(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2015年05月

KTWR日本語放送フレンドシップラジオは5月31日,リスナーが構成した30分
番組を放送した。この日の番組は,パーソナリティの谷さんとちゃっきーさんの
次のような放送開始アナウンスで始まった。(敬称略)

谷 : 実はですね,今回の番組の構成を担当したのは,ちゃっきーさんでも,
  私でもないんですよ。実は,私も,ちゃっきーさんも,初め,目を疑うくらいの
  完成度の高いシナリオをリスナーさんから,今回,頂戴いたしました。
ちゃっキー : ということで,今回は大阪府摂津市の小原幹雄さんによる構成と
  選曲で,この番組をお届けします。
谷 : なお,ちゃっきーさんのお読みする曲の解説の中での主語,『わたし』 と
  いうのは全て,小原幹雄さんご本人となります。
  その旨,どうぞ,予めご承知おきください。

これは,リスナーと放送局の双方向性を昇華させ,リスナーが番組作りに積極的
に参画するという,国際短波放送の 『将来』 を予感させるような状況が生まれた,
歴史に残る出来事である。
最近では,HCJB日本語放送でも,同様の試みが行われている。

※ KTWR日本語番組は,日本時間の毎週日曜日午後9時15分から30分間,
  9975kHz で放送されている。

※ 同局のホームページは次のとおり。
  http://friendshipradio.net/ktwr.htm

ラジオ・スプートニク (旧『ロシアの声』) のインターネット日本語放送は,
『ニュース専門局』 に変貌したかのように見える。

先週来,同局では 『番組内での音楽の使用停止』 が大きな話題となって
きたが,必ずしも音楽を使用しなくても番組編成の出来る,リスナーと放送
局スタッフのコミュニケーション番組 『お便りスパシーバ』 は放送されるだ
ろうと期待していた。

しかし,30日22時台の放送枠は 『ニュース』 と 『情報分析プログラム』
が延々と放送されただけで,『お便りスパシーバ』 は放送されなかった。
そして,20時24分に発生した小笠原大地震について,21時のニュース
では報じられなかったが,22時のニュースではトップで速報した。

これで,一週間のすべての日本語番組枠で,『ニュース』 と 『情報分析
プログラム』 だけが放送されることとなり,正に,ラジオ・スプートニクは
『ニュース専門局』 と化した感がある。

同局スタッフの,ニュースなどを読み上げる機械的な声は聴かれても,
『ナマの声』 を聴くことは出来なくなった。
地震のニュースは,真野佳名子アナが次のように伝えた。
    最初は,日本で起きた大きな地震の速報です。
    きょう,5月30日,日本時間20時23分頃,小笠原諸島西方沖で,
    震度5,マグニチュード8.5の強い地震が観測されています。
    この地震は,ほとんど日本列島全体で感じられているようです。
    この日本の地震についてのニュースが,これ以上入っておりませんので,
    モスクワの私たちは,皆さんのことを非常に心配しております。
    どうぞ,お大事になさってください。
このコメントが,きょう,聴くことのできた唯一の 『ナマの声』 であった。

ラジオ・スプートニクのホームページは次のとおり。
http://jp.sputniknews.com/

台湾国際放送の日本語放送は29日,『文化の台湾』 と 『お便りありがとう』 を
合せた約40分の特別番組を編成し,週刊東洋経済・記者の福田恵介さんと
静岡県立大学・教授の小針進さんをゲストに迎え,お二人のBCL経験,少年
時代に海外放送を聴いたことが現在の仕事につながっていることなど,ラジオ
の魅力を披露した。 更に,国際放送の使命,果たすべき役割などについて語
った。同局の上野重樹アナウンサーがインタビューした。
自由中国の声,北京放送,KBS,受信報告書,ベリカード,クーガ7 などの
言葉がポンポン飛び出し,大変興味深い内容である。

台湾国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/

※ 福田さんは本年3月にも同局の番組に出演し,音声はホームページにアップ
  されているので,今回の番組も近日中にホームページにアップされるものと
  みられる。
  http://japanese.rti.org.tw/audioHighLights/?recordId=12605

