(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2015年07月

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KTWR日本語放送フレンドシップラジオから,19日の放送受信に対する
ベリカードが送られてきた。カードの写真は,東京の病院に入院している
リスナーが病室から 『首都高速5号線に懸かる虹』 を撮影したものである。

同局からの返信メールには,パーソナリティのちゃっきーさんと谷さんから
『機能回復を励みながら社会復帰を目指される (リスナーの) O さんに
エールを送りつつ,この画像を皆様にお届けします』 と書き添えられている。

なお,この日の放送では珍しいトラブルが発生した。
海外短波放送で送信トラブルが発生することは珍しいことではなく,今回の
放送のように,2分間余り無音状態が続くことは,他局の放送でも例がある。
しかし,その空白時間とほぼ同じ長さの時間が,同一番組内の後半で流れ
た音楽の演奏時間からカットされてしまい,結果として,番組の終了時刻は
予定どおりとなったと言う例は,極めて珍しいことである。
同局のホームページには 『原因を調査中』 とあるので,調査結果の公表が
待たれる。

日本語番組は,日本時間の毎週日曜日午後9時15分から30分間,
9975kHz で放送されている。

KTWR日本語放送フレンドシップラジオのホームページは次のとおり。
http://friendshipradio.net/ktwr.htm

日本経済新聞社は23日,英国の経済紙フィナンシャル・タイムズ・グループを
買収することで同社の親会社である英ピアソンと合意した。
両社は記者,編集者をはじめとする人的資源や報道機関としての伝統,知見
を持ち寄り,世界的に例のない強力な経済メディアとしての進化をめざす。
日本経済新聞が報じた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ23I5H_T20C15A7000000/?dg=1

※ 日本と英国の関係の話題が相次いでいることに注目したい。
  三井不動産が6月5日,英公共放送局BBCから土地建物を購入し,
  オフィスビルなどを改修,新築する大型複合再開発事業に参画する
  と発表している。
  http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34545684.html

( 2015-08-03 00:30 JST 情報追加 )
"PROPAGATION" 第3号は,8月1日に公開された。
TDXC会員の一人 bclguide さんが,ご自身のブログで
同誌の掲載サイトのURLを掲載している。
http://bclguide.exblog.jp/24496484/
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"PROPAGATION" は,日本のBCLにとって 『夏の風物詩』 となった。
『季語』 と言っても良いかも知れない。
BCLサークルTDXC (Totsuka DXers Circle) は,会誌 『PROPAGATION』 第3号
の発行に向けて準備中である。TDXCは,神奈川県横浜市戸塚区に本部を置く
BCL団体で,会誌の洗練された表紙のデザインと会員諸兄の渾身のリポートは,
日本のBCL界にとって大きな宝である。
第3号は本文144ページの大作で,興味深い記事が満載となる予定である。

TDXC会員の一人 bclguide さんが,ご自身のブログで関連情報を紹介している。
http://bclguide.exblog.jp/24435009/

( 当ブログ過去関連記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/MYBLOG/yblog.html?m=l&sv=%A3%D4%A3%C4%A3%D8%A3%C3&sk=1

イラン国営放送 IRIB は21日,日本語放送開始16周年を迎えた。
この日の番組は,翌日22日の朝 (日本時間) の再放送を9765kHzで聴いたところ,
放送開始部分で送信が数回にわたって途切れていた。開始音楽,国歌,番組案内
に続いて,リスナーへのメッセージが放送されて,その後にコーランの詠唱が流れた。
メッセージの内容は,概ね次のとおり。

  ラジオの日本語はおかげさまをもちまして,16周年を迎えることができました。
  これもひとえにリスナーの皆様のおかげと,スタッフ一同,心より感謝を申し上げます。

  この16年間,必ずしもいつも順風満帆だったわけでは決してありませんでした。
  短波放送をやめて,インターネットサイトだけにすると言う話が来たときには,短波と
  いうものに愛着を持っているリスナーが多いことをあげ,ラジオ日本語のスタッフ
  みんなで反対し,短波放送を維持することができました。

  また,残念ながら数年前から,新年のカードとカレンダーをお届けすることが叶わなく
  なりました。今年は金曜広場の構成がよいと言うことで上からお褒めの言葉をもらい
  ましたが,一方では,今でも,原因の分からないリスナーからのお便りの減少に悩ま
  されています。

