(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2015年06月

東京のインターFMは,新しい周波数 89.7MHz での放送を,6月30日午後6時から
スタートした。当地 (東京・多摩北部) では極めて良好に受信できている。76.1 MHz
の放送も聴こえている。

午後5時前には,試験電波のアナウンスが出ていたが,スタート時の録音に備えて,
午後5時25分にスイッチを入れた時には,信号は感じられたものの,何も聴こえず,
何らかのトラブルがあったものと思われた。

ところが,午後6時ちょうど,バーンと番組が流れ始めた。
放送局のリスナーに対する,サプライズ・プレゼントだったのだろうか。

同局のホームページは次のとおり。
https://www.interfm.co.jp/news/detail.php?id=1054

なお,同局からは,次のような返信が届いている。(一部抜粋)
  89.7MHzの試験電波に対するベリカードについてですが,
  郵送にて受信報告書をいただきました方へ,順次お送り
  させていただく予定です。
  ベリカードご希望の場合は,お手数ですが,郵送にて
  受信報告書をお送りください。
  その際に返送用の切手を入れていただければ幸いです。

イラン国営放送 IRIB は26日,お便り紹介番組 「金曜広場」 の中で,お便り数減少の
問題を採り上げ,二人のリスナーから寄せられた意見を紹介した。
内容は,概ね次のとおり。

◆ 私の考えからしますと,IRIB への受信報告書は,QSLカードの取得と名誉証書の
受賞という目的にしかなっておらず,目的を達成すれば,それで満足して,出さなく
なっているリスナーが多いのだと思います。又,毎週多くのお便りが寄せられている
にも関わらず,ほとんどが番組で紹介されることがありません。継続的な番組の聴取と
お便りが必要ならば,もう一度検討された方が良いでしょう。
春夏のスケジュールになってから2ヵ月以上改善されない状況に,リスナーは落胆し,
IRIB に対する不信感も芽生えているのではないかと思います。

◆ 最近,ある日本のリスナーのブログで,貴局宛の受信報告書が減少しているとの話題
が掲載されていました。朝の再放送の受信状態の悪化が,大きな要因になっているので
はないでしょうか。インターネットでの放送聴取は,それ以外に手段のない場合の最後の
一手で,出来れば短波で放送を楽しみたいと考えるのではないかと思います。

番組音声は,次のサイトで聴くことができる。
http://japanese.irib.ir/programs/item/55846-2015年6月26日(福本・上野)【音声】

同局のホームページおよび放送スケジュールは次のとおり。
http://japanese.irib.ir/
http://japanese.irib.ir/home/frequencies

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34550333.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34565262.html

◆ インターFMは,関東での放送周波数を 76.1MHz から,新しい周波数 89.7MHz に
変更する。新しい周波数 89.7MHz での放送は,6月30日午後6時からスタート予定。
なお,この電波変更を記念し,今年10月1日にステーション名を変更する。
新たなステーション名は,『InterFM897 (インターエフエム・ハチ・キュウ・ナナ)』。
また,『InterFM897』 のステーションロゴを募集する。

告知全文は次のとおり。
https://www.interfm.co.jp/news/detail.php?id=1054

◆ インターFM名古屋は2015年10月,ステーション名を 『RADIO NEO』 と変更する。
放送エリア,周波数,出力などに変更はない。
  ・ 放送エリア  愛知県名古屋市および瀬戸市,豊田市,岡崎市,常滑市,
            豊橋市を含む中京圏地域
  ・ 周波数     79.5MHz 
  ・ 放送出力   5kW
  ・ コ-ルサイン  JOCW-FM

告知全文は次のとおり。
https://www.interfm.co.jp/news/detail.php?id=1056

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34592475.html

東京の 『インターFM』 は,今月26日から試験電波を発射する旨の告知を
同局のホームページに掲載している。
昨日,受信を試みたところ,当地 (東京・多摩北部) では,従来の周波数に
比べて,極めて良好に聴こえている。受信は,ソニーの SW77,附属ロッド
アンテナで,木造家屋内。
新周波数の放送では,ノンストップの音楽が流れていて,6~7分毎に次の
ようなアナウンスが入る。
  こちらは,JODW-FM。 インターFM です。
  周波数 89.7 メガヘルツ,出力 10 キロワット。
  ただいま,サイマル放送を実施するための試験電波を発射しています。

