(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2013年09月

『ロシアの声』 日本語放送は,21日に放送した 『お便りスパシーバ』 の中で
短波の受信状態に言及したリスナーのお便りを紹介して,それに関連して次
のように伝え,事実上今年末で短波放送を停止することを認めた形だ。

  短波の受信状態については,他のリスナーの方からもお便りを
  いただいています。
  『ロシアの声』 の上層部は,来年 (2014年) から短波放送を
  廃止し,現在最も質の高い放送をお送りすることが出来るイン
  ターネット放送とFM放送に力を注ぐ意向です。
  なお,日本の法律では,外国の放送局が日本国内でFM放送
  をしてはいけないとされているため,『ロシアの声』は,日本語
  放送のために,インターネット放送,そして,中波を残すことに
  しました。
  私たちを結ぶ放送がなくならないことを願っています。

『ロシアの声』 のホームページは次のとおり。
http://japanese.ruvr.ru/

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33039724.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33047564.html

台湾国際放送は,27日放送の 『お便りありがとう』 の冒頭,次のように
アナウンスした。
  今年の10月10日に行われる,中華民国の建国記念日の
  祝賀式典の実況中継に関するお知らせです。
  台北市にあります総統府前の広場で,毎年10月10日には
  『双十国慶節』 の祝賀式典が行われますけれども,これを,
  私ども,実況中継をしております。
  今年も10月10日,日本時間で午前9時から10時までの1時間,
  放送をさせていただきます。
  短波放送の周波数は11.605MHz,そして,インターネットも
  あります。
  映像も一緒に放送されるのではないかと思いますので,日本の方,
  今年はウィークデーということで,仲々都合の良い方は少ないかも
  知れませんけれども,もし都合が良いという方はご覧いただきたい,
  お聴きいただきたいと思います。
  受信なさったら,ご感想,受信リポートをお願いいたします。

同局のホームページは次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/default.aspx
宛先等は次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/Others/ContactUs.aspx

※ なお,この式典の模様は,従来は日本時間の午前11時から
  1時間放送されていたが,今年は放送開始が2時間早まって
  いる。
  日本との時差は1時間あり,現地時間の午前8時から式典が
  始まると言うのは何らかの理由があってのことと思われるが,
  これから同局のホームページに掲載されるお知らせにも注目
  したい。
  ( 当ブログ過去関連記事 )
  http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/27444866.html
  http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/30431581.html
  http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/32117751.html

総務省は,2012年度に発生した放送停止事故の発生状況について
取りまとめ,このほど公表した。
同省では,放送法などの規定に基づき,放送事業者から,設備の状況
(放送停止事故の発生状況) について,定期的に報告を求めている。

同省の報道資料は次のとおり。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu08_02000083.html

ライフメディアのリサーチバンクは25日,ラジオに関する調査結果を発表した。
それによると調査対象母集団においては,ラジオをまったく聴かない人は1/3
に上ることが分かった。聴かない理由としては (ラジオそのものへの) 興味が
無い人がもっとも多く5割超,次いでインターネットの方が面白い,テレビの方が
面白いなど,他メディアに興味関心を奪われている状況が確認できる。
先の震災を経てその価値観を再認識させられることになったラジオだが,聴取
率の上で厳しい状況が続いている。今調査対象母集団でも,週数回以上という
『それなりに高い頻度でラジオを聴いている人』 は3割にも満たない。

"livedoor NEWS" のサイトが紹介している。
http://news.livedoor.com/article/detail/8104132/

関連サイトは次のとおり。
http://research.lifemedia.jp/2013/09/130925_radio.html
http://www.value-press.com/pressrelease/116151

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いつもの旅行と同じように,今回も 『短波ラジオ』 を持って出掛けた。
WRTHの他,NHK国際局とKBS日本語班宛ての受信報告専用用紙も
持参した。

しかし,ラジオのスイッチを入れたのは,たった一回だけだった。日本語
放送各局を受信する時間の余裕がなく,RADIO JAPAN の日本語放送も
聴くことはなかった。朝から夜まで,目一杯出歩いていたからだ。

