(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2016年09月

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2016年10月の主な動きや歴史などを見ると,次のようなものがある。
これらの関係国から送られてくるニュースや解説番組,特別番組などに
注目したい。

10月 1日(土) 中国国慶節
10月 1日(土) モンゴルの声・外国語放送開始52周年
10月 1日(土) シカゴで広島・長崎原爆展 (29日まで)
10月 1日(土) 国際通貨基金 (IMF) が人民元を特別引出権 (SDR) に採用
10月 2日(日) コロンビアで左翼ゲリラ組織 『FARC』 との和平合意の是非を問う国民投票
10月 2日(日) ハンガリーで難民受け入れの是非を問う国民投票
10月 2日(日) 英保守党大会 (バーミンガム)
10月 3日(月) 韓国建国記念日 (開天節)
10月 3日(月) ドイツ再統一から26年
10月 4日(火) 米大統領選で副大統領候補によるテレビ討論
10月 6日(木) 20ヵ国・地域 (G20) 財務相・中央銀行総裁会議 (米・ワシントン)
10月 7日(金) 米軍アフガニスタン空爆開始から15年
10月 7日(金) モロッコ総選挙
10月 7日(金) 国際通貨基金 (IMF)・世界銀行年次総会 (米・ワシントン)
10月 9日(日) ドイツ再統一の発端となったライプツィヒ非暴力平和デモから27年
10月 9日(日) 米大統領選候補による第2回テレビ討論
10月 9日(日) ハイチ大統領選決選投票
10月10日(月) 中華民国 (台湾) 双十国慶節
10月10日(月) 台湾国際放送・日本語放送開始67周年
10月10日(月) 北朝鮮・朝鮮労働党創建71周年
10月10日(月) 米韓合同軍事演習 (15日まで)
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10月11日(火) フィリップ・ベルギー国王,王妃が国賓として訪日
10月14日(金) アジア太平洋経済協力会議 (APEC) 財務相会合 (ペルー・リマ)
10月15日(土) 北朝鮮による拉致被害者5人の帰国から14年
10月15日(土) 新興5カ国 (BRICS) 首脳会議(インド南部ゴア州)
10月16日(日) モンテネグロ議会選挙
10月18日(火) ABU (アジア太平洋放送連合) 年次総会開幕 (インドネシア・バリ)
10月18日(火) 中国国際放送初代アナウンサー・原清志没後15年
10月18日(火) 米伊首脳会談 (米・ワシントン)
10月19日(水) 『日ソ共同宣言』 署名から60年
10月19日(水) 米大統領選候補による第3回テレビ討論
10月20日(木) EU首脳会議(ベルギー・ブリュッセル)
10月20日(木) 欧州中央銀行 (ECB) 定例理事会(独・フランクフルト)
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10月23日(日) 露・モスクワ劇場占拠事件から14年
10月24日(月) 国連憲章発効から71年
10月24日(月) 国際捕鯨委 (IWC) 総会 (スロベニア・ポルトロジュ)
10月29日(土) トルコ建国記念日
10月29日(土) モスクワ放送 (後の 『ロシアの声』,現在の 『スプートニク』) 開局87周年
10月29日(土) アイスランド総選挙
10月30日(日) ソマリア大統領選挙
10月30日(日) モルドバ大統領選挙
10月30日(日) 欧州各国が冬時間入り (英国夏時間午前2時に時計を1時間遅らせる)
10月31日(月) 宗教改革記念日
           https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%97%E6%95%99%E6%94%B9%E9%9D%A9%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5

注1 : 10月上旬には,ノーベル賞の各賞が,順次発表される予定。
注2 : 10月7日には,国際文通週間にちなむ郵便切手が発売される。
     海外の放送局宛に受信報告書を郵便で送る時に,これらの
     切手を貼ると,スタッフに強い印象を与えるものと思われる。
     http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2016/h281007_02_t.html
注3 : 10月下旬には,多くの短波放送局で周波数が変更されるので,
     ラジオでの案内やウェブサイトでの告知などに注意したい。

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これは,モスクワ放送 (後の 『ロシアの声』,現在の 『スプートニク』) の
日本語課から送られてきた1967年の年賀状である。折り畳み式のもの
で,内側には 『賀正 モスクワ放送局』 と日本語で書かれている。

年賀状には,当時の周波数一覧表が同封されている。
中波及び短波を合せて,5~8本の周波数を使って放送していたことを
示している。
また,周波数一覧の末尾には,当時,東京都新宿区に 『モスクワ放送
東京支局』 があったことが記載されており,そこでも受信報告やお便りを
受け付けていたことが窺える。

( 当ブログ 『懐かしのBCL資料』 一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/184854.html?m=l

KBS日本語放送は29日,『ソウル発平壌は今』 の枠内で,北朝鮮では,富裕層の
子女を中心に,韓国で制作された外国語教育番組が人気であることを紹介した。
その内容は,概ね次のとおり。

  アメリカ政府系放送の 『自由アジア放送』 (Radio Free Asia) が,このほど伝えた
  ところによりますと,北韓 (北朝鮮) の富裕層の子女は,韓国の 『教育放送』 が
  制作した,英語や中国語などの外国語教育番組を視聴しているということです。

