(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2017年04月

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2017年5月の主な動きや歴史などを見ると,次のようなものがある。
これらの関係国から送られてくるニュースや解説番組,特別番組などに
注目したい。

5月 1日(月) HCJB 『アンデスの声』 日本語放送開始53周年
5月 1日(月) メーデー
5月 1日(月) 『中央アジア+日本』 外相会合 (トルクメニスタン・アシガバート)
5月 2日(火) 独首相がロシア訪問
5月 2日(火) ウサマ・ビンラディン容疑者殺害から6年
5月 3日(水) 憲法記念日 (日本国憲法施行70周年)
5月 3日(水) 朝日新聞阪神支局襲撃事件から30年
5月 3日(水) 世界報道自由デー (World Press Freedom Day)
5月 3日(水) 『ドイチェ・ヴェレ』 (Deutsche Welle) 放送開始64周年
5月 3日(水) 英下院解散,選挙戦開始
5月 3日(水) ロシア・トルコ首脳会談 (ロシア・ソチ)
5月 3日(水) 日中友好議連が中国訪問
5月 3日(水) 米・パレスチナ首脳会談 (米・ワシントン)
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5月 4日(木) 米・東南アジア諸国連合 (ASEAN) 外相会合 (米・ワシントン)
5月 4日(木) 米豪首脳会談 (米・ニューヨーク)
5月 4日(木) 中国 『五四運動』 から98年
5月 5日(金) 日・ASEAN財務相・中央銀行総裁会議 (横浜市)
5月 5日(金) 日中韓財務相・中央銀行総裁会議 (横浜市)
5月 5日(金) ASEAN+3 (日中韓) 財務相・中銀総裁会議 (横浜市)
5月 6日(土) アジア開発銀行(ADB)年次総会開幕(横浜市、7日まで)
5月 7日(日) 仏大統領選挙決選投票
5月 7日(日) ロシア 『ラジオの日』
5月 9日(火) 韓国大統領選挙
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5月11日(木) 先進7ヵ国 (G7) 財務相・中央銀行総裁会議開幕 (伊・バーリ)
5月12日(金) 中国・四川大地震から9年
5月13日(土) パレスチナ地方選挙 (ヨルダン川西岸)
5月14日(日) 母の日
5月14日(日) 中国のシルクロード経済圏構想 『一帯一路』 に関するサミットフォーラム (中国・北京)
5月15日(月) 沖縄の本土復帰から45年
5月16日(火) 米トルコ首脳会談 (米・ワシントン)
5月17日(水) 世界電気通信情報社会デー
5月18日(木) 韓国・光州事件から37年
5月19日(金) ベトナム・故ホーチミン主席生誕127年
5月19日(金) イラン大統領選挙
5月20日(土) アジア太平洋経済協力会議 (APEC) 貿易相会合 (ベトナム・ハノイ)
5月20日(土) 台湾・蔡英文総統就任から1年
5月20日(土) 台湾の野党国民党の主席選挙
5月20日(土) 東ティモール大統領就任式
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5月22日(月) 第2次小泉訪朝から13年
5月22日(月) 国際生物多様性の日
5月22日(月) ユーロ圏財務相会合 (ベルギー・ブリュッセル)
5月23日(火) EU財務相理事会 (ベルギー・ブリュッセル)
5月24日(水) エクアドル新大統領就任式
5月25日(木) 北大西洋条約機構 (NATO) 首脳会議 (ベルギー・ブリュッセル)
5月25日(木) 石油輸出国機構 (OPEC) 定例総会 (オーストリア・ウィーン)
5月25日(木) アルゼンチン革命記念日
5月26日(金) オバマ前米大統領が講演 (スコットランド・エディンバラ)
5月26日(金) G7首脳会議 (サミット) (イタリア・タオルミーナ)
5月28日(日) 仏カンヌ国際映画祭授賞式
5月28日(日) テニス全仏オープン
5月28日(日) 国際アムネスティ記念日
5月29日(月) 米・メモリアルデー (戦没者追悼の日)
5月31日(水) 世界禁煙デー

注1) 日本国憲法が施行されてから今年の5月3日で70年になるのを記念して,
    公益財団法人・新聞通信調査会では,特別サイトを開設している。
    『憲法と生きた戦後~施行70年』 -定点観測者としての通信社-
    http://www.chosakai.gr.jp/kenpou_sengo70/index.html#sp

注2) 5月25日(木)~5月28日(日) NHK技術研究所が一般公開する。
    http://www.nhk.or.jp/strl/open2017/

注3) ゴールデンウィークの海外旅行には短波ラジオを持参し,併せて,
    NHKの海外放送のスケジュールおよび外務省の 『海外安全ホーム
    ページ』 の渡航情報などにも注意するようお奨めしたい。
    もちろん,国内旅行にもラジオは必携である。
    https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/resources/brochure/pdf/rj_frequency.pdf
    http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_tanpa.html
    http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

