(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2011年07月

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KBS日本語班から,アンケート 『聴取形態調査』 の用紙が届いた。
このアンケートは,明日 (8月1日) から郵便とインターネットで実施する
もので,数日前からラジオでもアナウンスされている。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/29997743.html

郵便物を開封して,驚いたことがある。
返信用封筒が同封されており,その郵便料金は 『料金受取人払』 で,
放送局側が負担することとなっている。KBSのリスナー重視の姿勢を
垣間見る想いである。
アンケートの内容は全25問で,A4判5頁に亘っている。

そして,悩みが出てきた。
このアンケート用紙を郵送すべきか,しかし,『BCL想い出グッズ』 と
して,このまま手許に残しておき,アンケートそのものは同局のホーム
ページから回答しようかと言う気持ちもあり,考え込んでいる。

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なお,このアンケートに関しては,当ブログの過去記事に 『東風』 さん
から面白いコメントが寄せられました。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/29997743.html#30020056

『匿名が特定できるか』 問題については,明日 (8月1日) オープン
する特設サイトか,あるいは 『玄海灘に立つ虹』 で補足説明がある
かも知れません。私は,勝手に次のように想像しているのですが・・・。

アンケート用紙がKBSに届くと,1ページ目の上にあるコード欄に
番号を打ち,回答内容の入力作業を行なう。
  ↓
アンケートを締切り,入力作業が終わった段階で抽選を行ない,
当選のコード番号を確定する。(入力作業員はリスナーの氏名は
判らない)
  ↓
入力作業員が局のスタッフに対して,当選したコード番号,用紙に
書いたメールアドレスと住所のデータ一覧を渡す。
  ↓
局のスタッフは,KBSが持っているリスナーのデータベースにある
「メールアドレス」 又は (および) 「住所」 を照合させて,氏名を特定
する。(局のスタッフは,当選リスナーの回答内容は判らない)
  ↓
インターネットで回答したリスナーが当選した場合には,リスナーの
データベースに載っていない初めてのリスナーであれば,電子メール
で 「あなたは当選したので,名前を教えてください。教えなければ,
記念品は届かないよ(笑)」 と知らせてくる。

これが,私の回りくどい想像です。

アジア放送研究会から届いた電子メールによれば,同研究会は来る
8月21日(日),東京で 『第33回 近隣諸国放送研究フォーラム』 を
開催する。
詳細については,同研究会のウェブサイトで告知されている。
 告知サイト  : http://www.abiweb.jp/act/forum2011.htm
 トップページ : http://www.abiweb.jp/

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/27060859.html

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2011年夏、福島県の人々は未曽有の自然災害と人為的災害により疲弊し、
悲しく、そして辛い日々を送っている。

今から35年前の1976年 (昭和51年)、この地で熱心にラジオに耳を
傾ける一人の少年がいた。その少年に「HCJBリスナーの集い」で会うこと
ができ、貴重な資料を見せていただいた。彼は、数年前にBCLを再開したと
言う。

玉根昭一さん、当時は中学1年生。
その頃の日本では小中高生を中心に、「BCLブーム」と呼ばれる一大社会現象が
巻き起こっていた。玉根さんは、ラジオ好きの同級生とともに「福島BCL連合」
を起ち上げて、会報を発行することにした。
B4版タテで「YOUNG DXERS」と名付けられた、手書きの会報は1976年3月
4日に創刊第1号が発行され、会員リスナーに配布された。(上記画像)

創刊号に掲載された主な記事は次のようなもので、35年が経った今も、当時の
BCL少年の熱気がひしひしと伝わってくる。
  ◆ 今月のDXニュース
    ◎ BBCのベリ発行基準が変わった
    ◎ ラジオ・オーストラリアのベリは発行中止となった
    ◎ ラジオ韓国では、新しい周波数が使用されている
  ◆ 短波・放送局めぐり
    ◎ VOA (アメリカの声) 英語放送
      軽音楽情報は、VOAにかなう局はない
  ◆ 中波・放送局めぐり
    ◎ 札幌テレビ放送
      他の民放局は、先ずラジオ放送を始めて、その後にテレビ放送を開局
      している。しかし、この局は逆なので、変なラジオ局名になっている。
  ◆ ひとこと
    ◎「絶対に、ベリカードコレクションのために、BCLをやらないように」
  ◆ 囲み記事
    ◎ 外国郵便料金案内
     (10グラム以下)アジア向け100円、欧州120円、米国140円

「YOUNG  DXERS」は、号を重ねるに連れて掲載内容は充実して、仲間のリスナー
から寄せられた受信リポートやベリカード情報、BCL書籍の案内、「IRC」の
解説、「SINPOコード」の解説など、興味深い記事が満載されるようになる。
更に、春と秋の周波数変更時期には、「海外日本語放送スケジュール表」が、別刷り
で発行されるという、専門情報誌顔負けの観を呈していく。

中学生ながら、よくぞここまで充実した内容の会報が作れたものだと感心するばかり
だが、「BCLブーム」の中、このような草の根のBCLクラブは、全国に数多く
存在していたのではないかと推察される。

全国展開していたBCL組織の会報や大手出版社が発行していたBCL書籍だけでは
なく、例えば「福島BCL連合」のような少人数組織が発行していた会報などの多く
の資料は、今となっては大変貴重で、史料価値は極めて高いと思われる。

※ 玉根さん、この度は、貴重な資料を分けていただき、有難うございました。
  今後とも、よろしくお願いします。

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( 追 記 )
1976年という年は、社会的にも、個人的にも忘れられない年である。
「ロッキード事件」によって政治家や財界人などが逮捕された年であり、
私自身にとっては、初めて海外旅行に出かけた年でもあった。
BCLは中断していた時期だったが・・・。

