(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

カテゴリ: ハワイ旅行記

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姪の結婚式をはさみ,ほぼ2週間滞在したハワイとも,お別れの日が来た。

ホノルル空港の売店で買った新聞をめくっていると,ローカル版のトップに
"Honda Tofu Pair forced to shut the family business 98 years after start" と
題する大きな記事が目に入った。
ホノルルのあるオアフ島の,ちょうど真ん中に位置するワヒアナの町で,
98年間に亘って営業してきた 『ホンダ豆腐店』 の廃業を惜しむ記事で
ある。

ホンダさんの祖父が,1917年に日本製の豆腐製造設備を導入して開業
して以来,三代にわたって家業を引き継ぎ,地元の人々に 『日本の味』 を
提供してきたが,最近になってボイラーの具合が悪くなり,設備更新に要する
費用が莫大となることから,廃業を決心したのだという。

記事とともに掲載されている写真からは,ホンダ夫妻の,やるべきことは
やったという満足感と,創業100年を目前にして廃業しなければならない
無念さが混在している表情が見て取れる。

われわれは,『ホンダ豆腐店』 のものではなかったが,ホノルル滞在中に
日本の味が恋しくなり,スーパーマーケットで木綿ごしの豆腐を買ってきて,
ワサビと醤油で食べた。豆腐の本来の,大豆の素朴な味がして美味であった。

『ホンダ豆腐店』 の豆腐も,きっと良い味を出していたに違いない。
だからこそ,近所の人々に愛されたのであろう。
店頭に掲げられた,廃業を知らせる 『お詫びと感謝』 のメッセージボード
が淋しげである。

ハワイ旅行の高揚した気分と,日本の味を約100年間提供し続けた老舗が
一つ消えてしまったという話を知った寂しい気持ちが相まって,何とも複雑な
想いで,東京行きの機内に入った。

( ハワイ旅行記 ・ 記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1117359.html?m=l

(了)

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ワイキキの中心部にあるホテル Moana Surfrider A Westin Resort and Spa は,
ワイキキ最古のホテル,最高級ホテルの一つとして有名である。
http://www.moana-surfrider.com/

われわれの滞在するホテルから1ブログのところに位置する,このホテルには,
その歴史を回顧する資料を展示している "MOANA MUSEUM" があり,自由に
見学できるというので,出掛けてみることにした。

展示物を観ていくうちに,興味深い資料に出会った。(上記画像)
画像が不鮮明で残念であるが,このホテルからラジオで中継放送されていた
"Hawaii Calls" というハワイアン音楽の番組があったらしく,その内容に関する
文書である。1952年6月21日放送分に関するもので,番組のディレクターが
サインしたものであろうか。

その中の一部に,次のような文面を読み取ることが出来る。
  Today's broadcast goes to the Mutural Broadcasting System, the major originating
  network ; and to the Canadian Dominion Network ; Armed Forces Far East Network
  ( Korea - Japan - Okinawa ) ; NHK National Network of Japan ; Australian network ;
  Midnight Sun network ( Alaska ) ; Inter Island Network ( Hawaii ) ; Mexico through
  XEBP ; Shortwave to South Africa, Asia, New Zealand, Oceania ; Voice of Freedom
  shortwave channels to Europe and Latin America. In all, more than 700 radio stations
  around the world.

この文書からは,"Hawaii Calls" という番組が FEN (韓国,日本,沖縄) や NHK
でも中継放送されていたことを,窺い知ることが出来る。
帰国後,ネット情報を検索してみると,ウィキペディアでは次のように解説している。
邦文 : https://ja.wikipedia.org/wiki/ハワイコールズ
英文 : https://en.wikipedia.org/wiki/Hawaii_Calls

( ハワイ旅行記 ・ 記事一覧 )
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娘のハワイ・ウェディングが無事に済んでひと安心している義妹家族と一緒に,
バスに乗って,ドール・パイナップル園に出かけた。期待したほどの施設では
なかったので,採りたてのパイナップルをたっぷり食べた後は,再びバスで,
その先にある,小さいながらもオシャレな町 North Shore に行って,ランチを
食べることにした。

街の中心部でバスを降りて,ウィンドウショッピングをしていると,義妹がお気に
入りのバッグを見つけた。店内に入ると,そこはチベットの民芸品を売っている
店だった。

わが連れ合いと義妹が品定めをしている間,時間を持て余してブラブラして
いると,若い店主が話しかけてきた。
店主の父親はチベットで仕事をしていたが,民族弾圧に耐えきれず,ネパール
に逃げて,そこで大学教授になったこと,息子の店主は大学は出たものの
父親と同じ仕事に就くことはせずに,チベット文化を世界に紹介したいと考えて
ハワイにやって来たことなどを語ってくれた。

『ダライ・ラマを知っているか』 と言うので,『もちろん,知っている。彼は今年,
80歳の誕生日を迎え,特別インタビューがVOAやRFAで放送されるのを聴
いた』 と応え,『あなたはVOAやFRAを知っているか』 と尋ねてみた。
すると,彼は,『チベットでも,ネパールでも,沢山の人々がVOAやRFAを
聴いているようだ』 と言う。
思わぬところで,ラジオ談議,ダライ・ラマ談義で盛り上がった。

