(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

2018年12月

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きょうは大晦日。
短波放送で、あるいはインターネットで、世界各国の 「年明け」 の模様を聴く
リスナーも多いことだろう。

私がBCLを再開した1980年代の中頃、米VOAが放送していたメディア情報番組
“Communications World” で、プレゼンターのキム・エリオットさんが自ら受信した
世界各地の放送局が伝えた 「年明け」 の中継録音を紹介するのを聴いて、
「これは面白い!」 と感心したものだった。

ニュージーランドから始まり、オーストラリア、日本、韓国、シンガポール、ドイツ、
フランス、イギリス、アメリカ、そしてハワイと、新年を迎える順番に、各地の深夜
零時に “Happy New Year !!” と言って喜ぶ人々の姿を紹介したものだった。
その中でも、RNZIが伝えるオークランドの新年の花火の音や、BBCが伝える
ビッグベンの鐘の音は印象に残っている。

近年、世界各国で短波放送が廃止されたり、縮小される事態が相次いでいるので、
短波放送で “Happy New Year !” を聴く機会が少なくなっているのは残念である。
今夜、先ず、日本時間の午後8時、ニュージーランドでは新しい年を迎える。
Radio New Zealand International は、どのような放送をするのか、楽しみである。
何か新年イベントの模様を中継するのか、あるいは、淡々と定時ニュースを放送
するだけなのか、注目している。
https://www.radionz.co.nz/international/listen

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VOA (Voice of America) は、ホームページで2019年のカレンダーを公開
している。テーマは、”U. S. Scenic Byways” で、12ヵ月分をめくると、全米の
ハイウェーを走り切った想いになる。(PDF情報量 6.0MB)
https://docs.voanews.eu/en-US-INSIDE/2018/11/09/207e0c9f-d563-4ea9-8fc3-a43e1fc1340e.pdf

VOAのホームページは次のとおり。
https://www.voanews.com/

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HCJB日本語放送 (Reach Beyond-Australia ) は,来年1月5日(土)と12日(土)に
新春を飾る番組として、かつて 「ラジオの製作」 の編集長を務めた大橋太郎さんと
HCJBアリゾナスタジオを訪問したことがある尾原栄さんの対談番組を放送する。
12月29日の番組の中で、日本語番組ディレクターの尾崎一夫さんが告知した。

尾原さんは、「『BCLブーマー』の活動報告」 と題して、HCJB日本語番組のニュース
レター 「PROGRAM NOTE」 2018年1月号に寄稿している。
http://japanese.reachbeyond.jp/Messages/Archives/ProgramNote01_2018.pdf

同局の日本語番組は,毎週末の土曜日と日曜日,朝と夜に放送されている。
http://japanese.reachbeyond.jp/SW_Schedule/SW_Schedule.html

HCJB日本語放送のトップページは次のとおり。
http://japanese.reachbeyond.org/

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中国国際放送日本語部から、「人民中国」 12月号と同誌の付録 「カレンダー2019」 が
送られてきた。「人民中国」 は、"中国を知るための日本語総合月刊誌" である。

このカレンダーのテーマは 「漢俳と和歌の出会い」 で、日本画に造詣の深い水墨画家・
傳益瑶さんが描いた絵と、日本文化研究家・劉徳有さんが選定した和歌・漢俳とのコラボ
構成となっている。

傳益瑶さんのプロフィールなどは次のとおり。
http://japanese.cri.cn/1341/2014/04/15/181s219814.htm
http://japanese.cri.cn/781/2015/01/14/Zt162s231429.htm

劉徳有さんに関係するサイトは次のとおり。
http://japanese.cri.cn/20180426/1fdaf102-72ca-d23e-26f1-ddb4b78dbfab.html
http://japanese.cri.cn/781/2010/05/31/Zt143s159319.htm

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韓国プサンからの帰路、ラジオで1098kHzで 「SBCラジオ長野県
駅伝実況中継」 を聴いていると、同じ周波数で 「福島駅伝実況中継」 とか、
「1位はいわき市」 のアナウンスが聴こえてきた。
窓から外を見ると、大きな湖のようなものが見えた。その形から、それは
「猪苗代湖」 である可能性が高いと思われた。

もし、そうだとすると、われわれの乗った飛行機は、栃木県北部の上空を
飛んでいるものと思われ、ラジオ福島の放送が良く聴こえるのも 「ガッテン!」
である。

ベリカードの写真は 「磐梯山/猪苗代町」 で、開局65周年記念ロゴも
配されている。
裏面には 「受信時間」 の他、「受信地:栃木県上空、JEJU AIR 機内」 と
丁寧に手書きされていて、同局のリスナーサービスに感謝している。
また、周波数欄は、「郡山局 JOWO 1098kHz 5kW」 に
チェックが入っている。

ラジオ福島のトップページは次のとおり。
http://www.rfc.jp/

なお、ラジオ福島のホームページには 「お聴きになった場所の 『緯度と
経度』 をメールでお知らせください」 のお知らせが掲載されている。
協力したリスナーには、スマホの壁紙にも利用できる 「電子ベリカード
2018年度版」 をメールで送ってくれるという。
http://www.rfc.jp/90.8map/