勤めから帰る途中、池袋駅で「田中角栄逮捕」の号外をもらった、その
2日後に、ディスカウントチケットで羽田を出発し、ソウル、ホノルル
経由、24時間掛かって、深夜のロサンゼルスに到着したのだった。

銀行で 1$=299.40円 の米ドルを買い、パスポートに外貨購入証明
のゴム印を押してもらって渡航する時代だった。

そして、パスポートには "This passport is valid for ALL COUNTRIES AND
AREAS EXCEPT NORTH KOREA. (MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS)" と
印字されていた。

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このカードは,中国国際放送から1997年に届いたものである。
写真は,中国で最も有名な史跡観光地 『八達嶺長城』 である。

ベリカードの裏面には,受信年月日,周波数などのデータが記載されて
おり,『中国国際広播電台』 の局名と "CRI" のロゴマークが見られる。

( 1990年代ベリカード : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1031160.html?m=l

『ベトナムの声』 日本語放送は,永年リスナーに対して特別べりカードと記念品を
贈ると発表した。 同放送は7月28日,お便り紹介番組 『おしゃべりタイム』 で
アナウンスした。

 ベトナムの声放送局から,お知らせがあります。
 今年から,3年間,5年間,10年間毎の各レベルに応じて,特別なベリカードと
 記念品をプレゼントいたします。
 
 ベリカードと記念品は,毎年9月7日の当放送局創設記念日に当たり,リスナー
 の皆様に贈らせていただきます。
 
 3年,5年,10年連続して,この日本語放送をお聴きいただいた方々で,こちら
 からのベリカードを,今なお保存されている方々が対象です。
 ご応募される方は,ベリカードのコピーを,この日本語放送宛に送ってください。
 
 聴き始めて1年目,2年目の方も,来年,再来年と,チャンスがありますから,
 どうぞ,ちゃんとつくって(?,聴取不能)ください。
 
 これまでの,リスナーの皆さんのご支援とご協力に感謝し,引き続き,お聴きくだ
 さるよう,よろしくお願い申し上げます。

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このカードは,中国国際放送から1997年に届いたものである。
英語放送の受信報告に対して,英語放送部から送られてきたもので,
中国の位置を示した地球の上に,オリーブの枝をくわえた白いハトが
描かれている。

カードの裏面には,受信年月日,周波数などのデータが英語で記載
されており,English Service China Radio International の発行となって
いる。

( 1990年代ベリカード : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1031160.html?m=l

英国の研究調査によれば,ラジオを聴くことは,テレビを見たりインターネットを
使ったりするよりも幸せを多く感じ,活力も与えられることが判明した。
専門家は,『ラジオは情緒面で重要な役割をはたしている。人はラジオを聴くこと
によって気持ちが落ち着き,楽しい気分になる』 と語っている。

『ジャーニー Online』 が7月25日,英ディーリー・テレグラフ紙の記事を引用して
伝えた。
http://www.japanjournals.com/index.php?option=com_content&view=article&id=1096:725&catid=37:uk-today&Itemid=96

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このカードは,中国国際放送から1995年に届いたものである。
デザインは,同年9月に北京で開催された 『第4回国連世界女性会議』
のマスコット人形で,『女娃 Little girls』 と説明されている。

この年の会議は,アジア地域では初めて開催されたもので,大きな関心
を集めたようだ。NHKアーカイブスで,1995年9月23日に放送された
『北京の熱い17日 国連女性会議』 を視ることが出来る。
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10001200999509230130119/

ベリカードの裏面には,受信年月日,周波数などのデータが記載されて
おり,『中国国際広播電台』 の局名と "CRI" のロゴマークが見られる。

( 1990年代ベリカード : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1031160.html?m=l

KBS日本語放送は7月26日放送の 『玄海灘に立つ虹』 で,8月1日から
9月30日まで,放送番組の向上を図るためのアンケート調査を実施すると
伝えた。アナウンスの内容は,次のとおり。

  KBSワールドラジオは,より良い放送を心掛けて行くため,リスナーの
  皆さんのご意見を聴く,アンケート調査を実施することになりました。
  
  日頃,KBSワールドラジオをお聴きになっていて,感じた点や,番組内容,
  サービス方法,その他についてのご意見などを伺い,放送の向上を図る
  貴重な資料として活用させていただくつもりです。
  
  この調査は,8月1日から9月30日まで,郵便とインターネットによって,
  並行して実施されます。
  
  郵便でアンケート用紙を受け取られた方は,ご都合の良い方法を一つ
  選んで,ご参加ください。
  
  なお,今回のアンケートの内容は,すべて匿名で処理され,他の目的には
  一切使用されません。
  
  また,ご協力をいただいた方々には抽選で,最高級のDSLRカメラ (一眼
  レフデジタルカメラ) を賞品として差し上げるよう,用意しております。
  どうぞ,ご協力をお願いいたします。


( 2011-07-27 情報更新 )
KBS日本語班のホームページに 『聴取形態調査』 の特設サイトが掲載された。
同画面で 『開始』 ボタンを押すと,『アンケート調査は8月1日から始まります』
というコメントが現れる。
http://world.kbs.co.kr/japanese/pop_poll2011.htm#

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このカードは,中国国際放送から1994年に届いたものである。
写真は,中国 ・ 安徽省にある景勝地,黄山 (Mount Huangshan)
である。ユネスコの 『世界遺産』 に登録されている。

裏面には,受信の年月日,周波数などのデータが記載されて
おり,『中國國際廣播電台』 の局名と "RADIO BEIJING" の
ロゴマークが見られる。

( 1990年代ベリカード : 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1031160.html?m=l

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