(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

カテゴリ: ドイツ・チェコ旅行記

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≪ 旅先からの絵葉書,ラジオで紹介 ≫
『ドイツ・チェコ旅行記』 とタイトルを付けたが,実際は両国のごく一部分,
フランクフルト ➡ベルリン ➡ プラハ ➡ ミュンヘンと4都市を周っただけ
だった。それでも,充実した体験をすることができたことに満足している。

ドイツとチェコを旅行中,海外から日本語番組を放送している放送局に
絵葉書を送ったところ,お便り番組の中で紹介してくださった局もあれば,
私信の返礼メールをくださったスタッフもいる。有難うございました。

特に,韓国KBSのお便り紹介番組 『玄海灘に立つ虹』 では,木曜日の
パーソナリティを務めるキム・アソン (金我宣) さんもお嬢さんと一緒に
チェコを訪問したことがあるとのことで,私の絵葉書を紹介し,『チェコの
ビールは美味しい!』 と盛り上げてくださった。
http://swlinformation.livedoor.blog/KBS-20140703.MP3

更に,その放送を聴いたリスナーのお一人が,このブログの旅行記に
対するお褒めの感想をKBSに寄せてくださり,KBSではその感想を
お便り番組の中で紹介してくださった。
http://swlinformation.livedoor.blog/KBS-20140821.MP3

また,ベルリン滞在中,韓国の 『アリランテレビ』 で,『韓国ドイツ村』 の
ドキュメンタリー番組を放送しているのを視て,帰国後,『韓国ドイツ村』
についての質問をKBSに送ったところ,同じ 『玄海灘に立つ虹』 の中で
丁寧に解説してくださった。
この番組の解説を聴き,韓国現代史の一端を知ることができた。

絵葉書をご紹介くださったKBS日本語班と,温かいご感想を寄せてくだ
さったリスナーの方に対し,改めて御礼申し上げます。

また,学生時代に東西冷戦下のドイツを鉄道で旅行したという,BCL仲間
からは鉄道情報の専門誌に掲載された,ご自分の旅行記のコピーを送って
いただいた。有難うございました。

そして,このブログの旅行記をご覧くださった皆さん,コメントを書き込ん
でくださった皆さん,有難うございました。
                                        (了)
( ドイツ・チェコ旅行記一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1096319.html?m=l

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≪ 航空会社がサッカー応援 ≫
ルフトハンザ航空のカウンターで,帰国便のチェックインをした。
スーツケースを預けて,搭乗券をもらった。一見して,えっ !? と思った。
搭乗券の下地にルフトハンザ機の機体が薄く描かれているのだが,胴体には
"Fanhansa" と書かれている。通常は,"Lufthansa" と書かれているのだが…。

良く見ると "Fanhansa" の右側にはサッカーボウルが描かれている。
ルフトハンザ航空が,サッカー・ワールドカップのドイツチームを応援するため
キャンペーンをやっているのだろうと想像された。
搭乗口に近づくと,駐機中の機体の胴体にも,同じデザインが施されている。

座席に就いて,機内誌を斜め読みしたけれども,サッカーの応援については
説明されていない。

帰国後,ネット検索してみると,ルフトハンザ航空のホームページに,機体の
胴体に描かれている "Fanhansa" についての告知が掲載されている。
http://www.lufthansagroup.com/en/press/news-releases/singleview/archive/2014/may/13/article/2965.html

この案内によれば,サッカー・ワールドカップを前に,同社保有の機体8機を
"Lufthansa" から "Fanhansa" にロゴを変更し運航するという。ルフトハンザの
60年の歴史で,保有機のロゴを変更するのは初めてだとある。

この応援がドイツチームの選手を元気付けたのであろう,同チームは優勝した。
これは,特別記念搭乗券となった。

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≪ ミュンヘン空港で見たものは ≫
午前11時,ホテルをチェックアウトした。
ミュンヘン中央駅の前に空港行きのバスの発着所がある。
ホテルから歩いて5分ほどである。

空港バスの運賃は10.50ユーロで,電車に比べて若干割高であるが,
駅のホームでの荷物の揚げ降ろしがなくて済むし,座って行かれる。
20分間隔で運行されており,われわれが乗車した便はお客が6名だけ
で貸切状態である。眺めの良い一番前の席に座ろうと企んでいたが,
ウロチョロしている間に,若いカップルに先を越されてしまった。

途中,遠ざかるミュンヘンの高層ビルやオリンピックアリーナを眺め
ながら,40分ほどで空港に到着。
総ガラス張りの近代的な空港ビル群の設計に驚く。野外の中央に大きな
すり鉢状のイベント会場があり,それを囲むようにビルが建っている。

イベント会場に入らなくても,空港ビルの屋外ベンチに座れば,イベントを
見下ろせる仕組みになっている。われわれは,そのベンチに座って,
サンドイッチとジュースで腹ごしらえをして,出国手続きに向かった。

