(旧)国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

カテゴリ: 韓国旅行記

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帰国する日の朝,ホテルのレストランで朝食をとった。ビュッフェ形式の朝食で
満席に近く,やむなく,4人席のテープに1人で座っているビジネスマンと思わ
れる男性に,簡単な英語で声をかけて,相席にさせてもらった。

われわれ夫婦が日本語で話しているのが分かると,彼は 『日本の方ですか』 と
尋ねてきた。最初に相席を頼んだ時は,彼を日本人だと思わなかったので,
日本語で話し掛けられてビックリしたが,日本人同士と分かり,お互いいろいろと
話をしながら,食事をした。彼は,ソウルとテグで,仕事の打ち合わせと技術指導
を終えて,お昼前の便で東京に帰るのだという。

ホテルから金浦空港への無料シャトルも,彼と一緒になった。
彼は,直ぐに搭乗手続きに向かったが,われわれは午後の便に乗るので,空港内
のレストランで,ゆっくりと昼食を食べることにした。

今回の旅行では,『お粥』 を一度も食べていなかったので,ここで 『アワビ粥』 を
注文することにした。『アワビ粥』 は,色合いは,必ずしも美味しそうには見えない
が,実際に食べてみると,本当に美味しかった。

正しい食べ方がわからないので,生卵に醤油をたらし,少しだけお粥にのせて
食べたところ,ケッコー美味しかった。お粥にのっている松の実と白ゴマも風味
満点ある。添えられた漬物も美味である。

『終り良ければ,すべて良し』 などと言うが,韓国旅行の最後の食事で,美味なる
『アワビ粥』 に出会うことができ,大満足で帰国の途に就いた。
                                           - 了 -

『韓国旅行記』 一覧は,次のとおり。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1126963.html?m=l

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ホテルの近くにデパートがあり,その地下にスーパーマーケットが併設されて
いたので,帰国の前日に,お土産の調達に出掛けた。

一通り買い物が終わり,地上に出ると,向い側のビルの1階にあるお店に
長蛇の列が見えた。何を買うために並んでいるのだろうと思い,冷やかし
半分で,行ってみた。勤め帰りの人あり,隣接の団地に住んでいると思わ
れる人あり,といった感じで,どうやら夕食を買っているように思われた。

お店のショーウィドウをみると,日本食中心のレストランのようで,店内で食べて
いる人もいるが,多くの人たちは,通りに面した窓口で,テイクアウトを注文して
いる。

メニューの写真では 『太巻き寿司』 が美味しそうに見えたので,味は 『ダメ元』
を覚悟で,2人分を買って,ホテルに帰ることにした。隣のコンビニで,韓国ビール
を買った。

韓国旅行の最後の晩餐は,ホテルで,太巻き寿司とビールである。予想に反して,
寿司の味は日本人好みで,上々である。もしかしたら,お店のオーナーか調理師
が日本人なのかも知れないと思われた。
テレビに映ったNHK-BSは,『舛添東京都知事が辞任』 を伝えていた。

『韓国旅行記』 一覧は,次のとおり。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1126963.html?m=l

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青瓦台の見学は,庭園,青瓦台本館,迎賓館を回ると,一応終りとなる。
その後は,希望者だけ,隣接する 『七宮』 を見学することが出来る。

われわれの見学時間帯で 『七宮』 見学を希望したのは,わが夫婦だけ
だったようで,ずうっと青瓦台見学に付き添ってきた警備スタッフが,
連れて行ってくれた。入口の門前で,韓国の民族衣装をまとった女性
ガイドが待っていて,日本語で案内してくれた。

『七宮』 には,朝鮮王朝時代の王様を産んだ7人の側室の位牌が納めら
れているという。詳細は,次の観光案内サイトで解説されている。
http://japanese.korea.net/NewsFocus/Culture/view?articleId=122459

『七宮』 の見学が終わると,青瓦台から連れてきてくれた警備のスタッフが
待っていた。
首にかけていた,見学者名札ホルダーを返すと,彼はズボンの後ろポケット
から,われわれのパスポートを取り出して,返してくれた。

『韓国旅行記』 一覧は,次のとおり。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1126963.html?m=l

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青瓦台見学と言っても,建物の内部に入ることは出来ない。青瓦台の敷地内を
外回りするだけである。それでも,北岳山をバックにして威容を誇る青瓦台本館
正面に立つと,テレビニュースで良く目にする風景ではあるが,厳粛な気持ちに
なる。