『インターFM』 の告知は次のとおり。
https://www.interfm.co.jp/news/detail.php?id=1055

『インターFM』 の沿革は次のとおり。
https://www.interfm.co.jp/about/

※ 試験電波の受信に対して,ベリカードを発行してくれるかどうか,
  同局に問い合せ中である。

28日夜,KTWR日本語放送フレンドシップラジオを受信したが,受信状態は
これまでにないほどに劣悪で,驚いた。
同局のホームページでは放送終了直後に,『強いノイズ or 混信混入のため,
当地東京都練馬区では正常な聴取は困難でした。至急,番組ファイル (音楽
を除く) を準備しました。受信報告書作成の補助のためにご試聴下さい』 と
いう告知を掲載した。
http://friendshipradio.net/ktwr.htm

日本語番組は,日本時間の毎週日曜日午後9時15分から30分間,9975
kHz で放送されている。

※ 拙宅 (東京多摩北部) における受信では,雑音とフェーディングがかなり
  強いものの,内容はほとんど把握できる程度であった。しかし,2~3度,
  フェーディングの強い部分で,音声が聴こえなくなるところがあり,全体
  としては,昨年の11月に同局の日本語放送が開始されて以来,最悪の
  状況ではあった。
  同局のホームページでは,雑音だけではなく,混信の可能性も示唆され
  ているので,今後の分析結果に注目したい。

台湾国際放送は26日,『お便りありがとう』 の中で,大阪府在住の長寿
リスナーから寄せられた 『リスナーの皆さんへのメッセージ』 を紹介した。
メッセージの内容は,概ね次のとおり。
  全国のBCL愛好の皆さん。
  私は,もうすぐ86歳になります。
  歳とともに,体力の衰えは,これは,どうにも仕方がありませんが,
  頭脳の方は完全に正常で,いささかの衰えもありません。
  これは,BCLをやっている賜物であると思っています。

  決まった時間に放送を受信するということは,生活のリズムが正しく
  なります。
  更に,リポートを作成する際には,全神経を耳に集中し,聴いた内容
  を脳で記憶し,素早くメモし,リポートを作成します。作成にあたっては,
  当然,脳を使います。

  と,いうことは,受信からリポート作成まで,常に脳を刺激しているわけ
  です。脳を刺激することにより,老人ボケや認知症とは,およそ無縁な
  ものになるでしょう。

  BCLは,健康で,長生きできる,最高の良薬であると,確信しています。
  決して,隠れリスナー (放送は聴くが,リポートは出さない) にならない
  よう,お願いします。

  私は,残り数年の寿命。最後まで,BCLを続けるつもりです。
  終りに,リスナーの皆様のご健康とご多幸を願ってやみません。

台湾国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/

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HCJB日本語放送 (Reach Beyond-Australia ) の尾崎一夫さんは,今年も
『日本ふれあいの旅』 を予定していて,期間は9月下旬~11月上旬となる
見通しである。

尾崎さんからいただいた情報によると,現在までに確定している集会予定
は次の通りである。
  10月11日(日) 神奈川・久里浜福音教会 (礼拝奉仕)
  10月25日(日) 茨城・取手キリスト教会 (礼拝奉仕)
  11月08日(日) 東京・淀橋教会 (関東地区HCJBリスナーの集い)

なお,尾崎さんは,『いつものように中国・四国、関西、東北でもリスナーの
集いを計画したいと思っています』 と語っている。

※ 今後,尾崎さんの一時帰国予定の詳細が固まれば,同局のホームページ
  で特設サイトが起ち上がり,又,放送の中でもアナウンスされると思うので,
  その告知に注意したい。
  http://japanese.reachbeyond.org