セキュリティチェックが厳しいのは,最近では驚かないが,この日に見た
光景は,強く印象に残るものだった。

手荷物検査と身体検査が済み,パスポートに出国のスタンプをもらうため,
窓口に並んでいると,われわれの前に並んでいた男女のカップルの男性
は簡単にスタンプを押してもらったものの,女性の方はカウンターの係官
から執拗に質問されている。

何か問題があったのだろうかと,あらぬ興味も手伝って注視していると,
係官が女性の顔とパスポートの顔写真を繰り返し見比べている。
女性は顔を黒い布で覆い,目の部分が見えるか見えないかの程度しか
開いていない。連れの男性は困惑した表情で,その推移を見守っている。

パスポートとの見比べが数分間続いたであろうか,今度は係官がカウンター
から身を乗り出して,女性の顔を覆っている黒い布の目の部分を少しだけ
広げ,顔の全体像を確認しようとしている。女性は,素直に応じている。

未だ列に並んでいる人達も,既に出国スタンプをもらって搭乗ゲートに向かう
人も,皆んなが,その光景に注目する中,ようやく女性のパスポートに出国の
スタンプが押された。

係官は,あの女性を怪しい人物ではないかと慎重に確認したのであろうが,
緊張の走った数分間であった。異文化,異宗教の尊重と航空機の安全確保
との兼ね合いは難しい問題である。

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≪ ミュンヘンの街が離れ難くて ≫
ミュンヘン出発は午後2時55分。ホテルのチェックアウトは午前11時である。
この街が離れ難くなり,チェックアウトの時間まで街中を散策することにした。

通勤時間の始まりで,オフィスに向かうビジネスマンは颯爽としていて,われ
われを追い越していく。スーツケースをひいた旅行者風の人々とも行き交う。
通りに面したお店では,店員が開店の準備を始めている。営業中のオープン
カフェでは,コーヒーを飲みながら新聞を読んだり,スマートフォンに目をやる
人もいる。

広場に面したビルの1階オフィスに 『ルフトハンザ』 の大きな看板が出ている
ので,ここで事前チェックインを済ませようと考えた。
ところが,入口のドアを入ると,男性係員が英語で 『ここは旅行代理店で,
ルフトハンザ航空の事務所ではないので,チェックインは出来ない』 という。
やはり,ドイツ語が読めないとダメだ!
そう言えば,日本でも,全日空や日本航空の看板の出ている旅行代理店は
沢山あるなあと思った。

近くの公園に行ってみた。
中央に大きな噴水があり,四方にベンチが並んでいる。
朝の公園では,清掃作業員がせっせと枯葉を掃き集めていた。
ベンチに腰をおろし,この街での数日間を想い出していた。
これでミュンヘンの街ともお別れだと思うと,何か寂しい想いが募る。

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≪ ドイツ最後の晩餐 ≫
3週間のドイツ・チェコ旅行は最終日を迎えた。長いようで,短い旅であった。
歳のせいもあり,少しばかり疲れを覚える。否,歳のせいではない,季節外れ
の猛暑の日が続いたからだと,自分に言いきかせた。
この疲れは,長かった旅であることを物語っているのであろう。

明日,東京行きの飛行機に乗るまでは,気を緩めるわけにはいかない。
今夜は,荷造りをして,早く休まなければならない。
ということで,夕食は,ミュンヘン中央駅のフードコートで豚肉のバーベキュー
とビールを買ってきて,ホテルで食べることにした。サラダパックとプリッツェル
や果物も買い込んだ。

日本を発つときは,スーツケースと手提げカバンだけであったが,帰りには
お土産を入れたショッピングバッグが加わることになった。チェコのプラハで
孫たちに買ったお土産の操り人形は,壊れないように細心の注意を払って,
手で持って帰らなければならない。

準備万端,滞りなく荷造りは終わった。
ドイツで最後の晩餐は,冷えたビールで乾杯。バーベキューも実に旨い。
楽しかった日々を想い出しながら,そして,ドイツの味を忘れないように,
ゆっくりとビールを味わい,豚肉をほおばった。

早く休むつもりだったが,ついつい飲んだくれてしまい,シャワーを浴びて,
ベッドに入った頃には,日付が変わっていた。

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≪ ドイツはベンツだらけ !? ≫
ドイツ旅行の最終日になって,つまらないことに気がついた。
街中を走っている車が,ベンツばかりに見えるのだ。
物流トラックから,消防車,救急車に至るまで… みんな,
あの 『高級車ベンツ』 である。スゴイ! と思う。

わが夫婦は,車のライセンスを持ってなく,従って車も持っていない。
だから,車には,ほとんど無関心である。ドイツには幾つもの自動車
メーカーがあるにもかかわらず,『ドイツ➡ベンツ➡高級車』 という
一昔前,否,ふた昔以上前の固定観念が強く,ドイツの街中では,
実際は他のメーカーの車もいっぱい走っているのだが,それは目に
入らない。

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≪ ミュンヘン最後のランチ ≫
外国を旅行していると,ガイドブックに載っているレストランやカフェの情報を
頼りにすることが多い。個人々々の好みが異なるので,ガイドブックの情報
の良し悪しは,占いの 『当たるも八卦,当たらぬも八卦』 にも似て,実際に
食べてみなければわからない。