青瓦台は,韓国語で 『チョンワデ』,英語で 『ブルー・ハウス』 と呼ばれるが,
その名の通り,青色の瓦屋根がのっている韓国風の建築物である。

『風水』 の思想によれば,青瓦台がある場所は,昔から吉地とされる地域で,
遠い昔は高麗王朝の離宮があったり,李氏朝鮮時代は王妃たちが住む宮殿が
あったという。また,日本統治時代には,日本は建物の大部分を破壊し,そこに
朝鮮総督府の官邸 (日本館) を新築した。その建物は,戦後の米軍政下では
軍政長官官邸として使用されるなどしたが,1993年に取り壊された。
現在の青瓦台本館の建物は,それに先立つ1991年に新築された。

見学コースは,庭園,青瓦台本館,迎賓館などの順に回るが,写真や動画の
撮影ポイントは限られていて,指定の場所以外で撮影すると,係員から注意
される。

庭園は,手入れが行き届いている様子で,緑が美しく,珍しい花々も咲き誇って
いる。ガイドさんは,朴槿恵 (パク・クネ) 大統領も,朝早く,この庭園を散歩する
ことがあると説明していた。

青瓦台の見学の詳細については,韓国観光情報サイトで解説されている。
http://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=2428

『韓国旅行記』 一覧は,次のとおり。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1126963.html?m=l

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今回の韓国旅行では,ソウルでは,国会議事堂と青瓦台 (大統領官邸) を
見学することが目的だった。

国会議事堂は国会の開会日程などから,青瓦台は外国要人の訪問日程など
から,一般観光客が見学できる日程は限られていて,見学はインターネットの
特設サイトから申込むことになっている。

青瓦台の見学申し込みサイトは英語で構成されているが,仲々スムーズには
画面が進んで行かずドタバタ操作しているうちに,ダブルブッキングしたことに
なってしまったようで,『今後3ヵ月以内は見学申し込み拒否』 とされてしまった。

すっかり気落ちしてしまったが,気を取り直して,青瓦台の担当者宛にメールを
書き,『初めての経験ゆえ,申し込み手続きに失敗したが,私の入力情報を全て
削除して,初期状態に戻してほしい』 とお願いしたところ,翌日には,見学の
申込みは正常に行なうことができ,予約確認書を印刷した。

青瓦台から少し離れたところあるビジターセンターに,見学時間の30分前に
集合し,窓口で予約確認書とパスポートを提出して,見学予約者名簿との照合を
受ける。照合が済むと,バスに乗り込むよう指示される。われわれが申込んだ
時間帯には,20名ほどの見学者がいるようだ。ほとんどが韓国人だが,中国や
アジア系の人たちも数名いる。

青瓦台の見学者用入口を入ると,先ずは,セキュリティチェックを受ける。
デジカメを持っていたたため,『シャッターを押してみろ』 と指示されたので,
警備員の方に向けてシャッターを押したところ,『ダメ,ダメ! 自分の足元,
下に向けてシャッターを押せ』 と言われた。なぜなのか,未だに謎が解け
ないでいる。

セキュリティチェックが済むと,係員が 『日本人ですか』 と言うので,『はい』 と
答えると,日本語で書かれた注意書きカード,見学者名札ホルダー,日本語
音声ガイド装置とイヤホンが渡され,それと引き換えにパスポートを係員に
預けるよう指示される。

われわれのグループの他,韓国人の団体客の大勢が一緒になって,プレス
センターでガイダンスを受ける。映像による案内が終わると,お土産とボトル
ウォーターが渡される。お土産は,韓国の民芸風の財布である。

『韓国旅行記』 一覧は,次のとおり。
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約1週間ぶりに,ソウルに戻ると,何か懐かしい想いさえしてくる。
金浦空港に近く,空港まで無料シャトルを出してくれるというホテル
を選んだのだが,一つのフロアに7室,15階建ての小さなホテルで,
洗練されたデザイナーズホテルと言った趣きである。われわれには,
どこか似つかわしくなく,落ち着かない。

部屋の壁は,コンクリートの打ちっ放しで,20センチほどの隙間を
確保して,木製の格子が設えてある。壁と格子の間の空間に,上下
から間接照明が照らされていて,和風の趣きもある。

洗面台は,古代の水瓶を連想させる。
シャワー室と別にあるバスタブは,大きな卵の殻か貝殻を連想させる。
トイレは,ウォッシュレットであるのは有難いが,中に入ると灯が点く
ものの,暫くすると,消えてしまう。センサーが付いているようで,少し
身体を動かしたり,手を軽く振り回したりすると,再び点灯する。

とは言え,このバスタブだけは,大きく,深いので,ゆっくりとお湯に
浸かることができ,最高である。リゾート地のホテルのように,この
バスタブが窓側にあり,外の風景を眺めることが出来れば,更に
贅沢な気分になれるのだが,都心のホテルにそれを求めるのは,
無理であろう。

