(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2015年01月

台湾国際放送の台南送信所は,年内に閉鎖される。
30日放送の 『お便りありがとう』 の中で,リスナーからの受信報告を
受ける形で,パーソナリティを務める王淑卿・日本語課長と上野重樹
アナウンサーは,概ね次のように語った。
   台湾国際放送では,最近,周波数を調整しているところです。
   と,申しますのは,私どもの台南送信所は,年内になくなります。
   日本向けの日本語放送は Kouhu (口湖) 送信所に移ります。
     (後記≪注≫参照 : その後,『褒忠」(ほうちゅう)送信所』 との
      ご指摘をいただいた)
   ですから,今,調整しているところです。
   皆さん,受信報告を教えていただければ,助かります。
   よろしく,お願いします。

台湾国際放送のホームページおよび参考サイトは次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/
http://japanese.rti.org.tw/aboutrti/?recordId=1
http://blog.goo.ne.jp/rtijapaneseblog/e/f8d4e108d1a9a54ebcfbffd99fb6182a

( 2015-01-31 09:00 JST 情報更新 )
≪注≫ 上記情報を掲載後,東京の短波放送愛好家 gota さんから,
次のようなご指摘をいただいたので,ご紹介します。(一部抜粋)
  言及されていた代替の送信所ですが,Webサイトの放送を
  聞き返してみましたが,王さんは「口湖」(Kouhu)ではなく,
  「褒忠」(ほうちゅう)と言っているようです。
  ちなみに,RTIの各送信所の情報は,中国語ですが,
  ここにあります。
  http://www.rti.org.tw/aboutrti/aboutrti/?fPath=147
  文中には「7個分臺」と記述がありますが,右の各分台の
  リストから既に台南が外れていますね。

  gota さん,貴重な情報をいただき,有難うございました。

※ 『台南送信所閉鎖』 については,これまでにも番組の中で告知
  されたのかも知れないが,聴き逃していたようだ。
  『周波数の調整』 がどのように実施されているのか,今後とも
  注意して受信したいと思っている。

『ベトナムの声』 日本語放送で,溌剌としたアナウンスで人気が高まって
いる山崎千佳子さんは,ボランティアで同局の仕事を手伝っていると言う。

29日放送の 『おしゃべりタイム』 の中で,リスナーからの質問に答えて
彼女は 『私は,ボランティアでVOVのお手伝いをさせていただいています。
本当は,バリバリ働けたらいいんですが,いろいろ事情がありまして。でも,
できるだけ長くお手伝いできるといいなと思っています』 と語った。

『ベトナムの声』 日本語放送のホームページは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP.vov

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/32260296.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34113589.html

NHK放送文化研究所が編集している 『放送研究と調査』 2014年10月号に,田中則広さんが
執筆した 『諸外国の短波による対日情報発信』 が掲載されていることを,複数のBCL情報サイト
が先週から今週にかけて相次いで紹介している。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/oversea/188.html

当ブログでは,同誌の刊行された昨年10月に既に紹介しており,その頃の話題が,なぜ今に
なって,BCL情報サイトを賑わしているのか不思議に思われた。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34027599.html

しかし,注意深く読んでみると,昨年10月時点では,田中論文はサマリーだけが掲載されていた
ものの,現時点ではその全文がPDFで読めるようになっていることが分った。そして,更に確認
してみると,同誌は翌月号が発刊されると,前月号の論文はPDF化されて,その全文が読める
形になっていることが分った。

著作権の関係から,1ヵ月遅れであれば,論文の全文を公開しても構わないことになっている
のかも知れない。公立図書館などでも,当日の新聞記事は複写できないが,翌日になれば
前日以前の新聞は複写可能とする場合があるようだ。

HCJB日本語放送 (Reach Beyond-Australia) の東京特派員として活躍している,短波
放送愛好家の岩沙一彦さんは,ラジオを聴くという趣味のほか,毎週末にはアウトドアの
ハイキングにも力を入れており,昨年は40回を超える山歩きを敢行した。

岩沙さんは,HCJB日本語放送の東京特派員として,各地で開かれるリスナー懇親会や
ミーティングなどで参加者にインタビューするなど,同放送の番組制作に協力している。