今回の旅行には,特別の目的があった。
私も,そろそろ人生のゴールが視界に入ってきており,ゴールインした
ならば,灰の一つまみをサンディエゴの海に撒いてほしいと願っている。
その場所を長男一家に見せて,頼んでおきたいと思ったのである。

1976年,初めてサンディエゴの海を見た。
南カリフォルニアとは思えないほどの肌寒さを感じる砂浜に腰を下ろし,
雲一つない太平洋の水平線に沈む夕陽を眺めていた。
この海の向うは日本なのだ,この夕陽は日本の夜明けの太陽なのだ
と思うと,熱いものがこみあげてきた。

上記画像は,その時に撮影した写真で,すっかり色が褪せてしまい,
汚れも目立っているが,あの時の記憶だけは,今なお鮮明に蘇る。

初めての海外旅行という感傷もあったかも知れない。
1歳の長男を連れた家族旅行で,羽田空港から韓国金浦空港を経て,
ハワイのホノルルで給油して,ロサンゼルスに着くまで24時間を要した。
大韓航空の格安航空券ゆえ止むを得なかった。長時間にわたる飛行で,
随分と遠くまでやってきたものだと言う感慨も手伝ったのだろう。

冷静に考えれば,この夕陽は日本の夜明けの太陽ではなく,真昼の太陽
なのだが,大自然の静かで荘厳な風景に身を置きながら,畏怖の念は
増すばかりであった。人間の営みが如何にも小さく思われた。
この経験が,その後の私の人生に少なからず影響を与えたように思う。
人生のゴールイン後も,その想い出の地で,わが祖国に向かって永遠に
夕陽を見ていたいと願う。                         (了)

( 南カリフォルニアの旅記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1080166.html?m=l

日本民間放送連盟は,このほど2013年日本民間放送連盟賞を発表した。
同賞は,番組,CM,放送技術の向上と,放送活動のより一層の発展を図る
ことを目的に,1953年に創設された。
ラジオ報道番組部門では毎日放送の報道特別番組 『原発作業員が語る2年』
などが,テレビ報道番組部門では中国放送の 『ヒロシマの山 ~葬られた内部
被ばく調査~』 などが選定された。

『ラジオ報道番組』 最優秀作品
http://www.j-ba.or.jp/category/awards/jba101257#RAhoudo

『テレビ報道番組』 最優秀作品
http://www.j-ba.or.jp/category/awards/jba101257#TVhoudo

『放送と公共性』 最優秀作品
http://www.j-ba.or.jp/category/awards/jba101257#koukyou

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ディズニーランドには沢山のキャラクターレストランがあるが,孫娘のたっての
希望で,その一つ "Goofy's Kitchen" で夕食を食べることにした。事前に予約
しておいた方が良いと言う話を聞いていたので,前日にレストランの受付で
直接予約を済ませた。レストランの入口では,グーフィーが迎えてくれる。
https://disneyland.disney.go.com/dining/disneyland-hotel/goofys-kitchen/

このレストランはビュッフェ形式となっていて,アルコール類は別料金である。
料理の数は豊富に揃っているが,食べ物には極めて保守的な私は,無難に
ローストビーフを皿にとった。肉もソースも美味である。他の料理も,まあまあ
である。家族連中も,それぞれに好きな食べ物をとってきて,楽しんでいる。

食事の間には,グーフィーを初め,ミニーマウス,チップ,ディズニープリンセス
などが次々とテーブルに回って来る。孫娘は抱きつき,握手して,一緒に写真
に納まり,サインを頼む。 "Where are you from ? " "How old are you ? " と語り
かけられると,今年の春小学生になったばかりの孫娘は 『アイム フローム
トーキョー』 とか 『アイム セブン イヤーズ オールド』 などと答える。
一言英語でも,コミュニケーションが出来て,彼女は大満足である。

