(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2018年09月

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2018年10月の主な動きや歴史などを見ると,次のようなものがある。
これらの関係国から送られてくるニュースや解説番組,特別番組などに
注目したい。

10月 1日(月) 中国・国慶節
10月 1日(月) モンゴルの声・外国語放送開始54周年
10月 1日(月) 「BSジャパン」 が 「BSテレビ東京」 に社名を変更
10月 3日(水) 韓国建国記念日 (開天節)
10月 3日(水) ドイツ再統一から28年
10月 5日(金) 韓国の李明博元大統領に判決 (ソウル)
10月 6日(土) アフリカ開発会議 (TICAD) 閣僚会合 (東京都内)
10月 6日(土) 障がい者スポーツ・アジアパラリンピック競技大会 (インドネシア・ジャカルタ)
10月 7日(日) ブラジル国民議会・大統領選挙
10月 7日(日) 米軍のアフガニスタン空爆開始から17年
10月 8日(月) 日韓共同宣言 「21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ」 から20年
10月 8日(月) 日本・メコン地域諸国首脳会議 (東京都内)
10月 9日(火) 韓国・ハングルの日
10月10日(水) 中華民国 (台湾) 双十国慶節
10月10日(水) 台湾国際放送・日本語放送開始69周年
10月10日(水) 北朝鮮・朝鮮労働党創建73周年
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10月11日(木) 20ヵ国・地域 (G20) 財務相・中央銀行総裁会議 (インドネシア・バリ島)
10月12日(金) 国際通貨基金 (IMF)・世界銀行年次総会 (インドネシア・バリ島)
10月12日(金) トルコで軟禁中の米国人牧師の審理
           https://www.msn.com/ja-jp/money/other/拘束中の米牧師、処遇は裁判所が決定%EF%BC%9Dトルコ大統領/ar-AAAEAt3#page=2
10月14日(日) ドイツ・バイエルン州議会選挙
10月15日(月) 北朝鮮による拉致被害者5人の帰国から16年
10月17日(水) カナダが大麻合法化
           https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32066280R20C18A6FF2000/
10月17日(水) APEC財務相会合 (パプアニューギニア・ポートモレスビー)
10月18日(木) アジア欧州会議 (ASEM) 首脳会合 (ベルギー・ブリュッセル)
10月18日(木) ブータン国民議会選挙
10月18日(木) EU首脳会議 (ベルギー・ブリュッセル)
10月18日(木) 中国国際放送初代アナウンサー・原清志没後17年
10月19日(金) 「日ソ共同宣言」 署名から62年
10月20日(土) フレンドシップ・ラジオ (KTWR日本語番組制作) 開局31周年
10月20日(土) アフガニスタン下院選挙
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10月23日(火) ロシア・モスクワ劇場占拠事件から16年
10月24日(水) 国連憲章発効から73年
10月25日(木) ロシア 「十月革命」 から101年
10月25日(木) 韓国・独島の日
10月25日(木) 欧州中央銀行 (ECB) 定例理事会 (独・フランクフルト)
10月28日(日) 欧州各国が冬時間入り (英との時差は9時間、仏独伊とは8時間に拡大)
10月29日(月) トルコ建国記念日
10月29日(月) モスクワ放送 (後の 「ロシアの声」,現在の 「スプートニク」) 開局89周年


注1: 在日米軍は10月1日、輸送機オスプレイ5機を横田基地に正式配備する。
    http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/08/22a.html

注2: 10月1日から,ノーベル賞の各賞が,順次発表される。
    https://www.nobelprize.org/

注3: 英国のEU離脱は2019年3月29日とされているが、メイ首相が10月に予定される
    英議会で、合意内容が承認されるかどうか注目される。
     https://www.bbc.com/japanese/43579085

注4: 「日韓共同宣言」 から8日で20周年となるが、日本政府が新たな共同文書の発表を
    進めているもようで、月内の動きが注目される。
    http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=68820

注5: 10月9日には,国際文通週間にちなむ郵便切手が発売される。
     海外の放送局宛に受信報告書を郵便で送る時に,これらの
     切手を貼ると,スタッフは喜んでくれるものと思われる。
     https://yu-bin.jp/kitte/0106/