  これからもイランやイスラムを身近に感じていただけるよう,スタッフ一同努力して
  参りますので,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ほぼ同様の内容のメッセージがホームページにも掲載された。
http://japanese.irib.ir/2011-02-19-09-52-07/ラジオ日誌/item/56526-ラジオ日本語16周年記念のご挨拶

IRIB 日本語放送のトップページは次のとおり。
http://japanese.irib.ir/

( 当ブログ過去関連記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/MYBLOG/yblog.html?m=l&sv=%A3%C9%A3%D2%A3%C9%A3%C2&sk=0

KBS日本語班の新人PD 具 慧仁 (ク・ヘイン) さんは21日,『玄海灘に立つ虹』
の枠内で,先週オープンしたソウル・漢江プールから,親子連れなどで賑わう様子
を現場リポートした。
リポートに続いて,パーソナリティの中枝紫織さんと金 明順 (キム・ミョンスン) さん
は,概ね次のように語った。
  へインさん,きょう,リポートしてくれたんですけれども,これから毎月第3火曜日
  に色々なところに行ってリポートしてくれるそうなので,リスナーの皆さん,リクエ
  ストを是非お願いしたいと思います。
  『ここへ行ってみてよ~』というようなリクエストがあったら,是非送っていただけ
  ればと思います。
  出来るだけ 『音』 が出るようなところが良いですね。静か~なところじゃなくてね,
  楽しそ~うなところが良いですね。
  色々なところに行くということなので,楽しみにお待ちください。

具 慧仁 (ク・ヘイン) さんは,クイズ出題のアナウンスなどを担当してきた。
彼女のプロフィールは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/ana53.htm

KBS日本語放送のホームページは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/

( 当ブログ過去関連記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/MYBLOG/yblog.html?m=l&sv=%B6%F1%B7%C5%BF%CE&sk=1

ラジオ・スプートニク (旧・ロシアの声) 日本語課における現下の困難な状況に鑑み,
リスナーの想いが様々な形で公開されているが,元 『ロシアの声』 アナウンサーの
いちのへ友里さんも自ら主宰するブログでその想いを綴り,『この晴れやかな空に
かかる虹のように,いつかまた再び電波にのって,ロシアと日本の心を繋いでくれ
ますように・・・!』 と,大きくきれいな虹に願いを託した。

リスナーズクラブ 『ぺーチカ』 の掲示板で紹介されている。
http://9005.teacup.com/matsu01/bbs/8142

いちのへ友里さんのブログは次のとおり。
http://ichinoheyuri.com/10057860955/id11707/

リスナーズクラブ 『ぺーチカ』 のトップページはつぎのとおり。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/PECHIKA04-10-29/

( 当ブログ過去関連記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/MYBLOG/yblog.html?m=l&sv=%A5%E9%A5%B8%A5%AA%A1%A6%A5%B9%A5%D7%A1%BC%A5%C8%A5%CB%A5%AF&sk=0

『モンゴルの声』 日本語放送は7月24日,周波数変更に向けて試験放送を
実施するとアナウンスしている。内容は概ね次のとおり。
  2015年7月24日(金)だけ,19時30分,12000kHz の番組を
  12015kHzに変更して放送します。
  深夜零時からの番組は,12015kHzでお送りします。
  どんな受信状態だったかを,詳しくお知らせください。
  テスト放送を応援してくださると,大変嬉しいです。

『モンゴルの声』 日本語放送の現行スケジュールおよぴ郵便・電子メール
アドレスは次のとおり。
http://jp.vom.mn/d/9148

『モンゴルの声』 日本語放送のホームページは次のとおり。
http://jp.vom.mn/

( 当ブログ過去関連記事 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34577670.html
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34462395.html

※ 同局では,6月22日にも同様の試験放送をすると予告していたが,
  実施されなかった経緯がある。

宮城県山元町の臨時災害FM局 『りんごラジオ』 は,夏休み中に番組に
出演してアナウンサーの仕事を体験する小中学生を募集している。
町の情報の原稿を読むほか,関係者へのインタビュー,音楽紹介もする
予定で,子どもたちがスタッフの質問に答えるコーナーもある。
河北新報が紹介している。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150714_15030.html