隣りのテーブルは,誕生日を迎えた子供が親たちと一緒だ。
スタッフが 『皆さん,お聞き下さい。きょうは〇〇くんの誕生日です』 と告げ,
『ハッピーバースディ』 を歌い始めると,他のお客も皆んなで合唱となる。
そして,居合わせたキャラクターがバースディケーキと記念品を,その子に
プレゼントしてキスをする。子供がローソクを消すと,一斉に拍手が起きる。
祝う人も,祝われる人も,そしてスタッフやキャラクターも,皆んな一緒に
なって,陽気に盛り上がるのである。
『これぞアメリカ!』 『これがマジックキングダムなんだなあ』 と実感する。

( 南カリフォルニアの旅記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1080166.html?m=l

『モンゴルの声』 日本語放送は,22日放送の 『ウィークエンドスペシャル』
の中で,リスナーからの質問に答えて,次のようにアナウンスした。

  『ウィークエンドスペシャル』で紹介しているお便りは,全部,
  航空便で送られてきているものです。
  以前はメールも紹介していましたが,ここ1年間,インターネット
  事情によって,メールを受けることが出来ません。
  現在は新しいメールアドレスを使っており,日本語でメール,
  受信報告を送ることが可能です。
  
  しかし,メール毎にQSLカードを送ることは不可能です。
  一人のリスナーから寄せられたメール10通に,1枚の絵葉書を
  お送りすることは可能です。皆さん,ご理解願います。
  メールの受信報告も期待しております。
  
  郵便,小荷物などは,中国まで船便,その後,陸送でモンゴルに
  届きますが,長いと1ヵ月ほどかかります。確実性も低いです。

同局のホームページは次のとおり。
http://jp.vom.mn/

受信報告等の宛先は次のようにアナウンスされている。
郵便 : VOICE OF MONGOLIA
      JAPANESE SECTION
      C.P.O. Box 365
      Ulaanbaatar 211213
      MONGOLIA
Eメール : mnb_vom@yahoo.com

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/32967511.html

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ロサンゼルス近郊のディズニーランドを訪ねた。
4歳と7歳の孫娘と親たちは,東京ディズニーランドを何回か訪ねており,
本家ディズニーランドだからと言って,それほど大きな感動はないようだ。
しかし,わが夫婦は 『今浦島』 状態で,驚くばかりである。
従来からあった遊園地は "Disneyland Park" とよばれ,正面にある広大な
駐車場だったところは "Disney CALIFORNIA ADVENTURE" という新しい施設
に生まれ変わっている。二つが向かい合う,真ん中にショッピングモールが
配置されている。入園に際してのセキュリティチェックも厳重である。

入場料金が高額であることも驚きである。
『1日券』 を窓口で買えば,東京ディズニーランドが6000円程度,カリフォ
ルニアのディズニーランドは90ドルを超える。少しでも安いチケットを確保
するため,インターネットで購入することにした。しかも,おまけ付きである。

ネットで購入した引換券を持って,ネット販売の事務所に行こうとしたが,
場所がよくわからない。ディズニーランドホテルのディスクで尋ねると,隣り
のビルにある事務所まで,かなりの距離があったが,女性スタッフが親切
に連れて行ってくれた。
この 『もてなし』 だけは,40~30年前の昔と不変である。心が和む。

事務所の対応も,また,丁寧である。日本語も通じる。
申込んでいた 『2日券』 が,ちょうど品切れになっているということで,
遊園地の窓口で交換してほしいと丁重に謝り,おまけのボールペンと
キャラクターグッズだけを,6人分プレゼントしてくれた。
そして,孫娘に 『楽しんでくださいね』 と声を掛けてくれた。

遊園地に入ると,ミッキーマウスを初め,ミニーマウス,グーフィー,プルート
など沢山のキャラクターが愛想を振りまいている。孫娘たちは,握手したり,
抱き付いたり,サイン帳にサインをしてもらい,大喜びである。

『ミッキーハウス』 や『ミニーハウス』 などは,おとぎの国の雰囲気がたっぷり
のデザインで,可愛いベッドに寝たり,冷蔵庫の扉を開くと果物やお肉があり,
キッチンで料理の真似事ができる。

