短波放送で、あるいはインターネットで、世界各国の 「年明け」 の模様を聴く
リスナーも多いことだろう。
私がBCLを再開した1980年代の中頃、米VOAが放送していたメディア情報番組
“Communications World” で、プレゼンターのキム・エリオットさんが自ら受信した
世界各地の放送局が伝えた 「年明け」 の中継録音を紹介するのを聴いて、
「これは面白い!」 と感心したものだった。
ニュージーランドから始まり、オーストラリア、日本、韓国、シンガポール、ドイツ、
フランス、イギリス、アメリカ、そしてハワイと、新年を迎える順番に、各地の深夜
零時に “Happy New Year !!” と言って喜ぶ人々の姿を紹介したものだった。
その中でも、RNZIが伝えるオークランドの新年の花火の音や、BBCが伝える
ビッグベンの鐘の音は印象に残っている。
近年、世界各国で短波放送が廃止されたり、縮小される事態が相次いでいるので、
短波放送で “Happy New Year !” を聴く機会が少なくなっているのは残念である。
今夜、先ず、日本時間の午後8時、ニュージーランドでは新しい年を迎える。
Radio New Zealand International は、どのような放送をするのか、楽しみである。
何か新年イベントの模様を中継するのか、あるいは、淡々と定時ニュースを放送
するだけなのか、注目している。
https://www.radionz.co.nz/international/listen