※ 上記画像は,『やまがた観光情報センター』 の写真を使用しています。
  http://yamagatakanko.com/
  https://ssl.yamagatakanko.jp/photogallery/kanko_imglist/01nat.html

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KTWR日本語放送フレンドシップ・ラジオは,3月下旬に周波数が変更されて
以降,当地 (東京・多摩北部) での受信状態は芳しくなかったが,4月23日
日には,同放送の電波が東京の空に,元気に戻ってきた。

この日の番組では,各地での受信状態が必ずしも安定していないことが話題と
なり,リスナーのお便りを紹介しながら,パーソナリティの谷さんとちゃっきーさん
は,概ね次のように語った。(敬称略)

谷 : グアム (のKTWR送信所) に確認をしましたところ,今,あらゆる
  選択肢を考えながら取り組んでいるということで,この番組で使用して
  いる送信機,アンテナほか,機材と放送自体には,特に問題は出て
  いないというお返事がありました。
  暫らくは,ちょっと様子を見ることになりそうですね。

ちゃっきー : グアムの送信設備も,だいぶ老朽化が進んでいて,アナログ
  短波の維持管理は大変そうですね。

谷 : そうなんですね。グアムは,ご存知のように,島国なので,金属製の
  ものは腐食が,他の所よりも早いんじゃないかなあと,想像は容易に
  できますね。
  『短波撤退,そして,ネットに移行することも,視野に入れた方が良いと
  いうことを,強く進言しておきます』 というお便りをリスナーからいただいて
  おりますけれども,『BCL』,『ラジオ友だち』 の皆さんは,如何お考えで
  しょうね。

ちゃっきー : まあ,実際のところ,A17は,3回はネット送信しましたからね。

谷 : まあ,『これじゃ,短波じゃなくても,同じだあ』 と言うご意見の方も
  おられるでしょうから,A17の各地の受信状態が,概ね安定しないと
  なるとですね,
  『ビー・ジャパン』 (フレンドシップ・ラジオの運営母体) としても,グアムと
  話し合いながら,いろいろと検討する必要も出て来るかも知れませんね。

ちゃっきー : もちろん,リスナー個人の受信環境が原因と思われる受信
  状態については,どうすることも出来ませんよね。

谷 : もちろん,そうなんですけれどもね。
  少なくとも,ですね,6月末頃までは,今のまま,アナログ短波放送を
  続けるつもりでおります。
  『BCL』,『ラジオ友だち』 の皆さんも,真剣にお祈りください。

同局の番組は,毎週日曜日夜9時15分からの30分間,9900kHz で放送
されている。
30日の放送は,どのような受信状態で聴くことが出来るか,楽しみである。

同局のホームページは次のとおり。
http://friendshipradio.net/ktwr.htm

ビー・ジャパンのホームページは次のとおり。
http://bjapan.jp/

※ 短波放送愛好者にとっては,番組内容に大きな関心を持つことは当然のことで
  あるが,短波が持つ性質上,その伝播状況により受信状態が左右されることは
  避けられず,『聞こえた,聞こえない』 に一喜一憂することも,ある意味では,
  BCLという趣味の 『楽しみ』 でもある。
  大自然の営みに想いを馳せ,短波放送の受信状態がときどきは変化することも,
  逆手にとって,それを 『楽しむ』 という心の余裕を持ちたいと思う。

ベトナムでは4月30日,南部解放・祖国統一42周年を迎える。
所謂 『サイゴン陥落』 により,ベトナム戦争に終止符が打たれることになった。
42年前の,この日,『ベトナムの声』 日本語放送は,次のようなアナウンスで
始まった。
  聴取者の皆さん,私たちは,大きな喜びを持って,次のことをお伝えします。
  ホーチミン戦役は,完全に勝利しました。
  サイゴン市は,完全に解放されました。
  ホーチミン主席の名を冠したサイゴン市は,完全に解放されました。

明日,30日の 『ベトナムの声』 日本語放送は,どのような番組を放送するか,
注目される。

『ベトナムの声』 のホームページは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP.vov

( 当ブログ過去関連記事 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/15696179.html
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/34462392.html

共同通信は26日,Radio New Zealand (電子版) の報道を引用して,所謂 『スノーデン文書』
に,過去の国際捕鯨委員会 (IWC) の会合で,ニュージーランドの情報機関が日本代表団の
通信傍受行っていたと記されていることを伝えた。

産経新聞が共同通信の配信を伝えている。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170426/mcb1704261532027-n1.htm

RNZの元記事は次のとおり。
http://www.radionz.co.nz/news/political/329480/nz-spied-on-japan-to-help-us-nsa-document

