(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2012年11月

北朝鮮が,韓国に向けた心理戦の一環として宣伝放送を再開
する見通しだ。北朝鮮の対韓国窓口機関,祖国平和統一委員
会のウェブサイト 『わが民族同士』 は29日,海外向け放送
『統一のこだま』 を来月1日に開始すると伝えた。
放送時間は毎日午前7~9時,午後1~3時,9~11時。

韓国の通信社 『聯合ニュース』 の電子版が報じた。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/11/29/0300000000AJP20121129001900882.HTML

( 2012-11-30 情報更新 )
上記の情報に関連して,短波放送愛好家の 『ごた』 さんの主宰する
ウェブサイトが,周波数情報及び放送再開に至る背景などを詳細に
紹介している。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/gota/mini_ifm.html#121130
ごたさん,有難うございます。

京都府舞鶴市の引揚記念館では今年8月,企画展 『抑留者のメッセージを
伝えた男~ラジオ放送の安否情報を伝えた手紙~』 を開催した。
学芸員を務める長嶺睦さんが,同記念館の所蔵資料から,シベリア抑留者
の情報を旧ソ連側が短波ラジオを通じ日本向けに放送していた史実を掘り
起こして企画したものだと言う。

毎日新聞電子版が紹介している。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20121121ddlk26070565000c.html

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/31877112.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/31921703.html

博報堂グループの 『メディア環境研究所』 は11月27日,全国47都道府県に住む
生活者の主要6メディア (テレビ,ラジオ,新聞,雑誌,PCネット、,携帯ネット) に
対する接触状況を分析した 『全国47都道府県メディア接触分析』 を発表した。
分析の結果,沖縄ではラジオを聴く時間が長く,東京ではネットを利用する時間の
長いことが分かったという。

同研究所のプレスリリースは次のとおり
http://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2012/11/HDYMPnews20121127.pdf
http://www.media-kankyo.jp/news/report/20121127_2679.html

『ロシアの声』 東京特派員いちのへ友里さんが,埼玉県にある
鳩山中学校で講演した。

未来の (否,現役かも知れない!) BCLたちを前に,『すきこそ
ものの上手なれ,好きこそ夢の成就なり』 と題して,『ロシアの
声』 というラジオ局とご自身のお仕事について語った。

講演終了後,生徒さんにインタビューしたとのことで,同局から
放送される日が待たれる。

詳細は,いちのへさんのウェブサイトで紹介されている。
http://ameblo.jp/ichinoheyuri/entry-11414713924.html?frm_src=thumb_module
http://ameblo.jp/ichinoheyuri/entry-11414752078.html

『ロシアの声』 のウェブサイトは,次のとおり。
http://japanese.ruvr.ru/

KBS日本語放送は,27日放送の 『玄海灘に立つ虹』 でリスナーの質問に
答え,2013年のカレンダーは部数に限りがあるので,受信報告やお便り
を,この一年間,たくさん送ってくれたリスナーに優先的に贈ることにしたい
とアナウンスした。
また,日本語班に配分される数は,他言語班との調整が済んでいないので
未定であるとした。

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Radio Free Asia からベリカードが送られてきた。
同局の専用サイトから受信報告を送信したところ,何かトラブルが
発生したようなメッセージが現れたので諦めていたが,受信報告は
無事に届いたようで,ほっとしている。
3回分のカードが封筒に入れられて届いた。

デザインは,同局が1996年に放送開始してから,今年で16年と
なるのを記念したもので,ワシントンのスタジオのマイクロフォンと
アジア地域の地図が配されている。
このカードは,12月までの受信報告に対して発行されると言う。

同局の放送スケジュールは次のとおり。
http://www.rfa.org/english/about/frequencies.html

カナダ・バンクーバーの街で,大衆居酒屋 『ラヂオ』 が開店した。
経営するのは地元の田丸商店で,他に居酒屋 『金魚』 と 『スイカ』 を展開
しており,『ラヂオ』 の店名由来は,金魚,スイカに続く 『夏つながり』 ・・・,
夏と言えば 『ラジオ体操』 である。

『バンクーバー経済新聞』 が紹介している。
http://vancouver.keizai.biz/headline/1604/

KBS日本語放送の 『金曜座談会』 は,来年1月4日に新春特別番組として
『新春座談会 ~ソウル特派員が語る2013年の韓日関係~ 』 を放送する
予定で,コメンテーターへの質問や要望などを募集している。

詳細は次のサイトに掲載されている。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_notice_detail.htm?No=11515

KBSの英語放送では,年末特別番組 "Adieu 2012" の枠内で
紹介するためにリスナーの意識調査を行っている。
設問は,次のとおり。
 1) Who is your favorite host of KBS World Radio English Service?
 2) What is your favorite program?
 3) What program would you launch if you became a producer for KBS World Radio?

回答方法の詳細などは,特設サイトに掲載されている。
http://world.kbs.co.kr/english/about/about_bbs_view.htm?No=11619

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中国国際放送日本語部のニュースレター 『かけはし』 2012年秋号が届いた。
トップページの巻頭言は,日本語部副部長の李軼豪 (リ・イツゴウ) さんによる
『40周年という節目の年』 である。

李副部長は日中間の現状に触れて,『こういう時期こそ,民間交流が大事です。
友好を追求する声は最終的に情勢を是正することができるでしょう。両国の懸け
橋としてされている中国国際放送局の電波も,引き続き真相を伝え,両国人民
の友好の声を広げています』 と述べている。

掲載記事の主なものは次のとおり。
 ・ 李順然さんのエッセイ集 『二十世紀人が二十一世紀人遺す故事』 発刊へ
 ・ 日本語部総力取材 『中国を生きる 日本を生きる-夢を追いかける40人の物語』 発刊へ
 ・ 中日国民の心をつなぐ友好交流イベント
 ・ 私のCRI日本語部研修記
 ・ CRIと明治大学等を結ぶオンライン授業

なお,最終頁には,拙文 『わたしと日本短波クラブ』 を掲載していただいた。
日中国交回復40周年,日本短波クラブ (JSWC) 創立60周年に合わせて,
中国国際放送と日本短波クラブの想い出を綴ったものである。

中国国際放送のホームページは,次のとおり。
http://japanese.cri.cn/

ニュースレター 『かけはし』 の購読申し込み先は次のとおりで,受信報告を
送る際に添え書きすれば,次号から送ってくれる。
http://japanese.cri.cn/782/2008/11/30/1s131039.htm

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