  自由アジア放送は,韓国で制作された外国語教育番組は,とても人気があり,
  中でも,大学就学能力試験に備えた英語教育番組のシリーズは,北韓の受験生
  にとっても欠かせないものになっていて需要が絶えない,としました。

  外国語教育番組だけでなく,韓国のドラマや映画,芸能番組も人気で,番組一つが
  100人民元,およそ1500円で売買されているということです。もちろん,北韓では,
  韓国のテレビ番組を視聴することは禁止されていますが,野外市場の 『チャンマダン』
  で,密かに売買しているということです。

KBS日本語放送のホームページは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/
http://world.kbs.co.kr/japanese/event/nkorea_nuclear/news_01.htm?theme_code=nkorea_nuclear

Radio Free Asia (RFA)のホームページは次のとおり。
http://www.rfa.org/english/

韓国教育放送のホームページは次のとおり。
http://www.ebs.co.kr/main

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これは,モスクワ放送 (後の 『ロシアの声』,現在の 『スプートニク』) の
1966年10月から1967年3月までの日本語放送の番組表である。

放送時間は,日本時間17時から21時30分まで,および22時から23時
30分までとなっている。
番組の大半はモスクワ本局の制作であったが,月曜日,木曜日,土曜日の
19時から19時30分までの時間帯では,『サハリン放送局のプログラム』,
『ハバロフスク放送局のプログラム』,『沿海州放送局のプログラム』 が放送
されていたことを示している。

1960年代のモスクワ放送のベリカードは,次のようなものだった。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/1668394.html

( 当ブログ 『懐かしのBCL資料』 一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/184854.html?m=l

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KBS日本語班から,2016年第3四半期のベリカードが送られてきた。
このカードのテーマは 『太陽の末裔』 である。今年2~4月にKBSで放映
されたドラマで,見知らぬ地に派遣された特殊司令部所属のエリート軍人と
魅力的な外科専門医が,厳しい環境で苦難を乗り越えて愛し合うヒューマン
メロドラマである。

このカードで気になるのは,通常は,ベリカードの表のカラー写真が,裏面に
は白黒でプリントされ,その解説文が付記されているのだが,今回は,裏面
に白黒の写真がなく,そのスペースが空白になっていることである。
番組の中で,理由が紹介されていただろうか。

KBS日本語放送のホームページは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/

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ソニーは,ICレコーダの新モデルとして,FMラジオ録音も可能な
『ICD-PX470F』 を発売するという。店頭予想価格は8,000円前後。
内蔵メモリ容量は4GB。

"AV Watch" のサイトで紹介されている。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1021666.html

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これは1960年代に,宗教系放送局FEBCの日本事務所から
送られてきたソノシートである。英語,日本語,タガログ語の聖歌が
収められている。この音源は再生した記憶がないので,今後,機会
をみて,聴いてみようと思っている。

あの時代には,レコードに比べて安価なソノシートが,様々な書籍
などに 『付録』 として付いていたように記憶している。

放送局関係では,このFEBCの他に,英BBCが送ってくれたものが
思い出深く覚えている。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/838247.html

( 当ブログ 『懐かしのBCL資料』 一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/184854.html?m=l

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旧 『ロシアの声』 (現・スプートニク) の日本語課でアナウンサーを務めた島田顕さんが
『ユーラシア研究』 第54号に,『木村慶一 シベリア抑留者の便りを伝えた男』 と題する
論考を寄稿している。
http://www.yuken-jp.com/publish/yuken.html

毎日新聞26日付け夕刊 (東京本社版) は,次のように紹介している。(一部抜粋)
  日ソ共同宣言発効とシベリア抑留終結から60年にあたる12月を前に,
  ユーラシア研究所の機関誌 『ユーラシア研究』 第54号が特集 『最終
  帰還60年-記憶を生かす,心に響く抑留研究へ』 を掲載している。(中略)
  島田氏は,モスクワ放送で抑留者の安否情報を放送し続けた木村 (慶一)
  の実像に迫った。

( 参考サイト )
http://deracine.fool.jp/kuwanojuku/kuwanojuku04.htm#37

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中国国際放送日本語部から,ベリカードが送られてきた。
『美しい内蒙古シリーズ』 (2016-09) のカードで,『ヘシグテン世界地質公園』
の写真である。同局日本語部の薛移 (せつ・い) さんが撮影した。

『ヘシグテン世界地質公園』 については,次のサイトで 『総面積は814平方キロ,
第四紀 (約175万年前) 氷河遺跡の氷臼群,花崗岩石林,地質構造を特色と
する』 などと解説されている。
http://japanese.china.org.cn/japanese/273620.htm

中国国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.cri.cn/

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これは1965年に発行された,フィリピンの宗教系放送局FEBC
のリーフレットである。番組と周波数案内が掲載されている。

1962年当時のものは,先に紹介したが,今回紹介するのは3年
ほど新しいもので,この間に,モノクロ印刷からカラー印刷に変化
している。前回と今回のベリカードとリーフレットを入れ替えると,
年代の対応関係が整合する。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/1462125.html

( 当ブログ 『懐かしのBCL資料』 一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/184854.html?m=l

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