『りんごラジオ』 および関連サイトは次のとおり。
http://ringo-radio.cocolog-nifty.com/
http://miyagi-fukkouing.jp/?p=24

◆ 安倍晋三政権が国会に提出した 『国際平和支援法』 と10本の戦争関連法を
改悪する 『平和安全法制整備法案』 に反対するアピールを,学者・研究者が連名
で発表しました。
アピールのタイトルは,『戦争する国』 へすすむ安全保障関連法案に反対します,
となっている。
http://anti-security-related-bill.jp/

◆ 衆議院本会議で安全保障関連法案が可決されたことを受けて,
日本のキリスト教界では,さまざまな教団や団体から、同法案に抗議
する声明や文書が出された。
『クリスチャントゥデイ』 のサイトが伝えている。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/16566/20150718/statements-against-security-bills.htm

KBS日本語放送は7月10日の 『金曜座談会』 で,『どう見る "forced to work" の解釈』
と題する討論番組を放送し,韓日文化交流会議韓国側座長・鄭求宗さん,TBSソウル
支局長・井田重利さん,国民日報論説室長・趙容来さんが様々な議論を展開した。
その中から,鄭さんと趙さんの発言を,一部抜粋して概要を紹介する。

司会進行役の鄭さんは,ゲストの趙さんに次のように問いかけた。
今回,明治産業遺産での 『強制労働』 の表現を危惧して,韓国外交部は 『歴史を正し,
正確に記憶するためのものである』 として,徴用工訴訟や対日請求権とは別の問題だと
強調しています。

現に,2005年に,当時の盧武鉉 (ノ・ムヒョン) 政権は 『請求権は解決済み』 との立場
を表明しました。それを受けて,徴用工を巡っては,韓国政府は補償を行いました。それ
なのに,今,訴訟が起き,徴用工の当事者による個人損害補償の訴訟が進められていま
すけれども,この問題を巡る韓国政府の立場,公式な立場はどうなっているのでしょうか。

これに対して,趙さんは次のように語った。
韓国政府は,おっしゃったように,既に盧武鉉政権の時に,『請求権は解決済み』 という
ことを,それは受け入れると,ですから,その責任は韓国政府にあるんだと,1965年の
基本条約のときに,請求権として,個々人のものを全部まとめて政府が受け取ったんだ
から,その責任は韓国政府にあるんだということを,繰り返し,言ったんです。

国会答弁でも,そういうことを言って,そういうことは確認されたんですけれども,その後,
徴用工の個々人の請求権を求めるという権利までなくなったんじゃないということが,
最高裁の判決だったということがありまして,その後で,個々人のいろいろな告訴が起こ
ったんです。そう言う告訴が,まだ進行中なので,韓国政府としては,それにきちんと答え
るのは,裁判上の流れがありますので,それを政府が改めて言ってしまうのは,それは
ちょっと問題があると。

ですから,それを見守って,その後で,結論を下すと。そういう,やや一歩避けてるような,
そう言う形ですね。まあ,中途半端な,悪く言えばですね,そういうことだと思うんですけれ
ども。

個々人が賠償訴訟する権利そのものは,確かにあると思うんですが,それに対しては,
政府がまとめて受け取った,そのおカネを個々人に与えると言う,その責任は韓国政府
にあると言う,前の政権が何度も,それを繰り返して披露したことがありますから,それを
今の政権が,それに対して,はっきりとケジメをつける必要があると思うんです。

ただ,それに,その問題は一般の国民に対して,それを如何に説得して,国が,その責任
は我々にありますよ,ウチの政府にありますよということを,如何に説得して,責任を持って,
それをやるという,そう言う問題があるんじゃないかと思うし,今回の韓国と日本の歩み寄り
の協議の中で,『強制労働,どうの』 という色々な解釈がありますけれども,その中でも,
『強制労働』 という言葉を使っても,それが法律的な一つの根拠になって,改めて訴訟を
起こすとか,そういうことに使えないんだ,解ってほしいということも,話合いの中であったと
思うんです。

ですから,これから,韓国政府は責任を如何に持って説得するのかということが,これからの
見どころじゃないかと思います。

7月10日の番組は,次のサイトで日付を指定して聴くことができる。
http://world.kbs.co.kr/japanese/program/program_friday.htm

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