ミュンヘン最後のランチは,ガイドブックに載っている "Stadt cafe" という店で
食べることにした。
http://www.stadtcafe-muenchen.de/

ところが,この店が仲々見つからない。市立博物館の入口にあると案内され
ているが,博物館の建物の一階には幾つもレストランやカフェが並んでいる
のに,この店の看板がない。博物館の入口を入ると,この建物は 『ロの字』
形になっていて,中庭になっている。探していたカフェは中庭にあった。

この店では,パンプキンスープが美味しいと言う情報だったので,それを頼
もうとしたが,冬場だけのサービスということで,残念だけれども別のスープ
を頼んだ。ところが,運ばれてきたスープも案外おいしく,満足できるもので
あった。
そして,驚いたことに,ビールの代わりに頼んだ水のボトルがビールの値段
より高かった。でも,この水はスーパーなどで売っているものに比べて,まろ
やかで美味しかった。これも満足である。

青空の下,野外のテーブルで,人々はゆっくりとランチと語らいを楽しんでいる。
そこに身を置くと,その空気も美味しく感じられ,ゆったりとした時間の流れが
心地よい。

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≪ 美術館めぐり ≫
ミュンヘンの街には,美術館エリアとでも呼ぶことのできる区域があり,そこ
には3つの大きな美術館が並んで建っている。

一つ目は 『アルテ・ピナコテーク』 という美術館で,15~18世紀の名画が
所蔵,展示されており,ドイツの画家・デューラーの作品などを観ることが
できる。
http://www.pinakothek.de/alte-pinakothek/die-sammlung/meisterwerke

2つ目は 『ノイエ・ピナコテーク』 で,19~20世紀初めにかけて描かれた
ゴッホ,ゴーギャン,セザンヌ,ルノワールなどの作品が並んでいる。
http://www.pinakothek.de/neue-pinakothek

3つ目は 『モダン・ピナコテーク』 では,20世紀絵画を中心に現代アートの
世界を繰り広げる。
http://www.pinakothek.de/pinakothek-der-moderne

欧米の美術館や博物館では,元々無料のところが多く,有料の場合でも,
日曜日には入場料金が割引されたり無料になるところが多い。ミュンヘン
では,これらの美術館は,平日7ユーロのところ,日曜日は1ユーロで入場
することができる。当然のことながら日曜日の朝,早く出掛けた。
美術館の前には,芝生の広場があり,様々な彫刻が野外展示されている。

一日で3つの美術館をまわるのは,かなり難しい。われわれは,最初の2つ
だけを観ることにして,それぞれの時間配分を考えた。係員が巧く入場制限
をかけるので,館内に入れば,ゆっくりと観賞することができる。

小さい頃,社会科の教科書で見た宗教画や美術の教科書に載っていた有名
画家の作品,それらの 『実物』,『本物』 を目の当たりにすると,大きな感動
を覚える。

( ドイツ・チェコ旅行記一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1096319.html?m=l

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≪ 日本関連情報を探す ≫
ミュンヘン滞在も,残すところ,あと2日となった。
そろそろ,日本の情報が懐かしくなってくる。
ホテルのロビーに置いてあるドイツ語の新聞では,内容が全く読め
ないから,パラパラめくりながら,日本関連の固有名詞を探したり,
写真を眺めるだけである。

ドイツを旅行中に,サッカー・ワールドカップが開幕した。
新聞各紙のスポーツ面には関連の記事が踊っている。その中に,
地元ドイツで活躍している岡崎慎司選手の写真を見つけて,嬉しく
なる。ただし,記事の内容は解らない。

別の新聞の最終ページには,世界の 『天気予報』 が載っている。
天気図はヨーロッパ,北米,アジアのもので,各地の天気と気温は
前日の 12:00 UTC (世界協定時) 現在で観測されたものである。
“UTC” が,ラジオの世界だけでなく,こんなところにも使われている
ことに驚く。東京は “Tokio” と掲載されていて,ドイツの新聞である
ことを実感する。

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≪ ニュルンベルク中央駅 ≫
ニュルンベルク中央駅は重厚な建物である。
開業は1888年というから,東京駅開業 (1914年) より26年ほど早いこと
になる。
ウィキペディアの解説によれば,当初はネオゴシック様式の建物であったが,
1900年にはネオバロック様式に改築された。第2次世界大戦末期のニュル
ンベルク空襲により,駅舎は激しく破壊され,数日間にわたり業務を休止した
こともあったという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E9%A7%85

駅前から発車する路面電車に乗れば,市内を車窓見学することができる。
また,地下鉄も走っているので,周辺の歴史的建造物や観光施設を巡るのに
便利である。

ニュルンベルクの一日観光を終えて,電車でミュンヘンに戻る。
16時02分発,17時18分着の予定である。
車内はガランガランである。

( ドイツ・チェコ旅行記一覧 )
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