(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2014年02月

アメリカVOA放送 (Voice of America) の日本語番組が終わりを迎えたのは,
1970年のきょうであった。あれから44年が経ち,いま,日米関係は極めて
厳しい状況に至っていると言っても過言ではない。VOA日本語放送が現在も
続いていたならば,太平洋の向うからどのようなメッセージが放送されていた
であろうか。

あの日,私は東京に出来てほぼ1年,BCLの中断が始まる直前の状態だった
が,何故か中波と短波の2バンド・トランジスターラジオと小型のオープンリール
テープレコーダー (何れもSONY製) を持っており,木賃アパート2階の3畳の
部屋で朝6時半から,最後のVOA日本語放送を聴きながら録音していた。

1990年代前半に,20年余のBCL中断の時期が終わり,再び短波放送を
聴き始めると,ちょうどVOA放送は毎週末に "Communications World" という
メディア情報番組を放送していて,すっかりファンになってしまった。

同番組で 『リスナーの皆さんが住んでいる町で聴かれるテレビやラジオの局名
アナウンスを送ってほしい』 と案内されたのを聴いて,在京各局のジングルを
カセットテープに録音して送ったところ,同番組のプロデューサー兼プレゼンター
を務めるキム・エリオットさんが,カセットの音源を世界に向けて放送してくれた。

それが縁で,彼に紹介してもらって,VOA日本語放送の番組制作に携わって
いた坂上義雄さん (故人) をワシントンの自宅に訪ねて,当時の想い出話を
伺うことができた。これより先の1996年,坂上さんはエリオットさんが制作
した番組 『VOA日本語放送回顧』 に出演して,インタビューに答えていた。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/20907965.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/20908014.html

同じ1996年頃,日本BCL連盟が発行する情報誌 "My Wave" の紺野敦・
編集長 (当時) の取材で,VOA日本語放送の最後の番組で進行役を務め
たのは,NHKから派遣されていた児玉士誠さんであることが判明し,紺野
さんの紹介で,当時ラジオセンターのチーフ・アナウンサーを務めていた
児玉さんをNHKに訪ね,懐かしいお話を伺うことができた。
その模様は "My Wave" 1997年4月号に記事となって紹介された。

そして,2008年1月に,最後のVOA日本語放送で 『お別れのあいさつ』 を
した日本語課長フランク・馬場・正三さんが亡くなったことが報じられると,
その訃報記事を読んだのがキッカケで,フランク・馬場さんと姻戚関係にある
馬場建次さんと知り合いになり,馬場さんのホームページでVOA放送の音源
を紹介していただく機会を得た。
http://www.cskenvoice.com/21hist1.html

毎年2月28日を迎えると,VOA日本語放送のお陰げで知り合うことの出来た
多くの方々のことが,走馬灯のように想い出される。

(参考) VOA日本語放送のベリカード比較は次のサイトに書いた。
     http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/948404.html

( 過去 『My コラム』 一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/90339.html?m=l

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『南日本放送 MBCラジオ』 から,ベリカードが届いた。
開局60周年を記念するクリアフォルダーに,ベリカードとB5判16頁建の
同局広報誌・タイムテーブルが挟まれて届いた。

今月上旬,霧島温泉郷のホテルの一室で同局を受信したが,機会をみて
東京の拙宅での受信にトライしてみたいと思っている。

『南日本放送 MBCラジオ』 のホームページは次のとおり。
http://www.mbc.co.jp/radio/

日本短波クラブ (JSWC-Japan Short Wave Club) が会員からの情報として
メール配信したところによれば,『TOKYO FM』 は20年にわたり放送してきた
『見えるラジオ (FM文字多重放送)』 が3月で終了するので,その受信報告に
対して記念のベリカードを発行する。

特別ベリカード発行の案内は次のとおり。
http://www.tfm.co.jp/blog/info/index.php?itemid=76959&catid=1107

『見えるラジオ』 についての解説は次のとおり。
https://www.tfm.co.jp/mieraji/

◆ アメリカでは,まだ多くの若者が定期的にラジオを聴いているという。
ニールセンの調査によると,ラジオは今なお人々に深く浸透しており,
アメリカでは12歳以上で10人中9人 (およそ2億4,200万人) が
毎週ラジオを聴いている。
"Billboard JAPAN" のサイトが,Daily News の記事を引用して紹介
している。
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/18177