注6: 10月23日に安倍首相が訪中する方向で調整中と報じられている。

注7: 10月下旬には,多くの短波放送局で周波数が変更されるので,
     ラジオ放送での案内やホームページでの告知などに注意したい。

注8: 上記画像は,「やまがた観光情報センター」 の写真を使用しています。
     http://yamagatakanko.com/
     https://ssl.yamagatakanko.jp/photogallery/kanko_imglist/01nat.html

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Radio Thailand の日本語番組は、10月1日から暫くの間、送信が停止される。
30日に放送された日本語番組の最後に、概ね次のようにアナウンスした。
  ラジオタイランドの日本語放送は、都合により、明日、10月1日から
  しばらく、お休みさせていただくことになりました。
  日本語放送の再開は10月半ば頃になる予定です。

これより先、同様のアナウンスが29日の放送で流れたとの情報に接し、同局のホーム
ページにアクセスしたところ、「このサイトは安全ではありません。だれかがユーザーを
騙そうとしているか、サーバーに送信されたデータを盗み取ろうとしている可能性があり
ます。このサイトをすぐに閉じてください」 とのメッセージが出て、接続できない状態
になっていた。現時点でも同様である。
また、トップページにぶら下がる周波数案内などのページなどでは、"Document Not Found"
のメッセージが現れる。

想定外の事態が発生しているのではないかと思われたので、休止の理由について、メールで
同局に問い合わせているが、現時点までに返信は得られていない。
また、日本時間30日朝、同局の英語放送を聴いたが、完全には聞き取れなかったものの、
英語番組の休止のアナウンスはなかったようだ。

Radio Thailand のトップページは次のとおりで、従来は(A)を閲覧してきた。
(A) https://www.hsk9.org/
(B) http://www.hsk9.org/

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ラジオNIKKEI は、10月1日から周波数の一部を休止する。
同局は、ホームページに 「10月から6MHz中心の放送に
~放送送信体制が変わります~」 とするお知らせを掲載して
いる。
http://www.radionikkei.jp/news/denpa080915.html

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台湾国際放送は、28日放送の 「お便りありがとう」 の中で、中国大陸の
四川省成都市に住む中学生のリスナーから届いた受信報告を紹介した。彼は、
現在日本語を勉強していて、同局の日本語番組を聴き、万年筆で手書きした
受信報告を送って来たという。

台湾国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.rti.org.tw/
http://japanese.rti.org.tw/listening/?recordId=2480

北海道の地震で被災した、むかわ、厚真 (あつま) 両町の臨時災害放送局の
開局と運営を宮城県女川町の 「オナガワエフエム」 が支援しているという。
河北新報が紹介している。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180927_13015.html

「オナガワエフエム」 のホームページは次のとおり。
http://onagawafm.jp/

( 当ブログ過去関連記事 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/36264282.html

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HCJB日本語放送を送信している、Reach Beyond-Australia から電子ベリカードが
送られてきた。カードの写真は、オーストラリア南部にある旧火山マウント・ガンビア
の火口湖ブルー・レイクである。目の覚めるような青色の湖水に驚く。季節によって、
湖水の色が変化するらしい。
右上には、クヌヌラ送信所の緯度経度が記されている。その下には、従来のものと異なる
Reach Beyond のロゴマークが載っているが、これはReach Beyond 本部のロゴマークと
同じなので、最近、新らたに制定されたのであろうか。

Reach Beyond-Australia のホームページおよび各言語の放送スケジュールは
次のとおり。
http://www.reachbeyond.org.au/
http://www.reachbeyond.org.au/programming/broadcast-schedule

Reach Beyond 本部のホームページは次のとおり。
https://reachbeyond.org/

HCJB日本語放送のホームページは次のとおりで、日本語番組は,
毎週末の土曜日と日曜日,朝と夜に放送されている
http://japanese.reachbeyond.jp/
http://japanese.reachbeyond.jp/SW_Schedule/SW_Schedule.html