この度,岩沙さんは移動無線の運用を開始したのを機に,登った山の山頂などで移動
無線を楽しんでいる人に,岩沙さんが無線を通じて突撃インタビューして,それをHCJB
日本語放送で紹介するという計画を,ご自身が主宰するブログ上で明らかした。

岩沙さんは,『アマチュア無線家なら,過去にBCLを楽しんだ方も多いと思います。山に
登ってアマチュア無線やデジタル簡易無線,もちろんラジオ受信を楽しんでおられる方が
いれば,突撃したいと思いますので,是非ご協力下さい。 登る山は関東地区に限定しま
すが,登る山が決まったら,ブログで事前告知したいと思います。前日になる可能性も
あります』 と語っている。

岩沙さんのブログは次のとおり。
http://k-iwasa.seesaa.net/article/413059016.html

※ 岩沙さん,関連情報をいただき,有難うございます。

27日の朝,スウェーデンの公共ラジオ局の正面玄関が 『ネオナチ』 のテープにより
封印されると言う事件が起きた。
この日は,ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所が解放されて70年の日に当って
おり,テープで貼られた用紙には,ホロコースト戦没者追悼記念日について報道しな
いことを求めるという趣旨のことが書かれていたと言う。

ストックホルムの独立系ニュースサイト "THE LOCAL" が伝えた。
http://www.thelocal.se/20150127/swedens-national-radio-blocked-by-nazis

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グァムのKTWRから,紙のベリカードが航空便で送られてきた。
カードの写真は,同局の送信アンテナ群である。
英文スケジュール一覧と,キリストの解説冊子が同封されている。

同放送の日本語番組は 『フレンドシップラジオ』 において制作されて
おり,従来は,受信報告書は 『フレンドシップラジオ』 宛に送り,同局
で確認のうえKTWRに転送し,KTWRからベリカードが返信されること
となっていたが,本年1月の受信報告分からは 『フレンドシップラジオ』
において直接発行する形に変更されたので,グァムのKTWRから送ら
れるカードは,今回の分が最後となる。

『フレンドシップラジオ』 のホームページは次のとおり。
http://friendshipradio.net/ktwr.htm

放送スケジュールなどは次のとおり。
http://friendshipradio.net/ktwr.htm#pageLink04

第二次世界大戦中,日本が連合国軍兵士の士気をそぐ目的で流したプロパガンダ
放送に従事し,皮肉にも米兵らから 『東京ローズ』 と呼ばれて人気を博した日系など
の若い女性アナウンサーを描く演劇作品 『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』
が,29日から米国とカナダの5都市で公演される。

毎日新聞が伝えている。
http://mainichi.jp/select/news/20150127k0000m040126000c.html

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2042056.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34254548.html

岩手日報が終戦直後の1945年10月から1年3ヵ月,盛岡に駐留した米軍向けに
発行した英字新聞 『SHIN IWATE NIPPO』 創刊号から50号までが,同市住民
の蔵で見つかった。
記事には,ワシントンでの労使交渉や中国大陸から引き揚げた日本人の数など,
海外と全国ニュースを中心に,論説や女性のグラビア写真も掲載されているという。

毎日新聞が紹介している。
http://mainichi.jp/select/news/20150128k0000e040183000c.html

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米国フロリダ州の WRMI からグリーティングカードが送られてきた。
二つ折り,タテ長のカードで,カードを開くと右側が2015年の年間
カレンダーとなっていて,右半分を切り取って使う。
同局 General Manager,Jeff White さんの名刺が同封されている。

WRMI のホームページは次のとおり。
http://www.wrmi.net/

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韓国KBS日本語放送では,年に4回クイズを出題して,正解者の中から抽選で
当選したリスナーに記念品を贈っている。
昨年10月から12月まで実施された第4四半期のクイズに当選して,記念品の
合成皮革の 『カードケース』 が送られてきた。通勤定期券や I D カードなどを
入れて持ち歩く。ケースの反対側には "KBS WORLD RADIO" のロゴマークが
押されている。

現在出題中の,2015年第1四半期のクイズは次のとおり。
ラジオ放送でも,番組の間にアナウンスが流れていて,KBSでは多数の
応募を待っている。
https://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_quiz.htm

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