(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2012年05月

Radio Canada International スタッフの支援組織 "RCI Action Committee" は
そのブログで,『われわれがカナダ政府を説得できなければ,Radio Canada
International は6月24日の放送が最後となるだろう』 とする声明を発表した。

米VOAのキム・エリオット氏の主宰するウェブサイトが紹介した。
その記事に添えられたRCIのロゴマークは,白黒のモノトーンで現された。
http://kimelli.nfshost.com/index.php?id=13312

( 当ブログ関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/31386469.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/31475238.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/31549371.html

米VOA放送のウェブサイトが,このほどリニューアルした。
同時に,『ゆっくり英語』 番組の Special English のウェブサイトも
デザインが変更された。
http://www.voanews.com/section/english-homepage/1355.html

今回の改装により,Special English の特設サイトは,語学学習
サイト "Learning English" の下にぶら下がる形となった。
Learning English : http://learningenglish.voanews.com/
Special English :  http://learningenglish.voanews.com/programindex.html

同局の周波数一覧サイトは次のとおり。
http://www.voanews.com/info/frequencies_and_schedules/2218.html

※ この情報は,仙台市在住の白石晋一さんからいただきました。
  いつも,有難うございます。

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『ロシアの声』 日本語番組は,長い間,モスクワ本局とハバロフスク支局
から放送されていた。

ハバロフスク支局制作の番組の中で,リスナーの人気を博していた番組
の一つは,岡田和也ご夫妻が編集制作する 『シベリア銀河ステーション』
であった。その 『シベ銀』 が2005年3月25日,記念すべき100回目の
番組を放送した。上のカードは,その時の特別ベリカードである。

当時,リスナーズクラブ 『ぺーチカ』 は,この記念番組をアナウンスし,
岡田ご夫妻から寄せられたメッセージを掲載した。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/PECHIKA04-10-29/100.html

そして,2009年11月には200回目の番組を放送するなど,順調な歩み
を続けていると思われた。
ところが,岡田ご夫妻は様々な事情から2010年末を以って 『ロシアの声』
ハバロフスク支局を退職することとなり,『シベリア銀河ステーション』は
2010年9月25日の番組が,さよなら最終回の放送となった。
共同通信 : http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092001000409.html
当ブログ  : http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/27328086.html

( 2000 年から 2008 年当ブログ開設までのベリカード一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1045360.html?m=l

NHKテレビの高校講座では5月30日,物理の時間に 『電波が伝える
情報とエネルギー』 を放送する。
番組予告によれば,残念ながら 『ラジオ』 の話題は取り上げられない
模様だが,『電波』 についての講義は興味深いもののようだ。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/butsuri/archive/butsuri_t09_no07.pdf

放送時間などは,次のとおり。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-05-30&ch=31&eid=28507

『モンゴルの声』 の日本語放送は5月29日,これまで経験したことの
ないような不思議な送信トラブルを起こした。テレビのデジタル画像が
コマ落ちするように,ラジオの音声が0.5秒ほどの間隔でプッ,プッ,プ
と切れ,全時間帯続いた。

局の送信機器のトラブルなのか,外部から何らかの影響を受けたのか
は解らないが,18:00 および 24:00 JST の両方で,同じ現象を呈
したので,今後同局のウェブサイトにアップされるだろう音声データは,
どのように聴こえるのか,注目したい。他局の放送は正常に聴こえた
ので,受信機側のトラブルではないように思われる。

『モンゴルの声』 のウェブサイトは,次のとおり。
http://www.vom.mn/jp/

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『ロシアの声』 日本語課から,2002年から2004年にかけて送られてきた
ベリカードは,モスクワにあるクレムリンの大宮殿や聖堂の写真,無線通信
機及び同局のロゴマークをデザインしたものであった。

カードの下には,同局のウェブサイトのURLと英語番組のお便り係のメール
アドレスが記載されていることから,英語放送の受信報告に使われていた
カードを,日本語放送の返信に転用したものと思われる。

( 2000 年代ベリカード一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1045360.html?m=l

『モンゴルの声』 日本語放送のウェブサイトは,なお試行段階にあると
思われるが,このところ,ニュースの情報更新が頻繁に行われるよう
になってきている。

また,トップページではオンデマンド放送が聴かれるようになっていて,
現時点では,5月1日から27日までの番組を聴くことが出来る。
一方,同局の短波ラジオは,夕方の放送は停波するなどのトラブルが
目立ち,深夜の放送は混信することが多いようだ。

放送スケジュールは,同局のトップページに掲載されている。
http://www.vom.mn/jp/

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英ロンドンの BBC 本局がベリカードを発行をしなくなって,何年が
経つだろうか。
ところが,世界各地にあるBBCの中継局では,その後もベリカード
を発行してくれるとの情報を得たので,タイにあるアジア中継局に
受信報告を送ってみた。

カードの写真は,局舎と送信アンテナ群である。
裏面には受信データと宛名が記載されている他,送信施設を運営
する MERLIN COMMUNICATIONS のロゴマークが入ったもの (2002
年2月) と入っていないもの (2007年7月) がある。

金沢市の兼六園には,案内図に載っていない 『灯籠』 があるという。
『ラジオ塔』 である。北国新聞の記者は,『灯籠なのにラジオって何』 と
疑問を持って取材した。そのリポートが同紙電子版に掲載されている。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20120526401.htm

また,京都市ではラジオ体操グループが,昭和の遺産 『ラジオ塔』 を
残そうと署名を集めて市に修復を求めたが,担当者は 『騒音になり,
近所迷惑』 などとして,首を縦に振らなかったという。
一方で,再評価する動きもあり,幾つかの自治体では 『ラジオ塔』 の
複製を設置したり,『市民遺産』 や 『有形文化財』 に指定したと言う。
朝日新聞電子版が報じている。
http://www.asahi.com/kansai/travel/kansaiisan/OSK201205230020.html

なお,当ブログでは,ちょうど一年前,『ラジオ塔』 に関する話題を
紹介した。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/29561616.html

『ベトナムの声』 日本語放送のウェブサイトに企業広告が出現した。
これは4月下旬から掲載が開始されたが,企業ロゴのバナーをクリック
しても企業情報が現れないので,当ブログでは当初 『単なるお知らせ』
かも知れないと書いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/31475244.html

その後,この話題について同局に尋ねたところ,5月24日放送の番組で,
概ね次のように答えてくれた。

  これは,『うま屋ラーメン』 の企業広告です。
  リスナーの方々もびっくりしているかも知れません。
  VOVは国営放送ですが,指導部は 『国の経済活動に直接参加する
  必要がある』 と主張しています。そのため、この日本語ホームページ
  だけでなく,英語,ベトナム語版にも企業広告があります。
  また,VOVの予算には限界があり,日本語をはじめ外国語のホーム
  ページを維持するためには,金銭的困難があります。
  企業広告を扱うことは,企業と消費者との架け橋としての役割だけで
  なく,経費の不足分の補充にも役立つためなのです。
  リスナーの皆様,どうかご理解願います。

このアナウンスを聴いて,同局の英語版サイトを見てみると,なるほど,
画面の下部には,工業団地開発デベロッパーの他,カーネギーメロン
大学の広告などが掲載されている。
http://vovworld.vn/en-US.vov

『ベトナムの声』 日本語課のウェブサイトは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP.vov

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