この店の関連サイトは次のとおり。
http://www.yelp.com/biz/ocean-queen-himilayan-handcraft-tibetan-shop-haleiwa

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ハワイで,鉄道が走っているというので,訪ねてみた。
往復約21キロを時速24キロで走る。折り返し地点での休息時間を入れて,
約1時間半の鉄道の旅である。車両は,ディーゼルエンジンで動いているが,
以下,便宜上 『電車』 と表記する。

『オアフ鉄道・土地株式会社 (Oahu Railway & Land Company -O. R. & L. CO.)』
が開通したのは1889年で,砂糖きびを運搬していた。
様々な歴史を経て,1947年に一旦幕を閉じるが,朝鮮戦争やベトナム戦争の
時代には軍用電車が走り,最後の軍用電車が走ったのは1968年だったという。
1970年には,ボランティア団体 "Hawaiian Railway Society" が設立されて,現在
の24キロを保存することになった。

ホノルルからバスを乗り継いで,乗車地点に到着しても,客車と貨物車輌の
スクラップ置き場のような一角が見えるものの,フェンスに小さな看板がかかって
いるのみで,到底観光施設とは思えないようなところである。

十数人の先客がいたが,皆んな自家用車でやって来たようで,バスから降りた
のはわれわれ夫婦だけだ。切符売場に行くと,日本人の女性が日本語で迎え
てくれた。この日は,日本人客の姿は見えなかったが,時々グループで訪れる
ツアー客がいるという。

乗車料金は,大人12ドルのところ,シニア割引きで8ドルである。
改札では,乗車の日付印を押して,ハサミを入れる。
文字どおりのオープンデッキ車輌で,お客は背中合わせの木製長椅子に,順番
に座る。ガイドが途中の風景や施設を案内する。ゴルフ場や戸建て別荘地帯を
通るが,プレーヤーや住民は大きく手を振っている。こちらの乗客も手を振って
応える。

踏切に近づくと,電車がいったん止まり,車掌が下車して信号手に早変わり,
遮断機を降ろして,車を止める。車のドライバーも電車に向かって,手を振って
いる。

電車から眺めれば,馬の放牧場あり,綺麗なゴルフコースあり,華やかなアウト
レットあり,砂糖きび畑あり,そして,コオリナ・リゾートのホテル群と海岸線を走る,
のどかな1時間半の旅である。

The Hawaiian Railway Society のホームページは次のとおり。
http://www.hawaiianrailway.com/

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旅先で,スーパーマーレットに行って買い物をすれば,その街に住んでいる
人々の生活の一端を知ることができ,興味深い。その街にある大学に行って,
食堂や売店を覗いてみるのも面白い。

『自分のお土産』 は,いつも,大学の売店で買う文房具である。
今回は,ハワイ大学を訪ねて,A5版のノートと4cm四方の付箋を購入した。

このノートは100%再生紙で,環境に優しいグッズである。リングに沿って
ミシン目が入っていて,一枚づつ切り離すこともでき,旅のメモ帳として重宝
する。

付箋は1200枚パックである。今どき,ラジオの音声をMDに録音収集して
いるのは珍しいと思うが,それを実際に行っている者にとっては,この付箋
が欠かせない。何回も音声を入れかえるので,剥がし易い付箋は,MDの
ラベル代わりとして重宝していて,何枚あっても多過ぎることはない。

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ハワイのフラダンスは有名である。ポリネシアン文化センターをはじめ,
高級ホテルのでディナーショーなどで,観ることが出来る。前者は,街の
中心部からは相当離れており,ショーは夜間に行われるため,地元の
ツアーに加わるのが安全である。後者は,豪華な食事とセットである。
何れにしても,おカネがかかる。

ところが,毎週金曜日行なわれる青空コンサートで,商業化されていない
本当のフラダンスを観ることが出来るということを,ガイドブックの小さな
囲み記事で知った。

ホノルルのダウンタウンにあるイオラニ宮殿の横の芝生で,毎週金曜日
正午から,Royal Hawaiian Band による "Iolani Palace Concert" と銘打った
歌と楽器演奏とダンスのショーが開かれる。
http://www.royalhawaiianband.com/
http://www.rhb-music.com/

開会時刻が近付くと,市民が,中には,われわれのような観光客も見受け
られるが,三々五々集まってくる。バンドメンバーは既に音合わせに入って
いる。
観客は,倉庫横に立てかけられている折り畳みイスを,自分で運んできて,
バンドを半円形に囲むように座る。日差しが強いので,大きな木の影が
できるところに座るのがコツである。時間の経過とともに,木の影が移る
ので,先を読むことも必要である。

定刻には,100名ほどの観客が集まってきた。
歌も演奏も素晴らしいものだったが,何と言っても,優雅に踊るフラダンスは
これまで観たことがないほどのもので,全ての観客を魅了し,大きな喝采を
浴びた。