(プサン旅行記一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1145397.html?m=l

( 当ブログ過去関連記事 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/36348236.html

※ 今回を以って、「プサン旅行記」 は終了します。
  駄文にお付き合いくださり、また、沢山のコメントを
  いただきましたことに、厚く御礼申し上げます。

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NHK放送文化研究所は、「放送界の最新トピックス&動向」 を速報した。
これは、同研究所が来月初めに発行する 「放送研究と調査」 2019年1月号に
掲載されるリポートを前倒しで速報しているもので、最近の国内外メディア事情を
紹介していて、興味深い内容となっている。
http://www.nhk.or.jp/bunken/trend/newsflash.html

NHK放送文化研究所のホームページは次のとおり。
http://www.nhk.or.jp/bunken/

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わが家に 「ダイナモラジオ&ライト」 が届いた。知人へのお見舞いに対する返礼で、
カタログセレクションから選定した。
画像の右が本品で、大きさは48×120×75mm、180gと軽量で、手巻きの
ハンドルの動作も軽く、サイレンも付いていて、災害時などには重宝すると思う。
ラジオはFMだけで、中波や短波を受信できないのが残念である。

画像左のものは、十数年前に、近くのアメリカンスクールのバザーで購入したもので、
ハンドルの動作が極めて重く、10回も回すと疲れ切ってしまう。重さは400gある。
ただし、ラジオは中波とFM (昔のTV音声を含む) を受信できる。

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韓国プサンからの帰路、飛行機から外を見ると、陸地を挟んで広い海が右と左に
見えることから、能登半島の付け根あたりの上空を飛んでいるものと思われた。

ラジオのダイヤルを回していると、1098kHzが良好に聞こえている。
5分間ほどの長いコマーシャルが終わると、「SBCラジオ長野県駅伝実況中継」
というアナウンスがあり、この放送局は信越放送・SBCラジオであることが
わかった。

ベリカードの表には、同局のマスコット 「ろくちゃん」 が描かれていて、
裏には「受信報告書をお送りいただき、ありがとうございました。あなたが
SBCの電波を受信されたことを確認いたしました」 とプリントされている
だけで、受信データなどの記載はない。
http://sbc21.co.jp/blogwp/roku/

信越放送SBCラジオのホームページは次のとおり。
http://sbc21.co.jp/blogwp/radio/

(プサン旅行記一覧)
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1145397.html?m=l

( 当ブログ過去関連記事 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/36348236.html

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中国国際放送日本語部で「お便り返信係」に携わってきた薛移 (せつ・い) さんが今月末で
定年退職する。来月からは、斉鵬アナウンサーが担当する。
26日に放送されたお便り紹介番組 「中日交流カフェ」 では、リスナーからのリクエストに
応える形で、薛移さんのメッセージを紹介した。番組パーソナリティの梅田謙さんが代読した。
梅田さんは、「薛移さんはシャイで、恥ずかしがり屋で、自分で読み上げるのは恥ずかしいと
いうことで、ご本人の声を聴きたかったリスナーもいらっしゃると思いますが、僭越ながら、
私が読み上げます」 と語った。
薛移さんのメッセージ全文は、概ね次のとおり。
   数十年間、数えきれないほどの日本のリスナーからのお手紙、受信報告書、Eメールに
   対応してきました。
   仕事を通して、沢山のリスナーの方々と親しい友人になれたこと、とても嬉しいです。
   直接お会いした方も、そうでない方も、本当に私の宝物です。
   数十年来、リスナーの皆さんからのご協力やご支持をいただき、感謝の想いで、胸が
   いっぱいです。本当に有難うございました。
   また、仕事の中には、時々ミスもありまして、皆さんにご迷惑をおかけしましたことを、
   心からお詫びいたします。
   最後になりますが、あと数日ほどで、2019年を迎えます。ここで、良い一年となり
   ますよう、北京からお祈り申し上げます。
                         CRI日本語部 お便り返信係 薛移

なお、番組パーソナリティの劉非さんと梅田謙さんは、薛移さんの後任となる斉鵬アナウンサー
について、「性格は穏やか~、穏やか~で、理系人間のためか、口数が少なく、無口で、誠実な
好青年ですので、よろしくお願いします」 などと紹介した。

薛移さんと斉鵬さんのプロフィールは次のとおり。
http://japanese.cri.cn/782/2009/05/01/1s139539.htm
http://japanese.cri.cn/20180910/fb1df6b1-a3c9-b688-76b5-5957b299a024.html

中国国際放送のホームページは次のとおり。
http://japanese.cri.cn/

◆ 薛移さんが撮影した写真は、同局のベリカードに何回も使用された。
  上記画像は、その一例である。

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KBS日本語放送は、「海外リスナー満足度調査」 の結果、総合点数で、日本語番組はドイツ語
番組に次いで第2位だったと伝えたが、正しくは、日本語番組は、ロシア語、ドイツ語に次いで、
第3位だったと訂正した。
26日放送の 「玄界灘に立つ虹」 の中で、12日の同番組で紹介した内容に誤りがあったとして、
お詫びして訂正した。

「2018海外リスナー満足度調査」 の調査結果の概要は次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/special/survey/2018/result/2018survey_J.pdf

「玄界灘に立つ虹」の番組ホームページは次のとおり。
放送日を指定して、アーカイブを聴くことができる。
http://world.kbs.co.kr/service/program_main.htm?lang=j&procode=hello

KBSのホームページは次のとおり。
http://world.kbs.co.kr/service/index.htm?lang=j

( 当ブログ過去関連記事 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/36339079.html

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