは
何でしょうか。教えてほしい』 と語りかけられた。

当ブログ子が,海外からの短波放送を聴くようになったのは,1960年代で,
中学生のときであった。

そろそろ,社会問題や世界情勢に関心を持ち始める時期で,ラジオから
流れてくるニュースを聴いていると,『・・・。北京放送はこのように伝えた』
とか 『昨夜のBBC放送によれば,・・・』 などと言っている。
自分も,そんな海外からの放送を,直接聴いてみたいものだと思った。

父親が,中波放送と短波放送を聴くことのできる 『2バンド・ホームラジオ』 を
買ってきたので,親が使っていないときにそっとダイヤルを回したところ,中国
を始め,当時のソ連,イギリス,アメリカなど,様々な国からの放送が聞こえ,
何か大きな興奮を覚えたものだった。

放送局にお便りや受信報告を送ると,特に,北京放送からは,受信確認証を
はじめ,綺麗な切り絵,錦織,様々な出版物が送られてきた。また,新年には
年賀状と共に大型の壁掛けカレンダーが届いた。

それらを眺めながら,中国の歴史や文化を学び,少しは政治状況にも関心を
持つようになった。

70年代,80年代は,進学,就職,結婚などからBCLを中断していたが,ある
時,職場で購読していた雑誌で 『人間,一人で出来る趣味を持たないとダメだ』
というコラムを読み,『そうだ!それはBCLだ!』 と思い起こし,90年代初めに
再開した。

今日,国際ラジオ放送は,それぞれの国が,その政治的立場を主張し,あるい
は自国の現状を世界に伝える手段として位置づけられている場合が多いが,
実際の番組を聴いていると,その内容は政治経済問題だけではなく,歴史や
芸術文化,人々の生活や考え方を紹介するなど多岐にわたっており,異文化
理解の促進にも大きな役割を果たしていることが,よく分かる。

日本と中国の間には,様々な困難な問題が横たわっているが,われわれ
日本人は両国間の歴史を真摯に振り返りつつ,自らの立場を明確にし,しかし,
相手国である中国の立場も理解することが必要であり,そのためには,
中国国際放送の日本語番組を聴くことが極めて有効であると考えている。

( Myコラム 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/90339.html?m=l

イメージ 1

1994年5月に,Radio Ukraine International から届いたベリカードである。
90年代には,同局からは何枚ものカードが届いたが,同じ写真や絵柄の
ものばかりであった。

左の写真は 『キエフの夕べ』 と題した絵葉書で,St. Sophia Cathedral の
写真である。裏面には,受信データを記入する枠組みのゴム印が押され,
そこにデータが記載されている。

右の写真は,ウクライナに伝わる古物か,民芸品であろうか,ロシア語の
説明文ゆえ解読できないのが残念である。

現在の同局のウェブサイトは,次のとおり。
http://www.nrcu.gov.ua/index.php?id=157

( 1990年代ベリカード : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1031160.html?m=l

中国国際放送のキャスター黄恂恂さんは,米国の大学院に留学してビジネス
関係の勉強をするため,このほど同局を退職した。少なくとも,2年間は異国
で生活することになるが,その後放送に復帰するかどうかは未定だという。
7月28日の 『中日交流カフェ』 の中で,張国清キャスターが明らかにした。
http://japanese.cri.cn/781/2009/08/26/Zt1s145890.htm

番組では,事前収録した彼女のあいさつが流され,リスナーに対して感謝の
言葉を述べた。
彼女は 『経済直行便』,『中日交流カフェ』 などのキャスターを務めたほか,
同局日本語部のニュースレター 『かけはし』 の編集にも携わった。
又,2008年12月には,村山富一・元首相へのインタビューを行なった。
http://japanese.cri.cn/1041/2008/12/15/1s132153.htm

イメージ 1

Voice of Turkey から,最新の番組案内リーフレットが届いた。
主たる話題は,"ISTANBUL, THE STAGE IS YOURS" と題して,今年,
大都市イスタンブールで行なわれる様々なイベントなどの紹介である。

また,このリーフレットには,次のような案内も載っている。
  Meanwhile, the European DX Council Conference organized in a
  different country every year wlll be hosted by Turkey between
  October 01-02, 2010.
  We hope it wlll be an interesting occasion for radio listeners and
  the representatives of international radlo stations to meet and
  discuss the latest in this sector and come up with new ideas to
  render international short wave listening and broadcasting more
  appealing.

『モンゴルの声』 日本語課スタッフのボロルトヤさんは,ここ数ヵ月間は
声を聴くことができなかったが,久しぶりに7月26日の番組に出演し,
元気な声を聴かせた。
ニュースを読んだ後,通常番組枠では,同局の国内放送で日本関連の
番組を制作担当している,モンゴル人女性スタッフへのインタビューなど
を紹介した。

↑このページのトップヘ