(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2015年12月

『朝鮮 (チョソン) の声』 日本語放送は毎週日曜日にお便り紹介番組 『朝鮮の声放送へようこそ』
を放送していて,通常は5分程度で2~3名のリスナーのお便りを紹介しているが,今年最後の放送
となった12月27日の番組は12分を超える異例の長さとなった。

この日の番組は,1年を振り返る特別編成で,先ず同放送の日本語部長が,『この1年を通して友好
を深めて参りましたリスナーの皆さんに御礼を申し上げます』 などと,1分以上にわたってあいさつ,
続いて,年初に届いた年賀状をはじめとする多数のお便りを紹介した。名前だけ紹介されたリスナー
を含めると,全体で40名を超えていた。

『朝鮮の声』 日本語放送のスケジュールは次のとおり。
06:30-07:30 JST   7580, 9650, 621 kHz
07:30-08:30 JST     同    上
08:30-09:30 JST     同    上
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16:30-17:30 JST   6070, 7580, 9650, 621 kHz
17:30-18:30 JST     同    上
18:30-19:30 JST     同    上
19:30-20:30 JST     同    上
20:30-21:30 JST     同    上
21:30-22:30 JST     同    上

「20世紀放送史」 は,NHK放送文化研究所が2001年に出版したもので,
同研究所のホームページでは,次のように紹介している。
  NHKばかりでなく,民間放送や海外の放送,更には新聞や通信など,ほかの
  メディアとのかかわりにも着目して,20世紀の放送の歴史を幅広い視点から
  総合的に記述しました。“放送人の顔が見える躍動感のある放送史” というの
  が,本書のセールスポイントです。
  https://www.nhk.or.jp/bunken/book/irregular/century.html

2015年12月25日付け毎日新聞 (東京本社版,夕刊) に,金平茂紀さんが
「戦時下の 『国内放送の基本方策』 再来の悪夢 テレビ試練の1年を振り返る」
と題して寄稿し,その中で本書を紹介している。

※ この書籍はかなり高価であり,個人で購入するのは躊躇してしまうが,図書館で
  借りて読みたいと思っている。

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バチカン美術館で絵画や彫刻を観ていると,怖くなりそうなものもある。
古代ギリシャ時代の彫刻 『ラオコーン像』 は,作者・制作年は不明とされるが,
ミケランジェロら芸術家たちに大きな影響を与えたといわれる。
トロイア戦争で,神官ラオコーンは女神アテナの怒りをかい,怒った女神はヘビ
2匹を放ち,ラオコーンは息子2人とともに絞め殺されるという話を彫刻にした
ものだという。

( ローマ・バチカン旅行記 ・ 記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1118960.html?m=l

北朝鮮に拉致されて,今なお彼の地で生きていると思われる日本人に
向けて短波で放送している 『ふるさとの風』 は,新年度から,妨害電波
対策として放送枠を同一時間帯に更に一枠増える見通しである。
新年度の拉致問題関連予算は前年度比0.8%増となったと,新潟日報
が伝えている。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20151225225411.html

内閣官房概算要求概要は次のとおり。
http://www.cas.go.jp/jp/yosan/zaimu/h28_yosan_gaisan.pdf#search='%E6%8B%89%E8%87%B4%E5%AF%BE%E7%AD%96%E9%96%A2%E9%80%A3%E4%BA%88%E7%AE%97';

『ふるさとの風』 のホームページは次のとおり。
http://www.rachi.go.jp/jp/shisei/radio/index.html

※ 日本から北朝鮮に向けて放送している短波放送は,
  『ふるさとの風』 の他,『しおかぜ』 がある。
  http://senryaku-jouhou.jp/shiotsuu.html

アメリカの週刊誌 "The New Yorker" は,このほど "North Korea’s Abduction Project" と
題する記事を掲載し,北朝鮮による拉致について詳しくリポートしている。
http://www.newyorker.com/news/news-desk/north-koreas-abduction-project

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絵画や音楽は,なぜ人間に感動を与えるのだろうか。
絵の知識がなくても,観ているだけで,その絵に吸い込まれていくような
錯覚に陥ることがある。

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品 『聖ヒエロニムス』 も,その一つである。
この絵には,荒野での苦行に耐える聖ヒエロニムスと,足元には彼を
見守るライオンが描かれている。

聖ヒエロニムスについては,次のサイトで解説されている。
http://www.hcn.zaq.ne.jp/ren-m/museum/holy/Thema_jerome.htm

( ローマ・バチカン旅行記 ・ 記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1118960.html?m=l

KBS日本語放送の金曜日の 『玄海灘に立つ虹』 では,パーソナリティの申龍
(シン・ ヨン,愛称:ドクター・申) さんが,1月1日の番組内で紹介するお便りを
数日中に電子メールで送ってほしいと呼び掛けている。
1月1日放送分は12月31日までには収録を完了したいが,既に届いている
お便りが少ないためだということで,次のようなお便りを期待している。
 ・ 2016年の目標
 ・ 2016年の自分の決意
 ・ 2016年に開催予定で,楽しみにしているイベント (私的なイベントも可)

宛先等は次のとおり。
https://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_bbs.htm
http://world.kbs.co.kr/japanese/contact/index.htm

台湾国際放送は25日,『お便りありがとう』 の中で,1月16日に実施される
中華民国総統選挙および立法院選挙に関連するニュースを速報するため,
近日中にホームページ上に特設サイトを開設すると告知した。

台湾国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/

昨日24日,二人のジャーナリストの動向に関するニュースが飛び交った。

『国境なき記者団』 は22日,安田純平さんが中東シリアで武装勢力に拉致されて
身代金を要求されていると伝え,ホームページ上に出した声明で,日本政府に対
して救出に全力をつくすよう求めた。
朝日新聞が伝えている。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12131812.html?iref=reca

『国境なき記者団』 の呼びかけは次のとおり。
http://en.rsf.org/syria-japanese-journalist-in-danger-rsf-22-12-2015,48687.html

テレビ朝日は24日,ニュース番組 『報道ステーション』 の古舘伊知郎さんが来年
3月末で降板すると発表した。古舘さんは同日夕,記者団に対し,『不自由な12
年間だった。言っていいこととダメなことの綱渡りだった』 と振り返った。
毎日新聞が伝えている。
http://mainichi.jp/articles/20151225/k00/00m/040/010000c

安田さんの安否が心配であるが,今はただ無事を祈るばかりである。
また,古館さんに何があったのか,今後の発言,動向に注目したい。

テロ組織がアフガニスタンでラジオ局を開設し,戦闘員が連日ラジオに
出て,テロリズム,暴力を宣伝し,勧誘を行なっているという。
ロシアの 『スプートニク』 日本語版が,地元メディアの報道として伝えて
いる。
http://jp.sputniknews.com/middle_east/20151224/1363116.html

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