商業的なショーのように,歌や楽器演奏で大音響を轟かすこともなく,火を
使ったパフォーマンスもなく,ある種の華やかさもなく,地味な感じではあるが,
静かに,しかし,力強いバンド演奏は,聴くものの心に響き,流れるような
フラダンスの踊りは観るものの心を癒してくれる。

なお,ショーの一例は,2014年のものを,次のサイトで映像を視ることが
出来る。
https://www.youtube.com/watch?v=h7_e5hmhaa4

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今回の旅行で実現したいことの一つに,トラベラーズチェックを現金化する
ことがあった。20ドルと50ドルを合せて,50枚ほど使い残したままである。

1970年代後半に,1ドル=240円前後で購入したと記憶している。当時は
まだ,今日ほどクレジットカードが一般的でなかった時代である。その後,
トラベラーズチェックのデザインが変更され,ホログラムもつくようになった
ため,旧式のものに希少価値があるように思われた。更に,全く意味のない
ことなのだが,このデザインが気に入っていて,加えて,240円も出して購入
した 『高価なもの』 を手放したくないという気持ちもあった。

しかし,現在では,海外に出ても,ほとんどカード決済となってしまい,この
まま旧式のトラベラーズチェックを持っていても,宝の持ち腐れになり兼ね
ない。この際,一枚だけ,想い出にとって置いて,残りは全て現金化しよう
と考えた。

バング・オブ・ハワイの本店に行って,『これを現金化してほしい』 と頼むと,
『当行に口座を持っていなければダメ』 と断られてしまった。
ホノルルの街にアメリカン・エクスプレスのオフィスはないかと探したところ,
ある有名ホテルの一角にオフィスを構えていることが判り,そこでは現金化
できるだろうと思われたが,残念ながら訪ねる時間がなく,叶わなかった。

今回の旅行で,実際にトラベラーズチェックを使ったのは,レストランで支払った
1回だけで,次回の旅行まで,懸案の解決はお預けとなった。

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観光名所のひとつ,ダイアモンドヘッドに登ってみた。
麓までは,これまでも何度か行ったことがあったが,今回は思い切って,山頂を
目指すことにした。最初は坦々と歩くことが出来たが,次第に険しい山道を進む
ことになり,何度も何度も休みながらの難行で,老体にはちょっと辛い。

しかし,頂上から眺めるワイキキの海岸とホテル群の眺めは壮観である。
下山する途中,ふと下界に目をやると,遥か向こうに真っ直ぐな白い線が見えた。
カメラの望遠で迫ってみた。一直線の坂道である。

十数年前,ニュージーランド・ダニーデンの町で訪ねた,世界一急な坂道と言わ
れている 『ボールドウィン・ストリート』 とそっくりである。
ハワイにも,同じような坂道があることに驚く。

ネット検索してみたところ,この坂道は 『ウイルヘルミナ ライズ』 という名称の
通りだということを紹介しているサイトがあった。引用をお許し願いたい。
この通りから眺める,反対側に位置するダイアモンドヘッドも素晴らしい眺めだ。
https://hawaii2.wordpress.com/2012/04/18/wilhelmina-rise/

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ホテルの部屋で,ベッドに仰向けになり,何気なく天井を眺めていると,
スプリンクラーの横に何かのステッカーが貼ってあるようだ。良く見ると,
赤色で,ハンガーの絵にバッテン印がついているステッカーである。

信じられないことだが,スプリンクラーの突起部分に洗濯ものなどの
ハンガーを掛けてしまう宿泊客がいるのだろうと思われた。
それにしても,もし,それを経験したお客がいたとしたら,ハンガーを
掛けた途端に,消火水が撒き散って,水浸しとなり,大騒ぎになった
のではないかと,想像しただけでもゾッとしてしまう。

現役で勤めていた頃,消防法と言う法律に基づく 『防火管理者』 を
務めたことがあり,そのとき,防火扉とスプリンクラーと煙感知機には,
絶対に触れてはならないことを,初めて知ったので,他人様のことは
言えないが ・・・。

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ハワイの 『スパムおにぎり』 は有名らしい。
HCJB日本語放送は今年8月,戦後70年特集のひとつとして,ハワイ生まれの
日系二世,柳橋実さんのインタビューを放送した。柳橋さんは,インタビューの中
で,真珠湾攻撃の前後から,ハワイの日系人の間では,食糧も乏しくなってきた
ので,『おにぎり+海苔巻き+SPAM (米軍用ハム缶詰)』 をあわせた軽食
『スパムおにぎり』 が広まりました,と語った。
http://japanese.reachbeyond.org/Messages/Archives/ProgramNote8_2015-1.pdf

HCJBの番組で,『スパムおにぎり』 というものを初めて知り,ハワイに到着後,
スーパーマーケットで買ってきて,食べてみた。味はイマイチであった。スーパー
の冷蔵ケースにあったものを,そのまま食べたのが良くなかったようだ。

翌日,別のスーパーで,温蔵ケースに並んでいるものを買ってきて食べたところ,
前日のものより,多少は美味しく感じられた。
食する人々の好みにもよると思うが,『話のタネ』 として,一度は食べてみる価値
はあるかも知れない。

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