( 2015-06-01 18:00 JST 情報更新 )
下記の情報に関して,6月1日放送の 『玄海灘に立つ虹』 でパーソナリティの金明順さんは
『(先週の) 金曜日に発表があったようですが,ジンシルちゃんが,今週,花嫁になります』
と語り,韓国の結婚式のスタイルなどについて解説した。
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KBS日本語放送の 『お誕生日コーナー』 で,毎日リスナーの名前を読み上げて,
自ら選曲したプレゼント曲を流している 権 真実 (クォン・ジンシル) さんが結婚する
という。
29日放送の 『玄海灘に立つ虹』 で,この日の担当パーソナリティ 申 龍 (シン・ヨン)
さんは次のように紹介した。
  皆さんにとっても,私にとっても,非常に悲しいお知らせ(笑)。
  ジンシルちゃんが,結婚するみたいなんですよ。
  私に,招待状来ましたよ。
  私とは,一緒にデュエットを歌った仲なんですけれども。
  ジンシルちゃんが結婚されてしまうということで,
  本人にとっては,おめでたい話なんで。
  おめでとうございます。

権 真実さんは 『ジンシルちゃん』 の愛称で親しまれ,リスナーは勿論,KBSスタッフ
からも絶大な人気を得ている。プロフィールは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/ana26.htm

※ ジンシルちゃんの,末永い幸せをお祈りする。
  来週以降の番組の中で,本人および他のパーソナリティがどのようなコメントを
  流すか,注目される。
  

ビデオリサーチ社が発表した調査データによれば,県別,時間帯別で最もラジオが
聞かれていたのは,山形県の平日朝7時台で,2位が沖縄県の平日8時台,3位は
岩手県の平日7時台だという。同社が全国のローカルラジオの聴取状況などを纏め
た 『全国ローカルラジオ聴取状況レポート』 の一部である。

『DMMニュース』 が紹介している。
http://dmm-news.com/article/968337/

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中国国際放送日本語部から,電子ベリカードが送られてきた。
本年1月から 『美しい新疆シリーズ』 が始まり,今回のカードは
36枚の中の14番目のものである。
大自然の中に 『パオ(ゲル)』 が写っている。新疆地方に住む
モンゴル族の居住地の風景であろうか。

中国国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.cri.cn/

KBS日本語放送の新人PD・具 慧仁 (ク・ヘイン) さんは,今年下半期に放送デビュー
することが明らかになった。27日放送の 『玄海灘に立つ虹』 の中で,パーソナリティの
金明順 (キム・ミョンスン) さんは概ね次のように語った。

  きょうは,ここで 『特別コーナー』 です。
  日本語放送新人PD,ク・へインちゃんのリポートをお届けするということで,実は,
  へインちゃん,今年下半期の放送デビューを目指して,今,特訓中なんですが,
  そのデビュー番組というのは,マイクを握って外に出かけて,韓国のナマの音を
  取材するもので,月に一度,この番組の中でお届けする予定です。
  すごく大変だよねぇ。 新人なのに,可愛そう …。

  その予行演習という形ではないんですが,今週25日,お釈迦様の誕生日に,
  韓国仏教の総本山と言われます,ソウル市内にある曹渓山 (チョゲサン) で
  行なわれた儀式に訪れた人々にマイクを向けたということなんですが,ただ,
  へインちゃんの声は入っていませんので,その一般の市民の声をお聴きください。

ここで数人の市民の声が流れた後,キム・ミョンスンさんは,次のように続けた。
  次回 (の放送) はいつになるか分かりませんが,『こうご期待!』 で,お待ちください。

具慧仁 (ク・ヘイン) さんのプロフィールは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/ana53.htm

KBS日本語のホームページは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34306944.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34381415.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34414845.html

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KTWR日本語放送フレンドシップラジオから,日本語放送30回目の記念
ベリカードが送られてきた。昨年の11月にアナログ短波による日本語放送
を開始してから,5月24日で30回目を迎えたことを記念して発行された。

残念ながら,この日の番組の前半部分が,グアムKTWRの送信アンテナの
不具合から,停波するというトラブルが発生した。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34517564.html

しかし,このベリカードは,謂わば 『この送信トラブルを逆手にとった』 ベリ
カードでもあり,驚いたことに,そのことを敢えてカードに明記し,台風で損壊
したアンテナの写真をカードにしてしまったのだ。
数多い短波放送局でも,自らの送信トラブルをベリカードに記載した例は,
極めて珍しいのではないかと思われる。