※ 日本のメディアが,Radio New Zealand の報道を引用して伝えるのは珍しい。

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HCJB日本語放送 (Reach Beyond-Australia ) は,23日に放送された 『お便り交換の時間』 の冒頭,
同局日本事務所が置かれている東京・淀橋教会の副牧師で,同番組のアナウンサーを務めている
新川代利子さんは,『2016年度において,皆様からいただいたお便りの数は1094通で,前年度と
ほぼ同じ数の受信報告書をいただきました』 と報告した。

これを受けて,日本語番組ディレクターの尾崎一夫さんは,概ね次のように述べた。
  嬉しいですね。皆様からいただく受信報告書は,私たち,放送をする者にとっては,かけがえの
  ないライフラインです。単に,番組を受信するだけでなく,HCJB日本語放送を支えて行こうという,
  熱心なリスナーの皆様の温かい絆を感じます。
  本年度も,どうか,よろしくお願いいたします。

なお,この日の番組内では,リスナーのお便りに関連して,『今年の関東地区リスナーの集いは,6月
18日(日),午後1時半から,淀橋教会で開催します』 と紹介された。
尾崎さんは,6月3日 (土) から6月23日 (金) まで一時帰国する予定で,各地でのリスナーの集いの
日程詳細は,今後,同局のホームページなどで発表されるものとみられる。
http://japanese.reachbeyond.org/

同局の日本語番組は,毎週末の土曜日と日曜日,朝と夜に放送されている。
http://japanese.reachbeyond.jp/SW_Schedule/SW_Schedule.html

※ 上記画像は,日本語番組の送信アンテナ (オーストラリア北西部・クヌヌラ)
  である。(Reach Beyond-Australia ホームページより)

『ベトナムの声』 日本語放送は29日,放送開始54周年を迎える。
この日,同局ではどのような番組を放送するか,注目される。

『ベトナムの声』 のホームページは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP.vov

同局ホームページの関連サイトは次のとおり。
http://vovworld.vn/ja-JP/introsection.vov
http://vovworld.vn/ja-JP/introvov5.vov

放送局のキャスターやフリージャーナリスト,漫画家ら有志14人が27日,
東京都内で記者会見し,『共謀罪』 法案に反対する声明を発表した。
声明では 『内面の自由,プライバシーを踏みにじる道具になり,言論の
自由,表現の自由,報道の自由を著しく破壊する』 と主張している。
朝日新聞が報じている。
http://www.asahi.com/articles/ASK4W546TK4WUTIL03Q.html

(関連参考サイト)
◆ 組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案
  http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00142.html
◆ 共謀罪はなぜ過去3回廃案になったのか
  http://www.huffingtonpost.jp/nobuto-hosaka/conspiracy_b_14298562.html
◆ 『立法事実』 とは何か
  https://www.daiichihoki.co.jp/store/upload/pdf/027722_pub.pdf#search=%27%E7%AB%8B%E6%B3%95%E4%BA%8B%E5%AE%9F%27

国際NGOの 『国境なき記者団』 は26日,2017年の 『報道の自由度ランキング』 を発表した。
調査対象の180ヵ国・地域のうち,日本は前年と同じ72位だが,イタリア (52位) に抜かれて
主要国7ヵ国 (G7) では最下位だった。
北欧諸国が上位で,中東シリアや北朝鮮が下位に並ぶ傾向は変わっていない。

『ハフィントンポスト日本』 のサイトで紹介している。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/26/story_n_16276730.html

米VOA (Voice of America) の中国語チャンネルのネット番組で19日,米国滞在中の
中国人政商が,習近平国家主席の側近の疑惑を語ったところ,番組が突然中止となり,
中国当局が圧力をかけたとの見方が出ているという。
朝日新聞が報じている。
http://www.asahi.com/articles/ASK4P5WNKK4PUHBI046.html

次の記事によれば,VOA当局は番組への介入を否定しているようだ。
http://bbgwatch.com/bbgwatch/voa-interview-with-guo-wengui-cut-short/

この話題の背景については,フリージャーナリストの福島香織さんが,『日経ビジネス』 の
サイトに寄稿している。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/042400098/?rt=nocnt

VOAのサイトは次のとおり。
(英  語) : http://www.voanews.com/
(中国語) : http://www.voachinese.com/

KBS日本語放送では5月3日,釈迦誕生日を迎えるにあたり,特別番組 『山寺で過ごす一日
~テンプルスティ』 を再放送する。
この番組は,KBSワールドラジオ11言語で2014年に放送され,その年の第22回仏教言論
文化賞 (大韓佛敎曹溪宗主催) ラジオ部門最優秀賞を受賞した。

同局のホームページで告知している。
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_notice_view.htm?No=11888

同局のトップページは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/japanese/

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