満席に近く,やむなく,4人席のテープに1人で座っているビジネスマンと思わ
れる男性に,簡単な英語で声をかけて,相席にさせてもらった。
われわれ夫婦が日本語で話しているのが分かると,彼は 『日本の方ですか』 と
尋ねてきた。最初に相席を頼んだ時は,彼を日本人だと思わなかったので,
日本語で話し掛けられてビックリしたが,日本人同士と分かり,お互いいろいろと
話をしながら,食事をした。彼は,ソウルとテグで,仕事の打ち合わせと技術指導
を終えて,お昼前の便で東京に帰るのだという。
ホテルから金浦空港への無料シャトルも,彼と一緒になった。
彼は,直ぐに搭乗手続きに向かったが,われわれは午後の便に乗るので,空港内
のレストランで,ゆっくりと昼食を食べることにした。
今回の旅行では,『お粥』 を一度も食べていなかったので,ここで 『アワビ粥』 を
注文することにした。『アワビ粥』 は,色合いは,必ずしも美味しそうには見えない
が,実際に食べてみると,本当に美味しかった。
正しい食べ方がわからないので,生卵に醤油をたらし,少しだけお粥にのせて
食べたところ,ケッコー美味しかった。お粥にのっている松の実と白ゴマも風味
満点ある。添えられた漬物も美味である。
『終り良ければ,すべて良し』 などと言うが,韓国旅行の最後の食事で,美味なる
『アワビ粥』 に出会うことができ,大満足で帰国の途に就いた。
- 了 -
『韓国旅行記』 一覧は,次のとおり。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1126963.html?m=l