※ HCJB日本語放送は毎週末の土曜日と日曜日に放送されており,放送
  スケジュールは次のとおり。
  http://japanese.reachbeyond.org/SW_Schedule/SW_Schedule.html

『ベトナムの声』 日本語放送は,25日放送の 『おしゃべりタイム』 の中で,同国では女性の
就業率が高いことを話題にした。番組でパーソナリティを務める山崎千佳子さんは,ご主人
の話として 『ベトナム企業におけるベトナム人スタッフの男女比は 1:9 で,圧倒的に女性が
多い』 ことを紹介した。これを受けて,もう一人のパーソナリティ,同局のアンさんは 『VOV5
国際放送の女性スタッフの割合は 73% と多い』 と語った。

この日の番組では,『(ベトナムの声・日本語放送は) 全体的に話し言葉が理解しにくく,発音
をゆっくり,ハッキリしてほしい』 と言うリスナーの意見を紹介し,山崎さんは概ね次のように
語った。
  実は,私も,同じ見解です。
  が,これは,深くて,仲々難しい問題なんですね。
  というのも,海外の日本語放送局というのは,スタッフも日本人やネイティブスピーカーで
  あることが多いんですが,VOVのアナウンサーは全員ベトナム人なんですね。
  VOVに入局してから日本語 (の学習) を始めたスタッフが多いと言うのも,VOVの事情を
  表わしていると思います。
  正しいアナウンスを教える,専門的な知識を持った日本人もいない中,ネイティブでない人
  たちがアナウンサーをしているのは,それだけ凄いことだと思います。
  が,やはり,放送と言うのは,正しい日本語を,正しいアナウンスで伝えることが鉄則ですね。
  何を話しているか解らなければ,意味がないですね。
  発声練習や,NHKのニュースを聴いて,耳で覚えると言うのを,日本語放送スタッフにアド
  バイスしたいです。

そして,アンさんは,次のように語った。
  厳しいご指摘は,有難いです。
  実際,ベトナムの地名や人名などは,聴き取りにくいと思いますし,全体的なレベルアップを
  目指していきたいです。

『ベトナムの声』 日本語放送のホームページは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP.vov

自民党文化芸術懇話会で,作家の百田尚樹さんが 『沖縄の二つの新聞はつぶさなあかん』 と
発言した問題で,沖縄タイムスと琉球新報は26日,両社の編集局長連名で抗議の共同声明を
発表した。
百田発言について,26日の安全保障関連法案を審議する衆議院特別委員会において,浜田
靖一委員長は事実関係を確認したと報告した。
沖縄タイムス : http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=121626
琉球新報   : http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-244851-storytopic-1.html

※ この問題について,今後,日本のマスコミがどのように報道するか,あるいは報道しないか,
  報道する場合の扱いの大小,更には海外メディアの伝え方にも注目していきたい。

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HCJB日本語放送 (Reach Beyond-Australia ) で,毎週日曜日に放送されている
『バイブルトーク』 を担当する,東京・淀橋教会の主管牧師・峯野龍弘先生は,今年,
牧師として伝道を始めてから50周年を迎えた。
これを記念する式典及び感謝会が,6月28日に同教会で行われる。(要予約)
http://www.yodobashi-church.com/new/blog/event/201506
http://www.yodobashi-church.com/

※ 峯野先生は,著書 『愛ひとすじに』 で,先生の生い立ちから青年時代まで,
  そして,伝道者として献身的に生きる姿を静かに語っている。
  これを読むと,峯野先生がHCJBの 『バイブルトーク』 で,あの優しいお声で,
  日常的な話題を取り入れながら,解り易く,しかし強い説得力を持って,聖書を
  解説されるバックグラウンドを知ることができる。

※ HCJB日本語放送は毎週末の土曜日と日曜日に放送されており,放送
  スケジュールは次のとおり。
  http://japanese.reachbeyond.org/SW_Schedule/SW_Schedule.html

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