なぜ,KTWR日本語放送フレンドシップラジオは,こんなオシャレなことを
したのか。
その答えは,日本語番組のパーソナリティを務める,男性の谷さんと,女性
のちゃっきーさんは,お二人ともBCL経験を有していて,リスナーの心理を
しっかりと理解してくれているからに他ならない,と推察した。

日本語番組は,日本時間の毎週日曜日午後9時15分から30分間,
9975kHz で放送されている。

KTWR日本語放送フレンドシップラジオのホームページは次のとおり。
http://friendshipradio.net/ktwr.htm

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『ベトナムの声』 日本語放送から,ベリカードが送られてきた。
カードの写真のタイトルは 『小学校の始業式』 で,2014年12月に
送られてきたものと同じである。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34166003.html

同局からの返信で楽しみなことは,カラフルなカードはもちろんのこと,
封筒に綺麗な切手が貼られていることである。ところが,今回は機械
的に印字された代用切手となっていて,残念である。一通々々に切手
を貼る作業は大変なことゆえ,止むを得ないであろう。

同局のベリカードには,日本語課スタッフの写真が配されているが,
5年間の東京支局勤務を終え,本年4月から日本語課に復帰している
ソンさんの写真が配されたカードが発行されるのが待ち遠しい。

『ベトナムの声』 日本語放送のホームページは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP.vov

日本語課スタッフのプロフィールは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP/introsection.vov

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既に概要を紹介したとおり,ラジオ・スプートニク (旧『ロシアの声』) のインターネット日本語放送は
25日,番組冒頭で 『当分,ラジオ・スプートニクは,世界情勢の緊迫化に伴い,それに然るべく対応
するために,ラジオ放送の中ではニュースと情勢分析のプログラムのみをお送りすることになった』
と告知した。ここでは,その詳細を紹介する。

午後9時からの放送は,チーフアナウンサー・日向寺康雄さんの,次のようなアナウンスで始まった。
午後10時からの番組冒頭でも,後閑理恵アナウンサーが,同様の内容をアナウンスした。

  ここで先ず,皆様にお知らせと,本当にご迷惑をおかけすると言うお詫びを申し上げます。
  先週の金曜日 (5月22日),新しい指導部との会見がありまして,『当分,ラジオ・スプートニクは,
  世界情勢の緊迫化に伴い,それに然るべく対応するために,ラジオ放送の中ではニュースと情勢
  分析のプログラムのみをお送りするように』 との指示が出されました。

  リスナーの皆様には,本当に突然の番組の変更,プログラムの変更で,またもや,皆様にご迷惑,
  そして,ご不安をお与えすることになると思います。本当に申し訳ありません。

  戸惑われる方も多いと思います。当分,この指導部の指示に従いまして,これまでのプログラム
  とは全く違いまして,毎週お送りしていた番組の代わりに,この放送時間内では,『ニュース』 と
  『情勢分析プログラム』 のみをお送りすることになります。

  特に,『音楽』 は,番組といいますか,ニュースの間の (繋ぎの) 短い音楽だけを遣えることに
  なりまして,曲の全部をかけることができなくなりました。 (中略)
  一日も早く,元の形に戻れるよう,私どもも努力したいと思います。

  今,申し上げましたように,この時間は 『ニュース』 に続きまして 『情勢分析プログラム』,これを
  合わせて,合計で30分ほど続きまして,後半も,それが繰り返されると言うシステムとなります。

※ ラジオ・スプートニクの日本語サイトは次のとおり。
  画面上部メニューの 『ラジオ放送』 のアイコンを押して,インターネット放送を聴くことができる。
  http://jp.sputniknews.com/

※ 同放送は番組の繋ぎ部分で,『私たちは,他が伝えないことをお伝えします』 というアナウンスを
  繰り返し流している。

※ また,『放送局は,皆様からのお便りをお待ちしております』 というアナウンスに続いて,次の
  メールアドレスを案内している。『リア・ノーボスチ通信』 のサーバーを使用しているものと思わ
  れるが,このアドレスが有効かどうかは確認していない。
  vostok@rian.ru

※ 参考サイトは次のとおり。
  http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2013_12_09/125645594/

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34515899.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34519844.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34519874.html

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