入口と出口には係員が立っていて,お客の出入りの数を連絡調整しながら,
一家族単位で,5分間隔くらいで入場させるので,ハウスの中の一ヵ所で
お客が入れ乱れることがなくスムーズに流れ,ゆっくりと楽しむことが出来る。

それぞれのハウスには撮影ポイントが設置されており,専属のカメラマンが
ミッキーマウスなどのキャラクターと一緒に写してくれる。受付番号をプリント
したカードを渡してくれるので,これをフォトショップに持って行けば,自分たち
の写った写真を有料で購入できる。
帰国後,受付番号をキーとしてオンラインショップにアクセスすれば,園内で
撮ってもらった写真の中から気に入ったものだけを選択して,注文することも
可能だ。勿論,撮影ポイントでは,自分たちのカメラで勝手に撮影することも
出来る。その方が良く写っている場合もある。

ハイライトの一つは,夜9時過ぎに始まる花火の打ち上げである。
園内で見上げるのがオーソドックスであろうが,第一日目ははちょうど園内を
走るモノレールに乗っている時間帯に,ドーンという音で始まった。照明を落と
した車内からの眺めにも趣きがある。

第二日目の夜は,下の孫娘が遊び疲れから眠気をもようしたので,早めに
ホテルに戻って寝かせた頃,一発目の轟き音が響いた。『あっ,花火だ!』
と思って廊下に出てみると,夜空がキラキラと輝いていた。特等席である。
両隣の部屋からもお客が出てきて,花火を眺めている。左隣りは中国人の
家族のようだ。右隣りはヨーロッパからのカップルのようだ。
正に,ここは "it's a small world" である。

( 南カリフォルニアの旅記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1080166.html?m=l

『ロシアの声』 日本語放送は9月21日放送の 『お便りスパシーバ』 で,
同局の送信経路や日本語放送と他言語放送の番組比較などについて
紹介し,その中で 『ロシア語講座』 の復活について言及した。

■ 送信経路について
  1940年代の末に,沿海地方のタブリチャンカという町に,極東最大
  の出力を誇る中継局が建設されました。

  1958年には,このタブリチャンカ近郊のラズドリノエ村に,日本や
  中国,アジア太平洋地域への中波放送の中継局が建てられたと
  言うことです。次第に,極東には新たな中継局が建設され,信号が
  強くなっていきました。

  現在,タブリチャンカとラズドリノエの中継局は,ロシアテレビ・ラジオ
  放送網の極東支部である,沿海地方中継センターに統合されました。

  この中継局から沿海地方全域のみならず,インド,ベトナム,中国,
  モンゴル,北米,そして日本などに放送が届けられていると言うこと
  です。

  ※ この話題については,2010年5月20日の番組でも詳細に解説
    された。
    http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/25828655.html

■ 他言語番組との比較について
  各言語での番組内容は,必ずしも一致してはいません。もちろん,
  文化や科学,スポーツの結果については同じ内容ですが,フォーマット
  として日本語放送には 『スポーツ』 という番組はありません。

  ですが,他の言語には 『スポーツ』 という番組がある場合があるそうです。
  日本語放送では現在,『ロシア語講座』 の復活が検討されていますが,
  他の言語ではかなり以前から定期的に放送されているそうです。

  一方,他の言語では,『モスクワ情報エクスプレス』 『ヤングウェーブ』
  『お答えします』 などの番組はありません。更に 『お便りスパシーバ』 の
  ような番組も稀だそうです。
  東洋言語の中では,アラブ語とヒンディー語,また,ウルドゥー語に
  『お便りスパシーバ』 のような番組があるそうです。

■ 『ロシア語講座』 の復活について
  『ロシア語講座』 の復活が検討されています。
  いつ始まるかのアナウンスは差し控えますが,『長いことお待たせする
  ことはありません』 とだけは申し上げたいと思います。
  (ただし,この表現は) ロシア語の持つロジック,コードという枠内での
  ことであることを,一言付け加えておきたいと思います。

『ロシアの声』 日本語放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.ruvr.ru/

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