一昔前は,ホテルでインターネットに繋ぐと別料金を取られるなどと
言う話を聞き及んでいたので,パソコンを持参することは諦めていた
が,最近は,どこのホテルでも,無料で無線やケーブルを使って
インターネットに接続できるようになり,助かる。

短波放送を聴いていて,どこの放送か分からない時などは,インター
ネットで周波数検索すれば,放送局名を推定することが出来る。
もはや,分厚いWRTH (World Radio TV Handbook) を持ち歩く必要
がなくなったのは有難いことだ。

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1週間滞在したテグ (大邱) の街とも,お別れする時が来た。
新幹線KTXに乗って,ソウルに向かった。

それまでに何回もKTXに乗っていたのに,全く気が付かなかったが,
KTXは左側通行で走っている。韓国では,車や電車は右側通行では
なかったのか。

ネット検索してみると,韓国の鉄道事情には,日本の統治時代の影を
落としていること,韓国の新幹線KTXにはフランスの鉄道技術が導入
されていることなど,これまで知らなかった様々な歴史的背景を知る
ことが出来た。これから,更に詳しく調べてみたいと思っている。

韓国の新幹線KTXに乗ると,途中の停車駅で,在来線も含めて,様々
なデザインの電車に出会うことが出来る。実は,日本の新幹線の極端
な流線形にこだわったデザインは好きではないので,韓国の新幹線や
在来特急のデザインを目にすると,ホッとする部分もある。

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テグ (大邱) の街には,韓方薬の強い香りが漂う地域がある。
『薬令市』 と呼ばれる地域で,昔の韓方薬の調剤士たちの像が座る
薬令門を入ると,約1キロの通りがあり,薬局や薬問屋と思われる
店が軒を連ねている。起源は朝鮮王朝時代に遡る,歴史ある薬剤
市場だという。

薬令市の一角に,韓方薬の博物館があるのだが,われわれが,この
地域を訪ねた日は,残念ながら休館日にあたっていた。

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テグ (大邱) の街の中心駅は,在来線の大邱駅から新幹線KTXが停車
する東大邱駅に代わりつつあり,目下,東大邱駅ビルの建築が進行中で
ある。この駅は地下鉄との乗換駅でもあるので,われわれは頻繁に利用した。

現在は工事中のため,地下鉄から一旦は外に出てから,新幹線の駅に
進むのだが,その新幹線駅の入口付近に,朝から晩まで,『焼き栗』 を
売る老齢の女性たちが並んでいる。

その人たちに混じって,働き盛りの年齢と思われる人たちが地面に座って,
紙のコーヒーカップを前にして,助けを求めている。朝と夕方では,違う人
が座っていることもあるので,様々な事情を抱えた人たちが,入れ代わり
立ち代わり,やって来るのであろう。

こう言った光景は,ソウルでは見なかったように思うので,首都に住む
人々と地方都市に住む人々との間には,かなりの経済的格差が生じて
いるのではないかと思われた。

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大邱 (テグ) で滞在したホテルの隣に,小さな焼肉店があったので,
何回か夕食で世話になった。2階建てのビルの2階部分は住居,1階の
半分は精肉店,あとの半分が焼肉レストランとなっていて,14~15人
分の席がある。

メニューは全て韓国語,店の主人も奥さんも韓国語しか話さないので,
何もわからず,われわれが店に入っても,お互いにニコニコするだけで
ある。
精肉店エリアでは主人が忙しく,お客の注文に応じている。お客が途絶
えたところで,精肉店エリアに行き,ガラス張りの陳列ケースに並ぶ各種
の肉の中から,幾つかの種類を選び,重さを告げて,テーブルに運んで
もらう。

ある日は,奥さんの妹さんと思われる女性がお店の手伝いをしていて,
彼女が肉の焼くのを教えてくれた。別の日に行った時には,夫婦の
どちらかの母親と思われる女性が手伝いに来ていて,彼女が手取り
足取り,肉の焼き方,食べ方を指南してくれた。
いつものことながら,肉を,ナイフや包丁ではなく,ハサミで切る習慣・
流儀には,驚いてしまう。

われわれは,日本製の 『焼肉のたれ』 を持参していたので,それを
かけて,付け合せの青野菜や香菜と共に食べた。辛いキムチなどは
苦手だが,焼いたニンニク,ダイコンや玉ネギの甘酢漬けは,大好物
で,美味である。

他の客の真似をして,われわれは,店の奥にあるガラス張り冷蔵庫に
ある韓国ビールを,自分で勝手に取り出して,テーブルに運んで来て
飲んだ。もちろん,代金は支払う。
韓国ビールは 『薄い』 という評判も耳にするが,焼肉には合っている
ような気がする。地元の人たちは,ビールよりも,焼酎を飲んでいる人
が多いように見える。

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