来年のカレンダーが話題となる季節になった。
KBS日本語放送は、27日放送の 「玄界灘に立つ虹」 の中で、2019年の
KBSカレンダーについて尋ねるリスナーのお便りを紹介し、パーソナリティの
金明順 (キム・ミョンスン) さんは、概ね次のように語った。
  日本のリスナーの皆さんは、小さいサイズのものがお好きのようですが、
  他言語のリスナーの方は、そんなことはないようで、来年のカレンダーは
  今年のものと同じサイズになります。
  今年のKBSカレンダーは 「韓国の古宅シリーズ」 ですが、2019年の
  カレンダーのテーマは 「非武装地帯の風景」 です。
  「非武装地帯」 というと、軍隊が銃を持っている風景などを想像されるで
  しょうが、カレンダーでは、「非武装地帯の自然」 を撮影した写真が使われ
  ます。
  「非武装地帯」 には誰でも自由に入ることが出来るわけではなく、立ち入り
  が制限されているので、手付かずの自然が残っています。花、草、動物、鳥
  などの自然の風景をカレンダーでご覧ください。

KBSのホームページは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/service/index.htm?lang=j

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「61年前、沖縄の基地問題への懸念をアメリカ政府に伝えていた日本政府代表がいた」 と題する
リポートが公開された。ジャーナリストの立岩陽一郎さんが執筆したもので、Yahoo!ニュースのサイト
で紹介されている。その日本政府代表とは誰だったのか ——
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20180928-00098462/

立岩さんが編集長を務める、調査報道NPO 「ニュースのタネ」 のサイトは次のとおり。
https://seedsfornews.com/

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豪公共放送ABC理事会の chairman(会長?)の Justin Milne さんが辞任を表明した。
同理事会は、今週初めに Managing Director (業務執行役員、社長?) のMichelle
Guthrie さんを解任したが、局内では編集権侵害の問題、外的要因としては政界からの
影響問題など様々な問題が噴出して、会長自身の責任が問われる事態となったことから、
辞任を余儀なくされた模様である。
同局では、最高幹部2人が続けて退任するという異常事態に、混迷を深めている。
ABCの報道は次のとおり。
http://www.abc.net.au/news/2018-09-27/abc-chairman-justin-milne-resigns/10311472
http://www.abc.net.au/news/2018-09-27/who-decides-who-will-lead-the-abc-justin-milne-michelle-guthrie/10310788
http://www.abc.net.au/news/2018-09-26/calls-for-abc-chairman-justin-milne-to-leave/10306596

英BBC、ニュージーランドRNZIなども関連ニュースを伝えている。
https://www.bbc.com/news/world-australia-45661871
https://www.radionz.co.nz/news/world/367410/abc-chairman-justin-milne-resigns

現地日本語メディアも関連ニュースを伝えている。
https://www.nna.jp/news/show/1817058

( 2018-09-27 20:50 JST 情報追加)
本記事掲載後、日本経済新聞も同様のニュースを報じた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35832770X20C18A9EAF000/

( 当ブログ過去関連記事 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/36266784.html

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米トランプ大統領は26日、中国国営の英字紙チャイナ・デイリーについて、「中国は
(党の)宣伝をニュースに見えるよう、米紙デモイン・レジスターや、他の新聞に挟み
込んでいる」 と批判した。朝日新聞が報じている。
https://www.asahi.com/articles/ASL9W2SMJL9WUHBI018.html?iref=pc_ss_date

これより先、同紙は25日、「(チャイナスタンダード)国営メディア、米国から発信
国際世論の形成狙う」 と題する記事を掲載した。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13694513.html?iref=pc_ss_date

以下に、その一部を抜粋して紹介する。
  中国国営の中国国際テレビ(CGTN)のアメリカ本部は、ワシントンの全面ガラス
  張りのビルに入っていて、約240人の記者やアナウンサーが働き、そのうち約200
  人が英語を母語とし、米CNNやFOXニュースなどから引き抜いたという。
  ワシントン中心部では、政府機関や大使館などの前に置かれた新聞の束が目につく。
  大使館などには無料で配達されている中国の英字紙チャイナ・デイリーである。
  「影響力を持つ対外宣伝メディアを作る」との国家主席習近平の号令の下、欧米が
  主導権を握ってきた国際世論の形成に、中国が挑んでいる。

◆ 今年は、旅行で中国国際航空とキャセイパシフィック航空に搭乗する機会があったが、
 両方とも、搭乗口ドアの手前のテーブルに、中国の現地紙や欧米の国際版英字紙と並ん
 で、「チャイナ・デーリー」(上記画像) が山のように積まれていたのが印象に残って
 いる。

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