◆ アジアでのラジオのリーチはインターネットを上回り,テレビに次ぐ
主要メディアで,ラジオは決して消えつつあるメディアではない。
ニールセンの調査によれば,ラジオが依然として一定の存在感を
保っている。
『電通報』 のサイトが紹介している。
http://dentsu-ho.com/articles/817

トルコ・ギルソン大学のガラアガジュル教授は IRIB 国際放送の
インタビューに応じ,『西側のメディアがウクライナの抗議デモに
影響を与えた。CNNなどのメディアは,このデモに非常に影響を
与えた』 と語った。

イラン IRIB 国際放送のサイトが伝えていた。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/43501-%E8%A5%BF%E5%81%B4%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%8C%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AE%E6%8A%97%E8%AD%B0%E3%83%87%E3%83%A2%E3%81%AB%E5%BD%B1%E9%9F%BF

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『エフエム鹿児島』 から,ベリカードが届いた。
送り状と共に,ベリカードとA3判4頁建のタイムテーブルが同封されている。
受信報告書には80円切手2枚を同封したが,1枚は返却してくれた。

今月上旬,霧島温泉に宿泊する機会があり,ホテルの一室で同局を受信した。
夕方,ラジオから流れてくるのは音楽番組で,湯上りのイッパイに冷えたビール
を飲み,窓からは夕靄の山並みの向うに隼人市の市街と桜島の噴煙を望むこと
ができた。一幅の絵を観ているようだった。

『エフエム鹿児島』 のホームページは次のとおり。
http://www.myufm.jp/myufmjp/myufm/

HCJB日本語放送は,3月1日(土)に特集番組 『団体名変更に関するリスナーの声』
を放送する。これは,2月8日に放送した団体名変更に至る経緯を解説した緊急特別
番組 『<HCJB> から <Reach Beyond> へ』 に続く第二弾である。

同局の日本語番組ディレクター・尾崎一夫さんからの情報によれば,同局では1月22日
付けで運営団体名が変更されたが,これに関してリスナーからの意見を求めたところ,
多数のリスナーから様々な意見が寄せられたことから,特集番組を組んでリスナーの声
を紹介することになった。

HCJB日本語放送は,毎週末の土・日の朝と晩に放送されていて,スケジュールは次の
サイトに掲載されている。
ただし,3月中に放送予定の番組内容は,近日中に掲載されるものとみられる。
http://japanese.hcjb.org/SW_Schedule/SW_Schedule.html

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/MYBLOG/yblog.html?m=l&sv=%A3%C8%A3%C3%A3%CA%A3%C2&sk=0

KBS日本語番組で,毎月最終の日曜日に放送している 『K音楽研究所』 は,
K-POPのリクエストを募集している。この番組,韓国の音楽評論家の申龍
(愛称 : ドクター・申) さんがプレゼンターを務め,日本語班チーフの史裕珍
(愛称:ひまわり) さんが特別出演する番組で,リスナーの人気を得ている。

同番組では3月末に 『K-POPリクエスト特集』 を放送する予定で,2月23日
の番組では,概ね次のようにアナウンスした。
  3月の 『K音楽研究所』 は,リスナーの皆さんからの 『リクエスト特集』
  としますので,『K-POPの,この曲に,このような想い出があります,
  だから好きなのです』 などと言うお便りやリクエストをどしどし送って
  ください。
  皆さんからの,沢山のお便りをお待ちしております。

KBSの宛先等は次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/contact/index.htm
https://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_bbs.htm

KBS日本語番組のスケジュールは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_schedule.htm

『ベトナムの声』 日本語放送では,同放送のウェブサイトに関するアンケート
を実施している。リスナーの声は,今後の番組作りに反映される。
http://vovworld.vn/surveys/pdtdg.aspx?lang=ja-JP

同様のアンケートは昨年9月に,電子メールで質問が届き,電子メールで
回答を送ったものだったが,現在も引き続きアンケートが行われているの
だろうか。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33073829.html

『ベトナムの声』 日本語放送のホームページは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP.vov

『ロシアの声』 日本語放送では本年1月,『お年玉クイズ』 を出題して,正解と
当選者の発表を2月24日 (月) の番組で放送することとなっていたが,電子
メールでの解答が80通を超え,なお郵便による解答がどんどん到着している
ことなどから整理に時間を要しているので,正解と当選者の発表を延期すると
アナウンスした。
これは22日の番組で伝えたもので,3月中には発表したいとしている。

『ロシアの声』 のホームページは次のとおり。
http://japanese.ruvr.ru/

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/33399314.html

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